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明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。

2011年 元旦

というわけで、いよいよ2011年の幕開けです。
技術的な観点から語らせて頂きますと、まず機能的には熟している
ガラケー(フィーチャーフォン)の高性能化、それに対して機能が足らない
スマートフォンの高機能化、というのが2011年、
大きく注目されるポイントなのではないかと思います。
androidも2.3が発表されている中、今現在世の中では2.1のスマートフォンも出回っています。
使うユーザーにとってはバージョンを気にする人など少ないとは思いますが、
androidの場合はバージョンが上がる毎にかなりの機能強化が図られているため、
見逃せない部分でもあるのです。
また、ガラパゴスケータイならぬガラパゴススマートフォンの登場にも期待を寄せつつ、
これからの携帯市場がどのように変化していくのか、行方を見守りたいところです。

一方、yamaのページ関連やソフトウェアについては、2010年に大改造を成し遂げ、
多くの方々にソフトウェアをダウンロード頂き、
少しでも役に立つことが出来たのではないかと感じています。
今後もこのようにソフトウェアを通じて、
皆様にコンピュータのすばらしさというものを伝えていきたいと思います。

それでは、今後ともよろしくお願い致します。

「振り返る日常」 管理人 yama
「本気のauをお見せしたい」

KDDIが10月18日に開いた2010年秋冬・11年春モデル発表会は、
プレゼンテーションのほとんどの時間をスマートフォン関連の内容が占め、
従来型携帯電話(フィーチャーフォン)の紹介はわずか5分間だった。
auは元気がないほしいものがない昔はよかった
などと言われてきた。
これはほとんど、スマートフォン発売の遅れによるものだ。」
12月に新社長に就任する田中孝司専務はこう話し、
スマートフォン分野での遅れを一気に取り戻す構え。
来年度は新機種半数以上をスマートフォンにしていくという。
もう一度、みんなが期待できるauにしたい。
auは今日から変わると分かってもらえれば。
いつもは発表会の度にスレが葬式になる2chだが、今回はあまりならなかった模様。
Ustreamによる生中継でも、平日午前のビジネスタイムにもかかわらず
1万人以上が同時視聴。期待度の高さをうかがわせた。

1.今後のauを決める5つのポイント
<新機種>
・国産スマートフォン
外国のものそのまま輸入で楽に儲ける他社とは大違い。
android2.2でFlash10も見れる!
ニコ動やYouTubeもパソコンと同じ画面で見れる!
AdobeとケンカしてFlash 10見れないiPhoneとは大違い。
ワンセグお財布搭載でiPhone対抗!
外国人は機能を求めるが、日本人は使いやすさを求める。ここが洋と和の大きな違い。
日本独自機能で勝負をかける試金石スマートフォンを
auがライバル他社に先駆けていち早く発売!
これでandroidの未来が決まる!

<新サービスの普及促進>
・マルチキャリア
通信速度が理論値3倍速くなる!
(一部地域・理論値:受信最大9.2Mbps、送信最大5.5Mbps
それ以外の地域でも理論値2倍の高速化!(受信最大6.1Mbps、送信最大3.7Mbps)
他社既存の3G高速通信サービスよりも一番速い! 一番広い!(対応エリア)
※他社既存の3G高速通信サービス
キャリア サービス名称 受信最大速度 送信最大速度
au WIN HIGH SPEED 9.2Mbps 5.5Mbps
ソフトバンク 3Gハイスピード 7.2Mbps 1.4Mbps
ドコモ FOMAハイスピード 7.2Mbps 5.7Mbps
au従来 - 3.1Mbps 1.8Mbps
大幅な基地局新設などを必要とせず、基地局のソフト更新と対応端末の
整備だけでKDDIにもユーザーにもメリットのある一石二鳥を実現。
4Gまでの「つなぎ」と関係者も明言するマルチキャリア!
※公式サービス名は「WIN HIGH SPEED」だが、本記事では長いのでマルチキャリアと記述。
また、あくまでも理論値であるため、実際の利用で
必ずしも2倍、あるいは3倍速くなるとは限らないので注意。

・スナドラ
スナドラとは、スナップドラゴン(Snapdragon)の略。
米クアルコム社が開発しているモバイル用CPU(中央処理装置)のこと。
第1世代は2007年に発表された。
1GHzのCPUでサクサクに!
ちなみに今までのCPUは300MHzだったので理論値約3倍の高速化!
ネット中のページの移動速度、データフォルダの
写真一覧を開く速度、Eメールメニューを開く速度、すべてがサクサクに!
ガラパゴスケータイでスナドラ搭載をアピールしているのは今現在auだけ!
※スマートフォンの一部に800MHzのスナドラが搭載されているもの(IS05)が
ありますが、フィーチャーフォンのスナドラはすべて1GHzです。
※スナップドラゴンの世代
(11/25追加:かなり専門的な話なので、興味のない方はすっ飛ばして下さい)
チップセット名 世代 プロセスルール 採用機種
QSD8650 第1世代 65nm IS05以外のスナドラ搭載全機種
QSD8655 第2世代 45nm IS05
スナドラは現在までに2種類あり、auでは第1世代が広く採用されている。
第2世代はプロセスルールを微細化したバージョンアップ版であり、
来春発売のIS05だけの採用ということで、進化による効果が
大きければ他の端末にも拡大していくのだろう。
一般的にプロセスルールの微細化によって、製造コストが下がり、
低消費電力になることで動作クロックを上げることが出来るとされている。
しかし、動作クロックの上昇はリーク電流(絶縁されている部分に電流が漏れ出すこと)の上昇も
招き、発熱の原因となってしまう。これで失敗したのがパソコンのPentium 4というCPUである。
第2世代スナドラの搭載は、バッテリー持続時間の上昇という点で
ユーザーにも大きなメリットをもたらすため、期待が高い。

・スナドラ×マルチキャリア
両方搭載しているフィーチャーフォン、スマートフォンもあり。
スナドラとマルチキャリアの相乗効果により、マルチキャリアの高速通信を
最大限生かせるようになり、ケータイ生活がさらに快適に!
この二つの高速化技術はケータイの毎日使う機能の基礎的な処理を高速化するものであり、
例えば一分一秒を争う電車の乗換の表示などにおいても高速に表示できるため、
日常の身近な操作で高速というメリットを実感することが出来るはずである。

・Wi-Fi(ワイファイ)
無線LANの電波を拾って高速インターネット!
適当にBUFFALOなどの無線親機を買って電波を飛ばせば、パケ代無料!
これによってさらなる家ナカ通信を加速させ、KDDIにとっては
本来期待できる通信料収入が犠牲になる可能性。
(所詮定額だから、といってもWi-Fi以外の通信が少なければ定額の上限に達しない場合もあり、
積極的にWI-Fiを利用すればパケット料金も少しは下がる)

・Skype(スカイプ)
スカイプとKDDIがアジアで初の戦略的包括提携を締結!
しかもauの回線を使う回線交換方式で通話も高品質!
(回線交換方式による提携はスカイプにとっては世界で3社目)
以前から予告されていた「禁断のアプリ」はスカイプだった!
しかもスマートフォンのスカイプ搭載は当然のこと、
ガラパゴスケータイ(フィーチャーフォン:従来型の携帯電話)にもスカイプ搭載断言!
これでどうなるか?
-スカイプ同士の通話は無料であるため、
KDDIにとっては本来期待できる通話料収入が犠牲に。
iPhoneなどでも普通にスカイプ使えますけど?
-これらはすべて公式アプリ。auで提供されるスカイプのアプリは、消費電力の低減などの
独自の調整を施したau専用のアプリ。しかも回線交換方式なので音質もいい。
これが他のスカイプアプリとは違う大きなメリット。
「新しい時代に、新しいアプリを提供したい」(増田本部長)
「Skype同士の通信は無料、という前提は守って決めていきたい」(田中専務)
社内でも異論が上がったそうだが、若者の心をつかむには、
Skypeとの連携は欠かせないと判断したのだろう。
11月8日に、Skype auの料金が以下のように発表された。
発信元 着信先 形態 料金
Skype au Skype au 発信 0
Skype au 他のSkype 発信 0
Skype au 海外の固定電話・携帯電話 発信 Skypeクレジットで支払い
(Skype社から購入)
Skype au 国内の固定電話・携帯電話 発信 Skype auでは利用不可
(普通に携帯から発信する)
他のSkype Skype au 着信 0
Skype auから他のSkypeについて、課金がされるのではないかと多くの
ユーザーの間で思われていたが、2011年11月30日まではこの料金ということで、
auの本気度を見せつけられたユーザーも多いのではないだろうか。

・Wi-Fi×スカイプ
フィーチャーフォンにスカイプが搭載されるのはもう少し先になるため、
両方を叶えることが出来るのはしばらくスマートフォンだけになりそうだが、
高速インターネットが出来る上に友達との高品質な通話が無料で出来るなら、
よりパソコンとの距離が近くなっていくような気がする。
パソコンで出来ないこと、それが通話。でも代わりに通信は速い。
パソコンで出来ることの全てが出来なくても、その機能を抑えて
いいとこ取りをしたのがスマートフォンであると考えると簡単だろう。
要するに、普通にパソコンでネットサーフィンが出来る人なら、
スマートフォンも使いこなせるはず!
ということ。
この二つは、経営陣にとって魅力的なものではなく、
どちらかというと顧客にとって魅力的な存在。
KDDIは本来期待できる通信料・通話料収入が減るという意味でも
「捨て身の作戦」でiPhoneに奪われたシェア奪回を狙う!

