酒井法子に関するニュースが短期間に大量に入ってきておりますので、
箇条書きでまとめて時系列でお伝えします。
・14日-保釈許可
覚せい剤取締法違反(所持、使用)の罪で起訴された女優の酒井法子(のりこ)被告(38)
について、東京地裁は14日、保釈を許可する決定をした。
保釈保証金は500万円。弁護人が同日付で保釈を請求していた。
東京地検は決定を不服とする準抗告を行わない方針で、酒井被告は保釈保証金が
納付され次第、勾留(こうりゅう)先の警視庁東京湾岸署(江東区)から保釈される。
15日以降になる見通し。
・14日-サンミュージック、会見場提供の可能性を示唆
保釈申請の一報が流れた午前10時、相澤正久副社長(60)は、被告が“謝罪会見”を
行う場合のサポートについて、サンケイスポーツの取材に「本人サイドから
連絡を受けてから対応します」とコメント。
「もし会見を開くとすれば、事務所でやるのは(規模的に)難しいんじゃないかな」とした。
・17日-40日ぶりに保釈、謝罪会見
覚せい剤取締法違反(所持、使用)の罪で起訴された女優の酒井法子被告(38)が17日
午後4時30分、8月8日に逮捕されてから40日ぶりに保釈された。
弁護士が500万円の保釈保証金のうち未納分250万円を納付。
酒井被告は「これまで酒井法子を応援してくださった皆さま、
本当にこのたびは申し訳ありませんでした」と謝罪した。
同日午後6時30分からは東京・千代田区の如水会館で記者会見。
涙ながらに更生を誓った。会見後はメンタル面の治療のために都内の病院に入院した。
・酒井法子本人が発した謝罪会見文の一部
「一社会人として人として、決して手を出してはいけない薬物というものに
自分の弱さゆえに負け、世間の皆さまを騒がし、多くの皆さまにご迷惑をおかけしました」
「まずは悔い改め、2度とこのような事件に手を染めることのないよう
一生の約束として固く誓います」
・サンミュージック副社長の言葉
相沢副社長「本日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。
元弊社所属タレント、酒井法子が本日、保釈されました。関係各位様、
ならびに海外のファンの方々、ご心配とご迷惑をおかけしたすべての皆様に、
酒井法子本人から謝罪させていただく場を設けさせていただき、世間を
お騒がせしましたことを改めて深くおわび申し上げます。
いろいろご質問があると思いますが、10月26日に初公判を控えておりますので、
質疑応答は控えさせていただきます。よろしくお願いいたします」
・ビクターエンタテインメント会長の言葉
三枝会長「本日、弊社の元専属アーティストであり、覚せい剤取締法違反罪で
起訴された酒井法子が釈放されました。
1987年のデビュー以来、20年以上にわたり、酒井法子、そしてサンミュージック様と
苦楽をともにして同じ道を歩んできたレコード会社として同席させていただきます」
「酒井法子のこの度の件により、ファンの皆様を失望させてしまい、弊社として
契約解除までいたってしまったことは、非常に残念かつ遺憾に思っております」
「これから酒井法子は裁判により処罰を受けることになりますが、酒井法子がこれを
厳正に受け止め、再度過ちを犯すことなく、
1日も早く社会復帰することを心より期待しております」
・酒井被告、謝罪会見前に入念にメモを準備
酒井被告は17日、警視庁東京湾岸署から保釈される際、同署前で
「これまで酒井法子を応援してくださった皆様、本当にこの度は申し訳ありませんでした」と
述べたが、その直前まで拘置施設で何度もメモを読み返して練習していたという。
捜査関係者によると、文面は14日に保釈申請したころから考え始めたようだといい、
練習していた言葉と、取材陣の前で発した言葉は「ほとんど同じだった」。
記者会見の言葉も拘置中から考えていたようだったという。
・事務所サイド、「サポートは会見まで」
事務所関係者は「サポートするのは会見まで」と話し、
今後は酒井被告に対するコメントは控える方針だ。
ただ、復帰の際には事務所が関わってくる可能性もあり、
解雇した事務所と完全に関係を断ち切ることは難しいようだ。
・酒井法子夫婦の別荘、ほぼ全焼
女優酒井法子被告(38)夫婦が借りていた千葉県勝浦市部原の別荘から
出火しているのを、パトロール中の警察官が発見した。
