マイクロソフトは10月20日、「Office IME 2007」の修正プログラムを公開し、
かな漢字変換の精度や学習機能を向上させた。
IMEのページで無料でダウンロードできる。適用すると今までの学習情報は削除される。
私はATOKを使っていますので到底関係のない話ではあるが、
そもそもなぜATOKを入れたのか。
IME使いの方も多くいるかと思いますのでこの場で話させて頂く。
はっきり理由を言うと「変換精度が極度に悪い」
日本の仮名漢字変換の元祖とも言える文章「貴社の記者が汽車で帰社した」は
辞書にあるようなのか一発で変換することが出来る。
しかし、ランダムな長文になってくるとひどいほどの誤変換が起きてくる。
後で比較の方はやってみたいところだが、
正直ATOKに乗り換えて「よかった」と思う場面が極端に多い。
特に私のようなブログで長文を書くような人にとっては、もってこいである。
ニュース記者などでは、ATOKは欠かせない存在だろう。
締めの時間に間に合うか間に合わないかが、
全て日本語入力ソフトにかかっているのだから。
実際、変換精度が低いというのはATOKを使ってみて分かったことであり、
IMEを使ってイライラしている人が物は試しにと軽い気持ちでATOKを使ってみると、
手放せなくなったという例がほとんどである。
文字の打ち間違い、文法上の誤りなど、根本的なミスがない限り、
ATOKはどのような文章でも90%以上の確率で正しい漢字に変換する。
ここで、ATOKと(今回の更新の対象となった)Office IME2007の比較をしてみよう。
※基本的にどちらも同じ環境、スペックとする。
※IME2008、Office2007(パッチ未適用)を随時切り替えて行う。
※完全正答とし、他の部分の未変換、誤変換なども含む。
※以下の文章の変換内容が辞書にない状態を一回目とする。
※以下の文章を入力してスペースキーを押し、一回目の結果を記録する。
※学習効果を確かめるために、一度正しい結果にしてエンターキーを押し、
もう一度同じ文章を入力して変換した物を二回目とする。
※どちらとも予測変換を有効とする。
以下に実験結果を掲載したのでご覧頂きたい。
なお、赤文字が正答です。
文章にもよると思うが、
どちらかというと事務系の文章を変換するのにはATOKが有利である。
専門用語の辞書が多いので、その分専門的な文章を書いた際の誤変換は少なくなる。
また、思い通りの変換が出来るという点でもATOKは有利である。
まさに「日本語のプロセッサ(頭脳)」を持っているかのごとく、賢い変換をする。
それがATOKである・・・
宣伝のようになってしまったが、早速実験結果の分析をしていこう。
どれも同音異義語を使った日常ではまず使わない
厳しめの文章を舞台にしてみたが、どちらのソフトも頑張ってくれた。
どちらのソフトも学習能力は高いものの、再起動後まで
結果を保持するかどうかは確認していないのでその辺は他の気づいた方にお任せしたい。
一つ気になるのは「幹事が感じを漢字で表す。」
この漢字の組み合わせも多く使う物ではないので無理矢理と言ってはなんだが、
IMEの変換結果がまた面白い。
最初は「感じ」が主語で本来形容詞は主語にはならないのでこの時点で文法違反。
英語でも主語+動詞+名詞(基本文)・・・などとなっているように、
どれも主語から始まるのが大抵である。
また、IMEで変換中に一部の文章では何度変換してエンターを押して学習させても、
学習しない(=辞書に反映されない)部分があり、
このような現象はまずATOKではあり得ない。
このように、文法の決まりを汲み取った上で構築されていなければ、
誤変換が起こる元となってしまうのである。
これらの実験によって、今後私の辞書に妙な変換結果がでてくるかもしれないが、
それはこの時の実験の偏りと言うことで少し気も楽になる。
日本語入力ソフトを今回は3つの観点から評価したいと思う。
なお、以下の評価は上の結果を客観的に評価した物であり、一切私的な考えは入れていない。
結論として、未だにIMEはATOKから日本語入力ソフトの座を奪うことは出来ていない。
使用者は多いのかもしれないが。
IME=実質無料というソフトだが、無料だけに変換精度が低いというのは話にならない。
無料だからこそ、努力できる物があり、実のなる物があると思う。
IMEユーザーでもあるが、ATOKユーザーでもある。
もしIMEの変換精度が我々を驚かせるほどに向上した日には、
他の人がIMEに乗り換えるという「IME旋風」が起こることもあり得るだろう。
追記:Office 2007に付属しているIMEではない
つまり「Vista付属のIME」の一回目の変換結果を追記します。
・適正をつかむには、適正な判断が必要だ。(OfficeIMEの一回目よりひどい)
・感じが感じを漢字で表す。(OfficeIMEの二回目以降に相当)
・収集したデータの収拾がつかない。(一発変換)
・新企画を確立させる確率は低い。(OfficeIMEの一回目に相当)
・目標の第一弾は一段をとることだ。(Office IMEの一回目に相当)
この結果を見るとどうも、二つのIMEでは
変換精度や方法が微妙に異なることが分かります。
いっそのこと、統一してしまえばいいのに。
そもそも、OfficeにIME入れる必要あるか?(本音)
かな漢字変換の精度や学習機能を向上させた。
IMEのページで無料でダウンロードできる。適用すると今までの学習情報は削除される。