・KCP+とKCP 3.0
これほどまでに猛烈にフィーチャーフォンの
共通プラットフォームを宣伝しているのもauだけ。
KCPはフィーチャーフォン用の共通プラットフォーム。
現在のところ、スマートフォンにはandroidを採用しているため、KCPは関係ない。
初期のKCP+は不具合だらけでフリーズ当たり前の
トロトロでユーザーをイライラさせたらしいが、最近は改善されつつあるそうで。
で、そのイメージを完全に払拭すべくスナドラ搭載のKCP3.0を投入!
KCP+に比べソフトウェアに変わりはないが、ハードウェアの共通部分を増やしたとか。
2005年5月~ KCP
2007年10月~ KCP+
2010年5月~ KCP3.0
早くから統一プラットフォームの導入に着手し、端末メーカーの負担軽減を模索してきたKDDI。
それがメーカーによる独自開発を加速させ、
現在の携帯の高機能化に結びついているのかもしれない。
androidにいち早く飛びついたのもKDDI。
そこには今までKCPという共通プラットフォームを構築してきたKDDIと
共通化を進めたOSであるandroidとの思惑が重なったのであろう。

2.auに乗り換えたい人へ
端末購入時、端末代金の支払方法に関して、どちらかのコースを選択する。
・シンプルコース
端末代金を顧客が全額負担(分割支払い可能)する代わりに、月々の基本使用料が
少し安いシンプルコース用料金プランを利用可能。2年縛りなし。
分割の場合、途中から機種変しても、支払い済代金との差額を支払うだけでよい。
頻繁に機種変をする人におすすめ。
・フルサポートコース
端末代金をKDDIが全機種一律16,800円負担する代わりに、
月々の基本使用料は若干高め。2年縛りあり。
購入時の料金をなるべく抑えて、長く利用したい人におすすめ。

最初にどちらのコースを選ぶかで、基本料金も変化する。

・auの料金プラン
かなり簡単です。
他社であれば、よく似た多くの料金プランの中から一つを選んだり、しかも排他的な
サービスがあったりといろいろと複雑だが、auは簡単!とにかく簡単!
基本的に決めるのは
料金プラン(基本使用料・通話料)とパケット割引サービスだけ。
ちなみに、+αで誰でも割(申し込み必要だが、月額料金は不要)に契約すると
基本使用料誰でもいきなり半額!
半額でも無料通話はそのまま!
(2年単位の継続契約。ただし中途解約で9,975円)
ぶっちゃけ料金プランと誰でも割、パケット割引サービスに加入すれば、
ネット使い放題でもそこそこ安くなる!
なお、スマートフォンにおいては、これ以外にも
別途料金プランまたは割引サービスが発表される場合があります。

基本使用料
無料通話は申し込み不要で上限額まで無期限繰り越し!
※最後にシンプルとつくものはシンプルコースあるいは
フルサポートで2年経過した人のみ選択可能。
プラン名 通常料金 誰でも割契約時
(通常の半額)
無料通話 通話料
(1分あたり)
繰り越し
上限
10時間通話時
通話料
プランE
(ガンガンメール:
Eメール
送受信無料)
3,240 1,620 0 21*2
=42
- 25,200
プランEシンプル
(ガンガンメール:
Eメール
送受信無料)
1,560 780 0 21*2
=42
- 25,200
プランSS 3,780 1,890 1,050 21*2
=42
5,250 25,200
-1,050
=24,150
プランSSシンプル 1,961 980 1,050 21*2
=42
5,250 25,200
-1,050
=24,150
プランS 4,935 2,467 2,100 16.8*2
=33.6
10,500 20,160
-2,100
=18,060
プランSシンプル 3,255 1,627 2,100 16.8*2
=33.6
10,500 20,160
-2,100
=18,060
プランM 6,930 3,465 4,252 14.7*2
=29.4
15,750 17,640
-4,252
=13,338
プランMシンプル 5,250 2,625 4,252 14.7*2
=29.4
15,750 17,640
-4,252
=13,338
プランL 9,975 4,987 6,615 12.6*2
=25.2
21,000 15,120
-6,615
=8,505
プランLシンプル 8,295 4,147 6,615 12.6*2
=25.2
21,000 15,120
-6,615
=8,505
プランLL 15,750 7,875 12,600 15.75 37,800 9,450
-12,600
=-3,150
プランLLシンプル 14,070 7,035 12,600 15.75 37,800 9,450
-12,600
=-3,150

パケット割引サービス
いずれもEZWeb+Eメールはどれだけ使っても4,410円の定額。
PCサイトビューアー・スマートフォン通信はどれだけ使っても5,985円の定額。
ならば、パケット単価や無料通信料は意味ないじゃないか!と思うかもしれませんが、パソコンと
接続して携帯のネットワークを利用して通信を行う場合は定額対象外の通信となり従量制で
請求されるので、それをカバーするのが無料通信料やパケット単価。
割引名 定額料 無料通信料
(定額対象外の
通信に対する
無料通信料)
パケット単価
(通常0.21円)
10MB通信時
通信料
(1パケット
=128バイト)
ダブル定額スーパーライト
(465KB[781円相当]
まで390円
390 390 0.105 8,601
ダブル定額ライト
(1.52MB[2,625円相当]
まで1,050円
1,050 1,050 0.084 6,881
ダブル定額
(4.88MB[8,400円相当]
まで2,100円
2,100 2,100 0.0525 4,300
パケット割WINミドル 4,200 4,200 0.02625 2,150
パケット割WINスーパー 7,875 7,875 0.01575 1,290
ISフラット
(スマートフォン専用:
他の定額サービスより
525円おトク)
5,460 0 0.02625 2,150
※ISフラットはフィーチャーフォンは契約できないが、スマートフォンの場合、
上記のパケット割引サービスの中から一つを選択する形になる。
なお、ISフラット以外の割引サービスの場合、
スマートフォンの単独通信によるパケット通信料の上限は5,985円となる。

スマートフォン専用割引サービス
・ISフラット ・・・ダブル定額のように段階的な定額ではなく、スマートフォンの
大量通信に対応するため、通信量に関係なく一律"フラット"な5,460円の定額制サービス。
パケット通信料割引サービスにラインアップされるが、フィーチャーフォンでは利用できない。
・毎月割 ・・・ISシリーズを新規契約または機種変更で購入かつ、パケット料金割引サービス
「ISフラット」または「ダブル定額」の加入を条件に、機種に応じた一定額を
毎月の利用額から最大2年間割り引くサービス。
IS03の場合、月額割引額は1,500円と設定されており、この場合2年間では
36,000(=1,500*24)円安くなり、IS03などのスマートフォン月額代金の負担を大きく軽減する。
[11/25訂正]
あくまでも「実質価格」としての販促であり、これについては店員は
深く説明しないと思われるので独自の解釈が必要である。
ということで、購入を検討している方はショップや店などにもよるが、
63,000円前後の支払いが必要となる。その上での、月額割引を行うのが毎月割なのである。
なお、支払いについては一括あるいは分割が選べるとのこと。現金のほか、ポイントも使用可。

3.おすすめ秋冬+春モデル
auユーザーも必見!
カタログに載る表スペックだけではなく、裏スペックもすごい!
auの「顔」にふさわしい代表6機種+スマートフォンを紹介!
カタログにはあまり載らないが、消費者が重視する「裏スペック」を中心に掲載!

