略語の使用についての意識調査を行った結果を発表した。
また、wやKYなどのアルファベット略語の利用については、1、2語程度を
使う人が27.1%で、使わないという人が61.7%と
積極的な利用者はむしろ少ない結果となった。
しかし、wwwの意味を問う質問では、全体ではURL表記の「World Wide Web」の略
(URLについている記号)と答えた人が53%、大笑い、大爆笑と答えた人が47%となり、
URL組が多かったものの、年代別にみると20代では大爆笑:61.2%、
30代では同43.1%と完全に逆転した回答となった。
アルファベットの略語についてプレゼンテーション風にまとめてみることにした。
アルファベットの略語について
メリット
・短い言葉で気持ちや伝えたいことが伝わる
→KY=空気が読めない
意味がわかっていれば、
たった2文字のアルファベットで相手に伝えることができるのである。
・若干年齢が離れていても通じる
→±5歳程度であれば、通じないことはないだろう。
ただ、相手が40歳前後になると、いきなり圏外に突入するので注意が必要である。
デメリット
・入れすぎると相手に誤解や不快感を与えることがある
→なんでもかんでも略語を入れればいいというものでもないのである。
以下のモデル対話を見てみよう。
A:「映画楽しかったね。」
B:「wwwww」
A:「またいきたい?」
B:「wwwww」
このような会話はまずないと思うが、
Aが尋ねているのに対し、Bは「w」としか返していない。
これでは、Aは不快感を募らせる一方で、
Bに向かって「何かあった?」のほか言う言葉はないだろう。
→これらのことから、相手に不快感を与えないように考える人が多いためか、
アンケートでも「使う回数が少ない」という結果が出ている。
・お年寄りなどには通じない
→これは当然である。
お年寄り以外にも、小学5年生あたりまでは通じないことが多い。
通じない人にいきなり「w」ときても、単なるアルファベットや、
タイプミスとしかとらえられて、結局無視される。
相手の文を見て、「w」が通じるかどうかをある程度読み取らなければならない。
「うさぎとねこがいて、それが逃げた。」
この場合、ウサギが逃げたととらえる人もいれば、猫が逃げたととらえる人もいる。
KYという一つの単語でも、
「空気読めない」や「イニシャル」など、多くの意味を持っている。
知っている人にとっては「常識」かもしれないあの言葉やこの言葉も、
知らない人にとっては単なる単語にしか見えないのである。
くれぐれも略語の「連発」や知らない人への「誤発」には、注意したい。
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さいきん
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