火は約1時間後に消し止められたが、木造平屋建ての別荘がほぼ全焼した。
中に人はおらず、けが人はいなかった。
まず、解雇されても未だに事務所の助けがあると言うこと。
確かに親を除けば頼れるのは事務所しかないというのは確かなのだが、
それでは本人も「孤独」を感じることができないのではないだろうか。
すぐ近くにいて、電話をすれば相手をしてくれる相澤副社長・・
このような関係では、何ら解雇したのは口だけ、といわれても仕方ないだろう。
解雇はただ単に仕事を無くす、という意味だけではないのが一般的である。
普通であれば、他の社員とも会うことが無くなり、
連絡しても緊急のことでない限りスルーされる。
数ヶ月も経てば完全に忘れ去られてしまうようなものである。
相澤社長も「断腸の思い」で酒井被告を解雇したあと、
自らのけじめとして社長職を退職し、副社長に降格している。
社長が社長の職を退ずると言うことがどれだけ大きな事なのか、
本人はあまり大きな事とは捉えていないのかもしれない。
そして、謝罪会見。
普通、謝罪会見というとほとんどをアドリブで行って反省の念を周りに伝えるのが
通例だが、この酒井被告の場合は4日前からメモを
準備していたといい、演技としての、ドラマで言う一つの
ワンシーンとしての「謝罪会見」のように映った人も多いと思う。
として考えると、途中で涙が出ていたのも演技と捉えることができる。
日本人の「泣くと反省している様子を示す」という常識を逆についたものと考えることができる。
感受性のいい人なら、もらい泣きしてしまって
「もう許してあげて」と考えた人もいるかもしれない。
しかし、それは少し甘すぎる。
謝罪会見をして何もかも許されるなら、警察の存在意義があいまいになってしまうからだ。
裁判も、必要ないではないか。
しかも質疑応答がないと言うから、単に情報を発信して終了、という何とも一方的な
会見に終わったわけで、これでは反省の念が本人にあったとしても
十分に私たちには伝わってこなかったのかもしれない。
これから本人がどのようにして社会復帰への道を歩んでいくのかは
私たちにも見えない、未知数的なところがあるが、
少なくとも復帰となるとまた事務所の力を借りるのだろう。
解雇した事務所に再びお世話になる。情けないことである。
少し、今回の謝罪会見に関して
報道陣やその周りの人々が盛り上がりすぎたのではないだろうか。
私は決して酒井法子のこの薬物事件を見過ごすつもりはないが、
さらには本人が反省しているならそれで良いのではないかという気持ちもさらさら無いが、
テレビで生中継するほどのものではないように感じる。
それはNHKの生中継基準を見ればよく分かる。
さすが天下のNHKだけあって、台風や地震、首相や国会、
天皇関係などよっぽどのことでない限り特番を組んでまで生中継はしない。
そういうものを生中継するなら、バラエティ番組やドラマを生放送にしてくれといった感じである。
ドラマの失敗シーンも編集でカットされて出演者がある意味楽しているという現状。
そういう失敗も堂々と映像として放送することで
人間の本来の姿というのが見えてくるように思う。
確かに出演者のスケジュールなどはあると思うが、ドラマを生放送するというのは
新鮮な試みなのではないだろうか。(未だに見たことはないが。)
とにかく、本人には自分が行った事件の大きさというものを痛感し、多くの人に
迷惑をかけたと言うことをこれからの入院生活でしみじみ感じながら、
果たして今後自分はどのように変わっていくべきなのか。
社会から制裁を受けた自分が、今後誰の役に立つのか。
薬物を経験した自分として、何か人の役に立てることはないのか。
今後の仕事が入ってくるのは、おそらくここを考えられるかどうかにかかっている。
覚醒剤は復帰一年と言われているこの現状に乗っかって、本当に酒井法子も
一年後に復帰しているならば、何という芸能界の甘さ。
万引きやなんやよりも重いこの覚醒剤。
自分の命を削るだけではなく、下手すれば人の命まで削ってしまう。
たとえ夫に誘われたと言っても、量が少ないと言っても、
ちょっとした粉を所持しているだけで警察に起訴される。
この粉が自分の人生を悪い方向に変えたんだと言うことを自覚して、
今後の人生、しばらくのいばら道を歩んでいって欲しいと思う。
この件については、「反省あるのみ」だと思いますので、今後に期待したいところです。