・フィーチャーフォンスペック比較
赤文字の基準・・・下線部以外=表内で唯一対応、またはスペックが一番高いこと。
下線部=対応している、またはスペックが一番高いこと。
auのフィーチャーフォンはすべて防水対応!(iidaブランドを除く)
生活に密着する携帯だからこそ、日常のちょっとしたトラブルで壊れてほしくないもの。
auであれば、気づかずとも「防水」を身につけることで緊急事態に備えられる。
スペック比較では、専門用語が連発しています。
本記事では、用語が登場する順番に並び替えた独自の用語解説も
載せていますので、分からない用語があればこちらをご覧頂きながら
お進みになることをおすすめします。

  S006 T006 CA006
・概要
メーカー ソニー・エリクソン 富士通東芝 カシオ
発売時期 来春 来春 10月下旬以降
→12月以降→12/3発売
連続待受(時間) 検討中 260 290
連続通話(分) 検討中 220 260
・ディスプレイ
解像度(ピクセル) 854*480 854*480 854*480
タイプ TFT TFT IPS
サイズ(インチ) 3.3 3.0 3.2
表示色数(万色) 1677 不明 26
・カメラ
カメラ画素 1620 裏面CMOS 1219 CMOS 1316 CMOS
ハイビジョン(720p)撮影 × ×
コンティニュアスAF × ×
・データ
データフォルダ(DF)容量 700M 不明 500M
microSD、
microSDHC(32GB)対応
・内部
マルチキャリア ×
Wi-Fi(ワイファイ)
スナドラ(1GHz CPU) ×
日本語入力 POBox Pro 5.0E ATOK ATOK
KCPバージョン 3.0 3.0 +
FM ×
・外部
防水
タッチ × ×
機構 スライド スライド 回転2軸
GSM × ×
Bluetooth
バッテリー容量 930mAh 930mAh? 830mAh
・独自機能 カメラ新UI
最新CMOS
28mm広角
インカメラ
4,000個の絵文字
搭載
ハイビジョン撮影
超解像デジタルズーム
(13M+3倍ズーム)
28mm広角
3Mで30fps連写
microHDMI搭載
防塵・防水IPX8対応


  SH010 G11(iida) X-ray(iida)
・概要
メーカー シャープ ソニー・エリクソン 富士通東芝
発売時期 11/6 来春 11/6
連続待受(時間) 300 検討中 270
連続通話(分) 270 検討中 210
・ディスプレイ
解像度(ピクセル) 854*480 854*480 854*480
タイプ NewモバイルASV TFT TFT
サイズ(インチ) 3.4 3.2 3.0
表示色数(万色) 26 不明 26
・カメラ
カメラ画素 1410 CCD 808 CMOS 808 CMOS
ハイビジョン(720p)撮影 × × ×
コンティニュアスAF × ×
・データ
データフォルダ(DF)容量 700M 不明 828M
microSD、
microSDHC(32GB)対応

(Class 2以上、
セキュア対応)
・内部
マルチキャリア ×
Wi-Fi(ワイファイ) ×
スナドラ(1GHz CPU) ×
日本語入力 iWnn POBox Pro 5.0E? ATOK
KCPバージョン + 3.0 3.0
FM × ×
・外部
防水 × ×
タッチ × ×
機構 回転2軸 スライド 折りたたみ(非2軸)
GSM ×
Bluetooth
バッテリー容量 900mAh 不明 930mAh
・独自機能 ProPix
ノイズリダクション
ISO12800
14M+5倍ズーム
28mm広角
情報、名刺、
テキストリーダー
ベールビュー
自動デコメ変換
スマートリンク辞書
FMトランスミッター
強化ガラス
採用で、
触感性・耐汚・
耐指紋性の向上
 
フォトビューアー
ECOモード
のぞき見防止
LEDサブディスプレイ
透明スケルトン
ダミー部品なし、
ただしあえて
隠している部品あり

・スマートフォンスペック比較
赤文字の基準・・・下線部以外=表内で少数対応、またはスペックが一番高いこと。
下線部=対応している、またはスペックが一番高いこと。
  IS03 IS04 IS05 IS06 iPhone 4
(参考)
・概要
メーカー シャープ 富士通東芝 シャープ Pantech アップル
発売時期 11/26 2月頃 3月頃 12月下旬以降
→12/23
2010年6月
暫定連続待受(時間) 200 300 検討→240 190→200 300
暫定連続通話(分) 230 310→260 検討→450 300 420
・ディスプレイ
解像度(ピクセル) 960*640 854*480 854*480 800*480 960*640
タイプ NewモバイルASV TFT NewモバイルASV TFT IPS
サイズ(インチ) 3.5 4.0 3.4 3.7 3.5
表示色数(万色) 6.5 26 26 1677 26
・カメラ
カメラ画素 957 CCD 1220 CMOS 800 CMOS
→805 CMOS
500 CMOS 500 裏面CMOS
ハイビジョン(720p)
撮影
コンティニュアスAF ? ? ?
・内部
Android 2.1 2.1 2.2 2.2 -
テザリング - - × ×
(別途
日本通信と
契約要)
Flash 10対応 × × ×
V8エンジン × × ×
CPU スナドラ1G スナドラ1G スナドラ800M
→スナドラ1G
(新チップ)
スナドラ1G A4 1GHz
マルチキャリア × × -
ワンセグ × ×
お財布 × ×
赤外線 × ×
Eメール・
Cメール送受信
C受信のみ
アップデート対応
Eのみ
緊急地震速報 × アプリ利用
jibe -
Skype ◎(回線交換版)
無線LAN b/g(Wi-Fi) b/g/n
microSD、
microSDHC
(32GB)対応
×
6軸センサー
Bluetooth 2.1+EDR
日本語入力 iWnn IME ATOK iWnn IME iWnn IME 純正orATOK
フリック入力
バッテリー 1,020mAh 1,300mAh 1,230mAh 1,320mAh 1,420mAh
モリサワ+Ocean UI × ×
・外部
寸法
(幅*高さ*厚さ:mm)
63*121*13.3
→63*121*12.6
62*126*12.2
→62*126*11.9
55*112*14
→55*112*14.2
59.4*115.95*11.2
→60*116*11.7
58.6*115.2*9.3
防水 × × × ×
カラー オレンジ
ホワイト
ブラック
ブラック
ホワイト
ホワイト
ピンク
グリーン×
ブラック
(枠がグリーン、
背面がブラック)
ブラック
ホワイト
ブラック
ホワイト
(=2011年春)
3.5mmイヤホン ×(micro
USB経由)
microHDMI × × ×
・独自機能 メモリ液晶
ベールビュー
ProPix搭載
カメラの独自UI
名刺、情報、
テキストリーダー
FMトランスミッター
伸縮アンテナ
ワンセグ
視聴予約、録画可
歩数計
スマートリンク辞書
ブログアップツール
ノイズリダクション
メイン画面独自UI
NX!UI
女性向けデザイン
ブログアップツール
第2世代スナドラ
KDDI独自
サービス非対応
独自UI
(3Dアイコン)
スマートノート
独自3Dエンジン搭載
Pantech動画
2011年3月以降、
大幅アップデート
iTunes同期
App Store
特殊ディスプレイ

この記事はここで終わりではありません。
「つづきを読む」が表示されている場合は、クリックすると続きをご覧になれます。
続きの部分では、KDDIとGoogleについて、またスペック比較で登場した
専門用語の解説、総評を書いています。よろしければご覧ください。

2010年9月16日、マイクロソフトがInternet Explorer 9のbeta版の公開を開始しました。
今回は、「速攻レビュー」ではなく品質重視の「詳細レビュー」と致しました。
その理由としてはいくつかありますが、まずは不具合が多いということ。
で、この不具合の啓発も兼ねて当方は9月17日にbeta版をインストールしましたが、
それから一ヶ月経った使用感などというものがあると思います。
後発ならではのレビュー品質、というものを今回は重視していきたいと思います。

1.ダウンロードとインストール
 
(画像はクリックすると拡大します。)
まず、このページを開くと上のような画面が表示されますので、日本語の欄を探して、
適切なバージョンを選択して、ダウンロードをクリックします。
ビットというものがありますが、ほとんどのパソコンは32ビットとなります。
しかし、メモリが4GB以上認識されているのであれば64ビットとなります。
分からない場合は、まずは32ビットを選んで、
それで拒否られた場合には64ビットを選ぶようにしてください。

 
IE8のダウンロード画面。IE9を入れればこの画面はもう二度と見ることが出来なくなります。
IE9では、ダウンロードマネージャーといって
他のブラウザのようにダウンロードが一元管理されるようになっています。

 
あれ?これがIE9のインストールウイザード?といえるぐらい小さくなっています。
IE9がVista以降の対応となったので、
このようなダイアログ形式での表示が可能になったと言うことでしょうか。
いろいろとかけ離れているXPへの対応を行わなくてよくなったので、
マイクロソフトとしては7ベースで作ったプログラムに少し手を加えるだけで
Vista対応に出来るので、移植期間の短縮ができるというメリットもあるのではないでしょうか。
「インストールする」をクリックするとインストールが始まります。
なお、一連のインストールプロセスは3分ほどで終了します。
このインストール時間の大幅短縮もIE9の一つの進化点と言えるでしょう。

 
まずは必要な更新プログラムから。
といってもせめて更新プログラムがあるのかないのかぐらいは表示して欲しいところです。

 
ここで本体がインストールされていきます。

 
 
言語パックのインストール。まあ正直あまり興味はありませんが。

 
インストールが完了しました。
が、IEが起動中であったため「使用中でした~」というくだりの文章が表示されています。
一応使用するためには再起動が必要らしいですが、既にIEのファイルは
書き換わっているので、再起動しなくてもIE9を起動することは出来ますが、
安全のため再起動することをお勧めします。

2.IE9の画面
 
これがIE9の画面です。これを見た瞬間、IE8には戻れなくなりそうなぐらいです。
えっ!!
まず驚かれる方が多いかと思います。
なぜなら、Google Chromeに非常にUIが似ているから。
似すぎだろ!ってぐらい似ています。
これもまた戦略的にUIを変えたらしく、
「Webページが主体」となるように変更されたとのこと。
ブラウザはWebページを見せるためのものですから、
ブラウザ自身がブラウジングの邪魔をしてはいけないということ。
以前も書きましたが、システムを守るはずのセキュリティ対策ソフトが
システムの邪魔をしてはいけない、システムを重くさせてはいけない、ということ。
マイクロソフトもやっと今までの独占体制から
重い腰を上げて、企業間競争で顧客を奪われないよう、
生き残るための道を選択したようです。
ステータスバーについてはページの表示領域を最大限確保するためデフォルトで
表示されなくなり、検索ボックスについては、廃止されてアドレスバーと統合されました。

