最近、福田首相の「あなたと違うんです」発言がネット上で盛り上がりを
見せているようなので、便乗して改めて詳しい分析を行ってみたいと思います。
確かに、あの言葉に関しては最初の会見内容の文章を書く時点、
それ以前の中継の映像の時点で
「最後に突いたな」という印象を率直に持つのです(笑)
まぁ、あぁ、人ごとのようにとあなたはおっしゃったけれどもね、
私は自分自身を客観的にみることは出来るんです。
あなたと違うんです。
まずは一行目の文章、
「自分自身を客観的にみることは出来るんです。」から。
「人ごとのように聞こえる」という質問に対して、
いわば「人ごとを否定」しているということになります。
まあ「人ごと」の意味の解釈によって考え方も変わってくるとは思いますが、
ほとんどは人ごとのように考えて、時々客観的な考えになる。
と少しだけ認めているような感じも見て取れます。
二行目の文章、ここが話題になっている部分です。
「あなたと違うんです。」
あなた=記者と考えると、
「あなたとは質問の仕方が違うのです。(レベル1)」
「あなたとは考えることが違うのです。(レベル2)」
「あなたとは格が違うのです。(レベル3)」
など、いくつか展開して考えることが出来ます。
あなたとどこが違うのかと考えた時に、そこをあえて
言わなかったのはまだ記者がぶつけた質問の結論(自民党政権~)が
良かったからでしょう。
これらは推測した物であり、具体的に首相がどのような点が異なるのかはまでは
言及しませんでしたが、おそらくレベル2の
「考え方の違い」を言いたかったに違いありません。
そして、言った後にサッカーでいえば最後の最後にゴールを決めたのと
同じような感覚の達成感を首相は持っていたような気もします。
記者との質問に10分前後もアドリブで応答し、さすがに
多すぎる記者、レベルの低い質問に
いらついていたのもわからないことではありません。
態度で示さず、都合上言葉でしか応答が出来ない首相が
最後に取った反抗手段、と考えることも出来ます。
確かに映像として全国民に生放送されたのですが、ほとんどこの会見の
元を握ったのは音声分野ではないでしょうか。
映像として顔が写っても、それは存在だけ。
このような会見の時には、文章という、言葉という、
それを感じ取ることが出来る音の方が重要になってくるのです。
最後に結論
あなたとは違うんです。
記者とは違うんです。
当たり前ではないだろうか。
当たり前のことを発言するということは、
首相としてどうかしているのではないだろうか。
最後の最後に批判派に回った私なのでした。
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さいきん
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