2-1.簡易化されたメニュー
 
メニュー類もかなり簡素になりました。
メニューの非表示のデフォルト化はもちろん(Altキーを押すと一時的に表示できます)、
ボタンも右の三つだけ。かなり驚きました。
まず、一番左はホームボタン。事前に設定されているホームページにジャンプします。
その次は、お気に入りボタン。これをクリックすると、IE8と同じように
お気に入りウィンドウが表示されますが、IE8ではに表示されていたのが、
IE9ではに表示されます。やはりボタンから近いからでしょうか。
最後の設定ボタンをクリックすると、設定系のメニューが表示されます。
ということで、IE9であったページボタンというものは廃止されました。
オフライン作業にしたり、ページのプロパティを見たりすることが
ほとんど無くなったからでしょう。
ページのプロパティなどを見たい場合は、
Altキーでフルメニューを表示させて操作を行う必要があります。
なお、ページの保存はフルメニューを開かなくても行えます。
上のメニューを表示させた状態から「ファイル」メニューを展開すると表示されます。

2-2.ダウンロードの表示と追跡
 
IE9では、他のブラウザに追随すべく、
ダウンロードファイルの一元管理システムが導入されました。
今まではファイルをダウンロードする時はダウンロードのフォームが開いて
ダウンロードをしていましたが、この一元管理ウィンドウの導入により、
ダウンロード画面が開きまくることはなくなりました。
また、ダウンロードの一時停止なども出来るので、IE8より進化したと言えます。
ただし、転送率が表示されなくなったのは少し悲しい点でもあります。
製品版での復活を期待します。

2-3.バージョン情報
 
で、こちら、バージョン情報。
きっちりと「beta」と記載されています。バージョン情報の画像の部分まで
betaと出るのですから、MSとしてもかなり力を入れている製品ということになります。
まあ時期的には、Windows 7開発の片手間で、という点が大きいかもしれませんが。

2-4.acid3で95点
 
さて、話題のacid3
IE8ではいっても20点がせいぜいでしたが、IE9ではまさかの95点をマーク。
「あのIEが?」「嘘でしょ?」と思われる方もいるかと思いますが、本当です。
ただし、XPではIE9をインストールできない部分が少し残念です。
IE9を体験するには、Vistaか7へのアップグレードが必要です。
XPで体験する方法は・・・しいて言うならXP上にVirtual PCをインストールして、
その仮想ディスク上でVistaや7を動かすぐらいでしょう。
点数については、あと5点上げる気がMSにあるのかどうかによって、
これからのシェアというものも変わってきそうな気がします。

2-5.最も頻繁に利用するサイト
 
新規タブを開くと、「最も頻繁に利用するサイト」という画面が開きます。
これも他のブラウザに追随したもので、SafariのTop Sitesなどとよく似ています。
ただし、SafariのTop Sitesは毎回最新のサイト情報を取得しに行くので
非常に重いですが、こちらは単に情報だけを表示するため非常に軽いです。
ただし、ごく稀に全てリセットされることがあるので信頼性は相変わらずですが。
10個ではなく、もう少し枠を増やしてもいいような気もします。30個ぐらいに。

2-6.ページ拡大でも見やすい文字
 
Yahooのサイトを拡大表示してみました。
GPUアクセラレーションの影響があるのでしょうか、拡大してもきちんとジャギー
(拡大した時に表示されるギザギザ)が発生しないよう
アンチエイリアシング処理がなされています。
文字テキストのレンダリング方法が大きく変更されたのが見て取れます。

2-7.バグレポート送信
 
もしバグなどがあればこの「不具合レポートの送信」から、
マイクロソフトの開発チームに注文を送信することが出来ます。
本当にその意見が取り入れられて、修正に結びつくという保証はありませんが。
ということで、一番右の設定マークをクリックし、
「フィードバックの送信」から送信することが出来ます。
なお、この送信にはWindows Liveアカウントが必要になります。

2-8.ファイルダウンロード
 
exeなど、ダウンロードファイルのリンクをクリックすると、
画面の下側に実行か保存かを尋ねるダイアログが表示されます。
今まではフォームが表示されていましたが、そのフォームを
廃止して、下側に小さな画面が出る仕様としたようです。
ドラッグによる位置移動はできません。上のオレンジの部分をドラッグしても不可能です。
保存のメニューをクリックして展開すると、
「保存」「名前を付けて保存」「保存して開く」が表示されます。
また、このような表示形式であることから、
これが表示された状態で他のタブの操作を行うことも出来ます。
(他のタブの操作をしても、この画面が消えることはありません。
さらに、同じタブで複数のダウンロードリンクをクリックしても、
画面が重なって表示されるだけで、上書きされることはありません。)

 
実行なり保存なりでダウンロードを開始すると、ダウンロードが開始されます。
%と秒数が表示されますが、1秒あたりどれぐらい転送できているという転送率の情報も
欲しいところです。これでサーバーの異常があるか無いかが一発で分かりますから。
ちなみに、ダウンロードは今までのIEとは違い、一時停止が出来るようになりました。
一時停止をクリックすると、その部分が再開の表示に変わるだけです。
ほとんどダウンロードを一時停止する機会はありませんが、今までだと回線が
切断された時でも一からダウンロードして無駄な時間を過ごしていたと
考えると機能の便利さを改めて感じます。

 
ダウンロードの画面にある「ダウンロードの表示」をクリックすると、上の画面が表示されます。
ダウンロードの検索が出来るようになったほか、
個別の一時停止なども行うことが出来ます。
この画面を見ると、某ファイル共有ソフトのダウンロード画面のようにも見えますが、
ダウンロードを並行処理・統一管理できるようになったのは、一気に複数の
ファイルダウンロードを行うヘビーユーザーには便利な機能と言えます。
また、ダウンロード後も項目を消さないようにすれば、ダウンロードしたファイルが
どこへ行ったかなどと探す必要もなくなるのではないでしょうか。

2-9.IE9基準もほとんど崩れなし
 
acidで95点を取ったというIE9基準で本ページ「振り返る日常」を表示させてみました。
大きくページが崩れるかと思いましたが、特に崩れなどはなし。
ほっとしました。
なお、ページが崩れている場合にはIE8にあった「互換表示」を引き続き利用できます。
この互換表示をクリックすると、ページをIE6基準でレンダリングし直します。
なお、互換表示をクリックすると、その互換表示を行ったページが記録され、
次開いた時もそのページは自動的に互換表示で表示されるようになります。

2-10.タブの分離と結合
 
なんと!!
今まで出来なかった
タブの切り離し(分離)と統合(結合)も行えるようになりました!
他のブラウザでは当たり前に出来ていた機能ですが、IE8だけが唯一非対応でした。
他のブラウザの機能を見てきて悔しがっていたのでしょう、
IE9でもついに対応となり、今後はブラウザ標準の機能として認知されていくことでしょう。

 
タブを切り離すと、上のように、そのタブが別ウィンドウで表示されます。
なお、そのタブを他のブラウザウィンドウに編入させたい場合は、
編入させたいタブをIEのウィンドウ内にドラッグアンドドロップします。
これでタブの結合が出来ます。

3-1.IE9公式サイト
 
これがIE9の公式サイト、というか宣伝サイトです。(IE9以外のブラウザからでも見ることは
出来ますが、非対応ブラウザでは一部のテスト項目がクリック不能になっています。)
「IE9(HTML5)では実はこんなことも出来ますよ!」と宣伝するための
スクリプト集が置いてあるマイクロソフトのサイトなのですが、
よくよく考えると「こんなサンプル使う場面などない!」とつっこめるものも中には。
ここでは数多くのサンプルの中から、ポピュラーなものをいくつか見ていくことにします。

3-2.acid3 95点の宣伝
 
IE9の公式サイトでもacid95点がおもいっきりキャプチャ付きで宣伝されています!
まだまだこれで驚くのは早い。
MSが力を入れているのはどうもAcidで満点を取ることではないようです。
現在の公式サイトでは、acidのページには5点の具体的な理由には触れず、
「なぜ5点を取れないのか」の言い訳を抽象的に掲載したものに書き換わっているようです。

3-3.IEが5項目テストでトップ
 
この表を見てください。
これもIE9の公式サイト内にあるのですが、まず上の
「Cross-browser Test Results Summary(ブラウザ横断テスト結果の概要)」から。
IE8が5つのテスト項目において上から順に0%、0%、11%、4%、7%であったのが、
IE9では逆転、他のブラウザを抜き去り一位であることが宣伝されています。
その値は驚愕の97%、100%、98%、100%、100%となっています。
(現在は画像の値とは変わっていて、98%、100%、98%、99%、100%となっています。)
まあマイクロソフト基準で自社開発のIEですから、100%になるのは当然のことでしょう。
他のブラウザもこのマイクロソフト基準で標準化に向けて本気で努力すれば、
どのブラウザも100%になってこの指標は意味をなさなくなる気がします。
試しにCSS3のタブを開いてみると、単位を落としている(fail)のは「font-size-adjust」と
「font-style-descriptor」のみとなっています。
この項目はFirefoxではpassしていますから、IEにもできないことはないでしょう。

3-4.ドベからそこそこへ JavaScriptベンチ
 
次に、これはJavaScriptのベンチとして有名なSunSpiderベンチマーク結果
(テキスト版はこちら
ブラウザの速さを知る指標としてよく使われています。
IE9の公式サイトでもIE9の優位性を宣伝するために掲載されているようです。
JavaScriptの実行速度 この結果を見ると
IE8に比べて
約11分の1! (3746
322)
しかもIE9のベンチマーク値はFirefox 3.6.8よりも、Firefox 4.0 Pre-Releaseよりも、
Safari 5.0よりも速くなっています。でも、上がいないわけではありません。
デザインの参考にしたと思われるよきライバルGoogle Chrome 6.0やOpera 10.6、
Chrome 7.0には譲りましたが、IE8との差に比べれば微々たるものです。
実際の仕様において差を感じることはほとんど無いように思います。
今までIE8はJavaScriptのベンチマークといえばドベが定番でしたが、IE9になって
ようやく他のブラウザと勝負できるレベルになってきたのではないでしょうか。
今後の製品版までのチューニングに期待がかかります。

3-5.CSS3の完璧さを宣伝
 
CSS3のSelectors Test結果も表示されています。
これをIE8、あるいはIE6互換表示で表示すると、fail(赤)の項目が大量に表示されて
真っ赤っかになるのですが、IE9だと緑の項目だらけ。赤い項目は一つもありません。
画面中の英文の最後の一文を読むことで、それぞれの件数を知ることが出来ます。
「From the 43 selectors 43 have passed, 0 are buggy and 0 are unsupported
(Passed 578 out of 578 tests)」
日本語訳「43個の項目のうち、43の合格(を持っている)、
バグ項目は0で、非サポート項目は0です。(合格テストは578個中578個です。)」
ということで、IE9のCSS3はこのサイトによれば
満点合格!
ということです。

3-6.Flying Image
 
 
一番何気に面白いのがこのFlying Imageです。
簡単に使い方の説明をしておきますと、右上のリンクで一連の操作ができます。
まず、「Increase」で数が増えます。
逆の「Decrease」をクリックすれば数を減らすことが出来ます。
で、「Zoom In」で拡大、「Zoom Out」で縮小します。
そして、左側については、「Default IE Logo」でIEのロゴだけになります。
上の画像のように競合ブラウザのアイコンを出したい場合は、「All Browsers」をクリックします。
数を増やすと左上のFPSが減っていくこと、
数を減らすと左上のFPSが増えていくことを確認してください。
やはりこれに関しては3D描画であることから、
GPUを利用するIE9が最もよい成績(FPS値)を出します。

4.主な不具合
 
 
VistaにデフォルトでインストールされているIE7から、IE8→IE9とアップグレード
インストールした環境では、不具合が発生することがあります。(高頻度で発生します。)
当方で確認した解決不可能な不具合については
一覧形式で後述していますので、ご覧頂ければと思います。
おそらくIE9自体が7ベースで開発されたため、Vistaへの最適化が
まだ足りていない、というのにしろ、これはひどすぎです。
不具合については画像があるので説明するまでもないと思いますが、
サイトの画像が一切表示されない!
これはひどいです! 致命的!
上のサイトはYahoo!ですよね。
それでは、下のサイトは何だと思いますか?とクイズを出せるぐらい。
ホワイトプランとかアドレスバーとかを見れば分かると思いますが、ソフトバンクですね。
なお、一度どこかで何かの拍子でページの画像が表示されなくなると、
更新ボタンをクリックしたり、他のページを開いても、新しいタブを開いても、
タブを複製しても、どのページの画像も表示されません。
専門用語で言うと、ページの画像レンダリングが途中で中断されます。
そもそも、画像を一切受信しようとせずに「ページが表示されました」扱いになります。
これだと表示速度は速くなったと言えど、ネットサーフィン的には不快感が募るばかりです。
ただ、IE自体を開きまくると、4回目か5回目でやっと解決します。
が、一時的なもので、永続的な解決策はありません。
完全にIE9の気まぐれにユーザーは振り回されることになります。
これが原因でIE8に戻す人や他のブラウザに移行する人が出てきても、
マイクロソフトは文句は言えないでしょう。
なお、インターネットオプションの詳細設定から「GPU レンダリングではなく、
ソフトウェア レンダリングを使用する*」
のチェックをオンにすれば解決する可能性もあります。
さらに、一部の画像だけ表示されている場合もあることから、キャッシュに頼る割合が
増えた、あるいはIEはページ内の全ての画像がキャッシュされていると思い込んでいるが、
実際は全てがキャッシュされていないので表示されないと考えることも出来ます。
定期的にキャッシュを削除すると一時的に画像が表示されることもありますが、
これは永続的な解決策ではありません。
ページの読み込み中に他のページに移動すると、本症状が発生する頻度が上がります。
なお、InPrivateモードでは本症状は一切発生しません!
このことから、キャッシュの問題ではないかと推測します。
また、Superfetch機能の停止で解決する可能性もあります。VistaのSuperfetchは
7のSuperfetchよりも厳格で、なんでもかんでもキャッシュしてしまうため、
一部のアプリケーションにおいて予期せぬ動作が起こることがあります。
ソフトの起動速度が速くなると言いますが、ある程度のCPUスペックがある場合には
オフにしてもさほど変わりません。
コントロールパネル→管理ツール→サービス→Superfetchを見つける→
右クリックプロパティ→スタートアップの種類「無効」を選択→下の停止ボタンをクリック→OK
Superfetchを停止するメリット=HDDアクセスが減る、突然ガリガリしなくなる
Superfetchを停止するデメリット=メモリ使用率が上昇する、ソフトの起動が遅くなる
例えば、WMPで音楽を再生中に×をクリックしても音楽が流れっぱなしであるのも
Superfetchがオンである弊害の一つであったり、今回のIEも基本的にSuperfetchの
緩い7に最適化されたものであり、Vistaへの最適化がまだ進んでいないと言うことを意味します。
beta版だから許される、というところもあるのかもしれませんが、
次期ビルドではこの重要な問題を修正してもらいたいものです。

 
また、IE9のインストール直後、エクスプローラの「検索」の下らへんに変な線が
出てきたなと思ったら、Altキーを押してエクスプローラのメニューを表示させ、
表示ツールバーツールバーを固定するとクリックしていきます。
すると、線が消えますので、気になる方はお試し下さい。

5.Q&A
ここでは、IE8ユーザーがIE9に対してよく抱くであろう質問を掲載しています。
1.単独の検索ボックスはどこへ行った?
廃止され、アドレスバーと統合されました。
使い方としては、アドレスバーに直接検索語句を入力してエンターを押します。
すると、基本的に語句など、ドメイン解決が出来ないものは
基本的に検索ページにジャンプします。
なお、普通に入れてエンターを押すとアドレスにアクセスしてしまいますが、
アドレス検索を強制的に明示させることも出来ます。
そのような場合は、「?(半角スペース)アドレス」として検索します。
2.新しいタブをクリックした時に、一番右端に表示されないのですが?
-デフォルトで設定がオフになっており、設定の変更が必要です。
画面右上にある設定ボタンをクリックし、インターネットオプション→タブ→
設定(T)→「新しいタブは現在のタブの隣に開く」チェックをオフにし、
OKをクリックして設定完了です。
3.タブが色分けされなくなったのですが?
設定の変更が必要です。(デフォルトで設定がオフになっているかどうかは不明)
画面右上にある設定ボタンをクリックし、インターネットオプション→タブ→設定(T)→
「タブグループを有効にする*(G)」チェックをオフにし、OKをクリックして設定完了です。
なお、これについてはIEの再起動を行うまで設定内容が反映されません。
4.タブのサムネイル表示をしたいのですが?
-デフォルトで設定がオフになっており、設定の変更が必要です。
画面右上にある設定ボタンをクリックし、インターネットオプション→タブ→設定(T)→
「クイックタブを有効にする*(Q)」チェックをオフにし、OKをクリックして設定完了です。
なお、これについてはIEの再起動を行うまで設定内容が反映されません。
5.2つ前、3つ前のページには戻れないのですか?
戻れますが、IE9では隠し機能化されました。(一種のイースターエッグ?)
戻るボタンを長押しすることでメニューが表示され、
2つ前、3つ前のページに戻ることが出来ます。
IE8にはなかった独特な操作方法ですので、慣れるまでは時間がかかるかもしれません。
6.ステータスバーはどこへ行った?
デフォルトでは表示されなくなりました。表示するには設定の変更が必要です。
ただし、今までステータスバーを独占して表示しているだけの情報であった移動先のアドレス
については、リンクをマウスオーバーすると、ツールチップで左端又は右端に表示されます。
表示するには、Altキーを押してフルメニューを表示させて、
表示→ツールバー→ステータスバー(S)をクリックすることで表示できます。
7.セッションの回復は行えますか?
行えます。ただし、IE8のようにダイアログ形式では表示されず、ファイルの
ダウンロード時と同じように画面下にこっそり表示されます。
しかも、初期ページから他のページに推移してしまうと、セッションの
回復の画面が自動的に消えて回復情報が全て破棄されるので、回復を行う場合には
早めに「セッションの回復」をクリックする必要があります。

6.不具合一覧
当方が1カ月使用して、確認した不具合は以下の通りです。
1.セッションの回復時、正常に回復されない場合がある
-特に不意の電源断などによって再起動後に回復する場合に発生頻度大。
復元時、変なホームページだけのウィンドウが多数(5~20個)開く。
一気に大量に開くため、環境によってはシステムごとフリーズする場合も。
2.新しいタブを押した瞬間、ホームのボタンを
クリックすると稀に一つ前に開いていた
タブのページがホームの画面に切り替わる
-こうならないようにするには、新しいタブを押した瞬間、
タイトル部分に「新しいタブ」と表示されるまで待って下さい。
タイトル部分が空欄の間にホームのボタンをクリックしてしまうと、一つ前に操作していた
タブでホームのボタンが押されたと判断し、一つ前に操作していたタブの
ページがホームページに切り替わるので注意が必要です。
3.2ch(2ちゃんねる:巨大掲示板群)に書き込めない
いじめか!!!!
2chのスレの書き込みボタンをクリックした瞬間「応答を停止しました」と表示されます。
何ら重いサイトでもないのに。同じ仕組みであるはずのブログの投稿ボタンなどは
異常ないのに、なぜか2chだけ応答を停止します。
もしかするとマイクロソフトの策略か? それとも2chの陰謀か?
4.ページが突然応答を停止する
-生意気です。応答の停止後、タブの復元を試みようとしますが、何度も試みようとすると
「タブの復元に失敗しました」みたいなこれまた生意気な画面が表示されます。
応答停止のレベルが深刻な場合は、WindowsにばれてWindowsから
「応答を停止しました」と表示されますが、その場合はHDDにものすごく
アクセスしまくってシステムのレスポンスがかなり低下します。
しかも回復するまでに5分程度かかるので、といってもこれは全てIE9が元凶なんですけどね。
また、応答停止時に表示されるプロセス名もIEではなくページドメインとなっていて、
あくまでもIEではなくページが悪いんだ!ページがIEを落としたんだ!IEは悪くない!
責任転嫁しているMSの姿勢も少し見て取れます。
特にFlashなど動きのあるコンテンツを多用したページのほか、Wikipediaとの相性も悪く、
Wikipediaを5ページぐらい開いていると、応答を停止します。
最悪システムごと落ちます。価格.comのレビューページやYouTubeも重いようです。
応答の停止については、グラボとの連携部分である
レンダリング関係に不具合があるのではないかと推測。
GPU開発元のグラフィックスドライバによるIE9への最適化を期待。
5.カスタマイズ系のサイトで
メニューが表示されないなどの不具合
-ユーザー自身で表示項目などをカスタマイズできるサイトにおいては、
IE9基準では正しく表示されないことがあります。
これはサイト運営者がIE9基準に合わせていないだけなので、運営者がどうするかに
かかっているのですが、表示させたい場合はIE6互換表示を利用します。
6.ごくまれに「ページが表示できません」とほざく
-画像の受信を行わないという現象は前述しましたが、
ごく稀にページデータさえ受信しないこともあります。
そのため、インターネットにつながっているにもかかわらず
「ページが表示できません」とほざきます。
これは、他のブラウザを開いてページが表示できるかどうかを確認すれば一発で分かります。
なお、「ページが表示できません」の画面が表示されている状態で更新ボタンを
クリックしても、そのページ自身が更新されるだけなので意味がありません。
エンターキーを押すなり、別のアドレスを入れるなり、ホームボタンをクリックするなり、
何なりのページ移動の処理を行う必要があります。
7.一部ページで、ページ内の領域をクリックすると
半透明で黒くフェードアウトするページ有り
-本当にごく一部のページですが、これらの現象が発生した場合は
ページではなく、IE9のせいであることをお忘れ無く。
8.タブ切り替え時に、一瞬前に開いたページが表示される
-タブを切り替える時に、一瞬以前に開いたページが表示されます。
ほんの0コンマ何秒の世界ですが、人間が見て分かるのですから、
内部的にはかなり長い間表示されていることになります。
確かにGPUとの連携という高度なレンダリング技術を搭載しているのは分かりますが、
タブの切り替えの切り替え(つまり2重切り替え)みたいな処理を内部的に実行しているようで、
ユーザー側から見れば少し不快です。早急な改善を望みます。
9.Flashを組み込んだ一部ページにおいて、
ページ表示に時間がかかる
おまけにFlash自身がとても重くなっていることもあります。
Flashの開発元であるAdobeのIE9への最適化に期待です。

そんなこんな不具合だらけのIEですが、IE8に比べてものすごいぐらいの新機能もあります。
IE7→IE8の新機能より確実に上です。

7.新機能
1.タブのウィンドウ間の移動
-タブをウィンドウをまたいで分離・結合できるようになった。
他のブラウザでは当たり前の機能(IE8がリリースされた頃から既にデファクトスタンダード)
だっただけに、ようやくMSが重い腰を上げたということになる。
2.ダウンロードの追跡 カーネルと統合
これも他のブラウザでは当たり前の機能であった。
IE8の全盛期、他の競合ブラウザでダウンロード時に
フォームを開いてダウンロードしていたのはほとんど無かったと思われる。
3.アドレスバーと検索ボックスの統合
-これはFirefoxでは未だに統合されていないことから
デファクトスタンダードとは言えないが、いずれ追随すると思われる。
この検索ボックスに語句を入れた時に、GoogleのI'm Feeling Lucky機能が
自動で働いてくれるとさらに便利なのですが。
(例えば「無期限くりこし au」と入れると検索結果を表示することなく、
auの料金プランを説明するページが一発表示)
4.acid3で95点
-これが数値的には大きなインパクトを与えるかもしれませんが、他の
競合ブラウザでは満点を取っているところもあり、IEの更なる開発と最適化が望まれる。
5.ページ描画の高速化
ページのレンダリング(描画)に、GPUの力を利用するようになった。
これのせいでIE9はXP以下は非対応になってしまったのだが、Vista以降必須になったと
言っても過言ではないGPUを有効利用するのはソフトがハードに働きかけて、ハードの力を
使うという正しい使われ方、方向性
になってきているのかもしれない。
6.JavaScriptも高速化し、GPUレンダリングとの相乗効果で
ページスクロールなどIE8比かなりサクサク "絶対的"に高速化
-これは新JavaScriptエンジンを搭載したというのもあるようだが、
一番大きいのはGPUレンダリングとの相乗効果。
二つが重なって、ページスクロールなどもかなりサクサク、
絶対的、目に見える形でサクサクになった、高速化したと分かります。
かなり分かりやすいです。普段競合ブラウザを使っている人でも。
IEの今までの常識を塗り替えるバージョンに仕上がっています!
7.スライドアニメーション付きのタブ移動
-タブを他の位置に動かす時に、アニメーション付きでスライド移動します。
IE8では対応していませんでしたが、GPUの力を使えるようになった
IE9に合わせて導入されたのかもしれません。
8.ページの表示に直接GPUを利用
YouTubeのHD動画もスムーズに
GPUの力は、YouTubeなどの動画を再生する場面でも大いに生かされます。
今まではGPUのHD支援がWMPなど対応ソフトウェアのみでしか恩恵を
受けられないとして、有料の対応ソフトウェアが大いに売れていましたが、IE9であれば
ブラウザレベルでHD支援が行えるようになったことから、そこそこのGPUであれば、
720p程度のHD動画であればコマ落ち無く見ることが出来るようになりました。
(ただしIE9のみ。今現在、他の競合ブラウザでGPUのパワー利用を表明しているものはない)
1080pをコマ落ち無く再生するには、回線速度なども
重要になってくることから、総合的なマシンパワーが必要となってきますが。
9.インストール時間の大幅短縮
-初めの方に書いていますが、IE9のインストールは3分程度で終了します。
IE8のインストールは15分程度かかっていましたから、最大5分の1程度短縮されます。
今まではブラウザのインストールが長くかかるので、
「ブラウザコンポーネント一つ置き換えるのにこんなに時間がかかるのか。
そりゃWindowsコンポーネントの根幹に深く入り込んでいるからなあ・・・」
なんて
考えていましたが、Vistaや7のIEは実はそうではなかったようです。
10.全体的にサクサク
-というわけで、いろいろと前作IE8よりサクサクになっています。
個人的には、IE8に比べブラウジング速度は50%程度高速化しているのではないでしょうか。
(計測したものではないため、一種の憶測に過ぎません)
11.eが見やすいアイコンに進化
-さらに、デスクトップショートカットが「インターネット」になったのを見ると、
初心者寄りになった?と思われる部分も多々感じます。

8.要望
1.マウスの移動量を考えて、各種通知は最上部、
ダウンロード系はマウスポインタ周辺
-IE6の時に最盛期だった「ポップアップブロック」の通知は最上部が一番よかったと思います。
2.ぶっちゃけ、戻るボタンだけでいいのでは?
-戻るボタン長押しでページ推移の履歴メニューが
表示されるのであれば、進むボタンは不要かと思います。
進むボタンなど、滅多に使わない。
戻るボタンは絶対必要ですけどね。
進むなんて、リンクをクリックすれば進むんですから。
3.リンク先のアドレスを左下or右下ツールチップではなく、
アドレスバーの右半分に表示
あるいはアドレスバーと統合。
-リンクをマウスオーバーすると表示されるアドレスをツールチップではなく、
アドレスバーの右半分に表示するか、あるいは色を変えるなどして
アドレスバー上に表示した方がいいかと思います。
ツールチップ、これは
ページ領域上に侵入してきますから邪魔なんですよね。
いくら一時的といえども。

9.結論
1.操作方法に癖がある
-不具合に振り回されたり、戻るボタンを長押ししないとメニューが出てこなかったりと、
新しい操作方法を覚えるまでは使いづらいと嘆く方がいるのも否めない部分はありそうです。
唯一の救いは、インターネットオプションのUIが変わっていない点。
でも、そろそろ手が付けられそうな気もします。
2.IE9がいまいち盛り上がりに欠ける理由
・不具合が多い
-これがIE8へのダウングレード、あるいは他のブラウザへの移行を加速させた可能性があります。
・Vista以降でなければ利用が出来ない
-XPのシェアが未だに高く、XPではIE9を利用できないため、盛り上げる基となる
IE9のユーザーの絶対数がIE8より減っているのもあるかと思います。
といってもXPのサポートもあと数年で終了するんですけどね。
3.新規開発の部分が多い分、完成度・実用性ではIE8 Betaより劣る
-やはり「初めて」のものは慎重に見極めなければならない、ということです。
「初めて」のプログラムに不具合はつきもの。エラーはつきもの。
なぜなら、調整があまりなされていないんですから。
ですが、今までこの「初めて」が積み重なって技術革新が何度も繰り返されてきたと
考えると、それを受け入れる姿勢がユーザーには求められているのかもしれません。

長々とIE9のレビューをお読み頂きありがとうございました。
一部の環境下で発生する不具合もいくつかあるので実用性は微妙ですが、
新しい物好きの方は入れてみて損はないのではないでしょうか。
Vista・7環境の方でまだインストールしていない方はインストールすることをお勧めします。
次期ビルドに期待して、締めとさせて頂きます。

まず、更新が四ヶ月程度滞ってしまったことについてお詫び申し上げます。
この間には、徹夜を五回以上するほどの大がかりなノルマがございまして、
その休養も含めるとニュースを追跡して記事を更新する余裕がほぼない状態でした。
把握しているニュースとしましては、トヨタのリコールや朝青龍の引退(いずれも2月)
最新のものであれば中国での餃子毒物混入事件の犯人逮捕(3月)などもありますが、
それらについての記事は書かず、年末のまとめてニュースで全て代替処理する予定です。
今後もこのような状態が続くかと思われますが、
どうか更新を気長にお待ち頂ければ幸いです。


yamaのページの大幅変更に向けた作業も完了し、
あとは最終ステージであるリニューアル(6月末を予定)を行うのみとなりました。
以前と比べて、根本的な部分は変わっていませんが、
外観ががらっと変わった印象を受けるかと思います。
後述する「セキュリティ対策ツールからの脱却」ならぬ「ホームページビルダー臭からの脱却」
視野に入れたものとなっていますので、是非一度ご覧頂ければ幸いです。

さて、更新が滞っていた期間にグラフィックボードをさらに新調しました。
といっても未だにAGPのロープロファイルですので世代差はありますが。
HIS製造のH435F512HAというボードです。
GPUはHD4000台のローエンドであるHD4350を採用しているにもかかわらず、前の
グラフィックボード(HD3450)に比べピクセルパイプラインを倍増させ、
このグラフィックボードのメモリもHD4350では前例のないDDR3を採用。
よってメモリのクロック数はデフォルトで1,300MHzとかなりの高速。
AGPのロープロカードでメモリが1GHzを超えるのはこれが初めてです。
メモリを限界クロックである1,592MHzまでクロックアップしたところ、
Windowsのエクスペリエンスインデックスのグラフィックの項目が両方とも5.3に。
今まで数々のグラボを購入してきましたが、
5を超えるグラボはなかっただけに、少し感激した次第です。

一通り終わったところで本題に戻ることとします。

0300.png
(画像はクリックすると拡大します。)

NTT西日本のフレッツ契約者全員に無料サービスとして提供され、利用していた
「セキュリティ対策ツール」(=実質ウイルスバスター2010の一つ古い
バージョン2009のNTT西日本向け改造版)の下である日、
メールの受信作業を行ったところ「メールサーバーに接続できません。」の旨のエラー。
いきなり現れたので「なんじゃこれ!!」ということで、
対策の検討を始めたのが最終的にノートン導入の始まりになるとは・・・

0301.png

おまけに起動の度になんとかfirewallサービスが終了しましたとかいう表示が出て、
正直上の問題と相まって、うんざりしていたのも下の行動を起こす一つの要因となった。
※画像内の「動作しなくったため、閉じられました」は明らかな誤植どころか誤訳だが、
当のMSは直すつもりはないのか?-Beta時代から存在したとすれば既に4年以上経っていて、
さらにSP2まで出していてもこれということは、直すつもりはないと判断。


壊れかけたということで再インストールすれば直ると思われるが、世の中の流れ的には
ウイルスバスター2010であるにも関わらずこのセキュリティ対策ツールはバージョンが
2009相当で、相次ぐウイルスの誤検出対策を確実なものにさせるためにも
ウイルスバスター2010の月額版を導入する必要があると考え、導入を行った。
月額版を選択した理由
・プロバイダと契約している以上、そのネットワークを活用する必要があった
・毎年(あるいは2年、3年おきに)買い直すのが面倒、更新作業も面倒
→「この記事のタイトルとバスターの月額版は違うではないか!」と思うかもしれないが、
ここからが大事。

ウイルスバスター2010の導入が完了したのはいいものの、
「サクサク軽快」といっている割には
前作2009に比べて軽快のの字も見られない。


そこで、価格.comで調べたところ、批判コメントが殺到していた。
ウイルスバスターのデメリット
・サポートが機械的な応答を返す
→再インストールした旨を伝えても「再インストールしてください」と
とにかく再インストールを勧めまくる
→実際問題、再インストールして直るものと直らないものがあるのでは?
・収入のほとんどが宣伝に使われ、プログラム開発に回っていない実態が浮き彫りに
初心者顧客の獲得(特に新規顧客)に必死。
新規顧客を一度獲得すれば、あとは更新更新の無限ループで全自動で収入が入る戦略。
そのくせソフト自体の検出率などはたいしたことないので上級者には嫌われる現状。
→バージョンアップを繰り返しても基本的なUIは登場以来
ほとんど変わっておらず、機能も飽和気味。
さらにメモリ使用率などの削減というが、それは軽快動作に大してつながっていない。
「総合防御力でNo.1」とかいうが、上級者なら自分でもある程度
「総合防御」できるのでそのようなものは不要。
「売上でNo.1」と毎年叫んでいるが、それは初心者顧客のおかげだということをお忘れなく。
全てのユーザー層に好まれている(といえる)のはノートンとかマカフィーとかその辺。
・重すぎるので他社に乗り換えたら快適になった
これが紛れもない現実。紛れもない事実。
過剰表現が含まれるCMなどの宣伝に騙されてはいけません!
(もともと宣伝はちょっと過剰なぐらいが良いとは思いますが)

など。Amazonの製品レビューでも似たような評価であった。
そこで、大がかりなCMを打ち出した割には前バージョンから大して変わっていない
判断し、これはいっそのことソフト自体を乗り換える必要があると考え、
2010年3月30日付でプロバイダで月額版としてもう一つ展開していたノートンの月額版を契約。
もちろん前述したウイルスバスター月額版は速攻で解約。

0302.png
UIもウイルスバスターに比べれば簡素で、普通に設定状況だけを一覧で表示するだけの画面である。
「これだけ?」と思うかもしれないが、毎日クリックして表示するようなソフトでも
ないのだから、このぐらいの表示でもまだ親切な方ではないかと思う。

つまり、「初心者はデフォルトの設定のままで特にいじらなくて良いですよ」(実際そうだが)
というような雰囲気を醸し出している画面であるが、私はそんなノートンも少しでも
軽くするべくパフォーマンスの監視機能など左上に「安全」と表示される範囲で、
無効にできる機能は全て無効にした。
その結果、あんな「サクサク軽快!」とCMを打ちまくって宣伝していたウイルスバスター2010に
比べ、30%程度の性能向上(あくまで体感比)がみられた。
フォルダを開く速度も、ファイルのコピーに要する時間も、すべて30%程度速くなった。
ファイアウォール、特に通信速度についても同じく30%程度高速化し、
大体ではあるが通信速度が10Mbps(38Mbps→48Mbps)もアップしたほどである。
ウイルスバスターとノートンの切り替えに当たっては、ハード・ソフト構成共に一切変更はない
同じコンピュータであるため、純粋に30%程度高速化すると考えてよい。
(30%=インストールに5分かかったとすると → 30%高速化 → 3分30秒に短縮)

セキュリティ対策ソフトに対する考え
・重くてはいけない
→パソコンを使う理由は「作業をするため」であって「脅威から身を守るため」ではない。
脅威から身を守るためだけにパソコンをつけていては、パソコンで何も作業ができなくなる。
インターネットへの接続とかいう以前の問題である。
よって、セキュリティ対策ソフトは軽さを追求するためにも基本的には「暗黙の存在」で
あるべきであり、何かある度に変なダイアログをぽこぽこ出すべきではないと思う。
システムから身を守るソフトだからこそ、システムの邪魔をしてはいけない。
当然のことである。
Nortonであればたとえウイルスを検出したとしても右下に小さく表示されるだけ。
ウイルスバスターのように派手さもなく、大きさも最小限で誰でも納得できる表示である。

バスターノートンの乗換者が語る驚きの機能
・実質インストール時間は1分以内
というが、これはあくまで関連ファイルのコピー時間であって、サービスの実行時間などは
除かれているが、それでもInstall Shieldを使用しているウイルスバスターに比べれば
5分の1ほど速い。(5分の1=ウイルスバスターで5分かかるとすればノートンは1分)
Install Shieldは多機能故に、その機能を使用しないようなインストーラで
あっても全機能を読み込む形になるためかなりの時間がかかる。
無防備の状態でさらされる時間を少しでも少なくするための最大限の工夫といえよう。
・まず軽い
「サクサク軽快」と宣伝している某セキュリティソフトより軽いのは何故?というぐらい軽い。
その軽さの証拠はメイン画面に表示されるCPU使用率。(上の画面ではあえて表示しないように
設定しているが、初期状態では表示されるようになっている)
システム全体だけでなく、ノートン自体の使用率も表示されるため軽快動作が数字で実感できる。
ソフト自体のCPU使用率も表示するということは、ソフトの軽快な動作に自信があるということを
示しているのではないかとも思う。
・乗換者向けの詳細なヘルプ
私のようにウイルスバスターから乗り換えてきた者にも
よく分かる随所に設けられたポップアップヘルプ。
といえども、ある程度の知識がないと読み込めないので、
その知識が付くまではウイルスバスターで我慢することをお勧めする。
特に「ヒューリスティック」を機能として
前面に押し出しているのは最近のウイルス対策ソフトらしくて良いと思う。
・インターネットの有効活用
他のノートンユーザーが「このソフトウェアを信頼しているかどうか」という定義を
ファイルの右クリックメニューから表示できる。
さらに、プロセスのCPU使用率やメモリ使用率を調査して、怪しげなソフトウェアの信頼性を
調べることも可能。(デフォルトでこの機能は有効だが、無効にすると少し軽くなる)
また、クラウド技術を利用して、シマンテックのサーバー上にある定義ファイルを
利用して常に最新の定義ファイルでファイルスキャンを行うことも可能。
(ただし、ファイル・フォルダの右クリックメニューからのみ実行できる)
・Live Update
毎回毎回何百KBのデータをダウンロードして、おまけにHDDをガリガリ言わせて時に
セキュリティーセンターを怒らせてまで無理矢理アップデートするウイルスバスターとは大違い、
アップデートされている事すら感じさせない自動アップデート。
セキュリティセンターのダイアログも何もない。本体も何も表示しないし、
通知領域のアイコンさえ変わらないのでいつアップデートしたかさえ分からない。
一応「最新の定義にアップデート」という項目はあるが、自動アップデートをオンにしているため、
アップデートについては徹底的に放置プレイであり、その項目は使う必要性すらない。
メイン画面を開いて「何分前」と表示されているのを見て、
「あ、アップデートされたのか。」と気づくぐらいである。
そもそも、アップデートする間隔が分単位であるため、
一回のアップデートの容量が小さく、システムに大きな負担を与えないのもミソ。
ウイルスバスターはアップデートの度にサービスを止めたりいろいろしているため、
一回のアップデートに多大な時間を要し、使う側をうんざりさせる。
そんなにアップデートに時間がかかったら、たとえ自動であったとしても腹が立つ!
・「脅威を処理できません」がない
ウイルスバスターでは時たま、「脅威を処理できません。(とりあえず)隔離しました。」という
ようなセキュリティソフトとしては超無責任かつ、責任逃れとも言われかねない文言の
「脅威への対処」が表示されることがあるが、ノートンではそれは一切無い。
警察で言えば「犯人を見つけました。とりあえず刑務所に隔離しときました。」と一緒。
→それで、どうしろっていうんだよ!!

たとえば圧縮ファイル内にウイルスを見つければわざわざ解凍して中の
ウイルス部分だけを削除して再度圧縮して元に戻してくれる。
警察で言えば「犯人を見つけました。事情聴取して、罪の重さを考慮して
二度と再犯することのないように適切に処分しました。」→これがほぼ理想的な対応である。

確かにHDDには余計な負担がかかるが、圧縮ファイルごと削除されるのは損害が大きい。
というか、悪いのは圧縮ファイル自体じゃなくて、その中のウイルスなんだから。
さすがノートン先生。

そんなこんなで、ノートンを入れて早一ヶ月が経つが、滑り出しは順調である。
ウイルスバスターのようなメールエラーもなくなり、おまけに「サクサク軽快」をうたう製品より
パソコンの全ての操作が軽快
になり、さらにアップデート地獄から解放
一石三鳥の快適なPC生活が始まったといっても過言ではない。
今現在ウイルスバスターを利用している人も「隣の芝生は青い」ということわざのごとく、
体験版でも良いので一度ノートン製品に手を出してみる価値はあると思う。
いかにトレンドマイクロのウイルスバスターが初心者顧客向けかが身をもってわかるはずである。
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。


2010年元旦
当ブログ管理人 yama


ということで、2010年が始まりましたが、新年になって初めて気分を一新できた感じです。
パソコン自体も相変わらずアプリケーションが強制終了した痕跡もなく
いい年越しができたのではないかと思います。

さて、この記事を元旦記念記事ということで、この場を借りて2009年に
多忙すぎて実行できなかった2つの企画を発表致します。
(○の部分は実際の文字が入りますが、答えに関しては最後までお楽しみということで。)
ちなみに2009年の年明け企画は記念すべき超巨大レビュー
「Windows 7 Beta 完全レビュー」であったということは記憶に新しいかと思います。

①一万円で行く冬の特急四国一周(廃案)
この企画は元々2009年秋頃に実施を計画しておりましたが、多忙なためずれに
ずれ込みまして、とうとう2010年の年明け企画に。
企画実行日:2010年秋頃 3/7・5/2・5/30から再延期
企画報告日(レビュー日):実行日から一週間後
※既に年明けとは言えない実行日になっておりますが、ご了承ください。
>>本企画は都合上、「香川⇔大阪 「阪神往復フリーきっぷ」 格安で日帰り豪華旅」に
振り替えられました。ご了承願います。
(一万円で四国一周より、プラス2,000円で阪神一周の方が新鮮味があると考えたため)


②2009年総決算!超巨大番組レビュー
「最近のテレビは面白くない!!」
-バラエティクイズ番組が増えたことで若者は興味を示すが熟年層には合わない
→価値観の多様化などにより、全年齢層に合致する番組を
作りづらくなっているせいでテレビが面白くなくなっている。
「昔のテレビにあったあの『明るい未来への希望』はどこへ行った?」
-番組制作者が視聴者の意見をほとんど無視し、
視聴率重視の自己満足的な番組を作るようになった。
「出演している自分たちが面白ければそれでいい」
全国放送の意味を理解し直す必要があるだろう。
→不祥事の発生率もそれに比例して高くなっている。
多くの人が抱えている疑問を
解決するために、キー局の番組を徹底分析!!

対象局:全国5キー局(テレビ東京・TBS・テレビ朝日・フジテレビ・日本テレビ)
NHK総合+NHK教育
企画実行日(録画日):2009/12/10~2009/12/16 ※一部振替あり
企画報告日(審査日):2010年中
※審査の結果の正確性を証明するため、著作権法の引用を利用して
テレビ番組の画像を転載する場合があります。(法の遵守)

企画報告完了日:2010年中

※録画日と審査日に隔たりがありますが、その間に新たな番組の録画は行わず、
現在録画している企画実行日の範囲の番組のみについて評価を行います。

以上二つの企画の概要について説明しましたが、それぞれの企画について
詳細に説明すべき事項がありますのでそれらについては
企画報告日に本編レビューとは別に解説記事を作成する予定です。
また、企画実行日や報告日などはあくまで予定であり、
状況によっては遅れることも予想されます。
この企画は2009年のブログ更新回数が少なかったために、2008年との
更新回数の差を間接的に穴埋めするためであり、
特に関連づけて大きな理由があるというものではありません。
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ぷろふ
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yama
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