私はATOKを使っていますので到底関係のない話ではあるが、
そもそもなぜATOKを入れたのか。
IME使いの方も多くいるかと思いますのでこの場で話させて頂く。
はっきり理由を言うと「変換精度が極度に悪い」
日本の仮名漢字変換の元祖とも言える文章「貴社の記者が汽車で帰社した」は
辞書にあるようなのか一発で変換することが出来る。
しかし、ランダムな長文になってくるとひどいほどの誤変換が起きてくる。
後で比較の方はやってみたいところだが、
正直ATOKに乗り換えて「よかった」と思う場面が極端に多い。
特に私のようなブログで長文を書くような人にとっては、もってこいである。
ニュース記者などでは、ATOKは欠かせない存在だろう。
締めの時間に間に合うか間に合わないかが、
全て日本語入力ソフトにかかっているのだから。
実際、変換精度が低いというのはATOKを使ってみて分かったことであり、
IMEを使ってイライラしている人が物は試しにと軽い気持ちでATOKを使ってみると、
手放せなくなったという例がほとんどである。
文字の打ち間違い、文法上の誤りなど、根本的なミスがない限り、
ATOKはどのような文章でも90%以上の確率で正しい漢字に変換する。
ここで、ATOKと(今回の更新の対象となった)Office IME2007の比較をしてみよう。
※基本的にどちらも同じ環境、スペックとする。
※IME2008、Office2007(パッチ未適用)を随時切り替えて行う。
※完全正答とし、他の部分の未変換、誤変換なども含む。
※以下の文章の変換内容が辞書にない状態を一回目とする。
※以下の文章を入力してスペースキーを押し、一回目の結果を記録する。
※学習効果を確かめるために、一度正しい結果にしてエンターキーを押し、
もう一度同じ文章を入力して変換した物を二回目とする。
※どちらとも予測変換を有効とする。
以下に実験結果を掲載したのでご覧頂きたい。
なお、赤文字が正答です。
文章 | ATOK一回目 | ATOK二回目 | IME一回目 | IME二回目 | 勝負 |
てきせいをつかむには、てきせいなはんだんがひつようだ。 | 適正をつかむには、適正な判断が必要だ。 | 適性をつかむには、適正な判断が必要だ。 | 適性をつかむには、適正な判断が必要だ。 | なし | IME |
かんじがかんじをかんじであらわす。 | 漢字が漢字を漢字で表す。 | 幹事が感じを漢字で表す。 | 感じが幹事を漢字で表す。 | 感じが感じを漢字で表す。 (以降学習せず) |
ATOK |
しゅうしゅうしたでーたのしゅうしゅうがつかない。 | 収集したデータの収拾が付かない。 | 収集したデータの収拾がつかない。 | 収集したデータの収集がつかない。 | 収集したデータの収拾がつかない。 | ATOK |
しんきかくをかくりつさせるかくりつはひくい。 | 新規格を確立させる確率は低い。 | なし | 新企画を確立させる確率は低い。 | 新規格を確立させる確率は低い。 | ATOK |
もくひょうのだいいちだんはいちだんをとることだ。 | 目標の第一弾は一弾を捕ることだ。 | 目標の第一弾は一段を取ることだ。 | 目標の第一弾は一段をとることだ。 | 目標の第一弾は一段を取ることだ。 | IME |
どちらかというと事務系の文章を変換するのにはATOKが有利である。
専門用語の辞書が多いので、その分専門的な文章を書いた際の誤変換は少なくなる。
また、思い通りの変換が出来るという点でもATOKは有利である。
まさに「日本語のプロセッサ(頭脳)」を持っているかのごとく、賢い変換をする。
それがATOKである・・・
宣伝のようになってしまったが、早速実験結果の分析をしていこう。
どれも同音異義語を使った日常ではまず使わない
厳しめの文章を舞台にしてみたが、どちらのソフトも頑張ってくれた。
どちらのソフトも学習能力は高いものの、再起動後まで
結果を保持するかどうかは確認していないのでその辺は他の気づいた方にお任せしたい。
一つ気になるのは「幹事が感じを漢字で表す。」
この漢字の組み合わせも多く使う物ではないので無理矢理と言ってはなんだが、
IMEの変換結果がまた面白い。
最初は「感じ」が主語で本来形容詞は主語にはならないのでこの時点で文法違反。
英語でも主語+動詞+名詞(基本文)・・・などとなっているように、
どれも主語から始まるのが大抵である。
また、IMEで変換中に一部の文章では何度変換してエンターを押して学習させても、
学習しない(=辞書に反映されない)部分があり、
このような現象はまずATOKではあり得ない。
このように、文法の決まりを汲み取った上で構築されていなければ、
誤変換が起こる元となってしまうのである。
これらの実験によって、今後私の辞書に妙な変換結果がでてくるかもしれないが、
それはこの時の実験の偏りと言うことで少し気も楽になる。
日本語入力ソフトを今回は3つの観点から評価したいと思う。
なお、以下の評価は上の結果を客観的に評価した物であり、一切私的な考えは入れていない。
日本語入力ソフト | 実質的な変換能力 | 学習能力 | 文節判別能力 | 総合 |
ATOK | 9/10 | 10/10 | 7/10 | 26/30 |
IME | 6/10 | 6/10 | 9/10 | 21/30 |
結論として、未だにIMEはATOKから日本語入力ソフトの座を奪うことは出来ていない。
使用者は多いのかもしれないが。
IME=実質無料というソフトだが、無料だけに変換精度が低いというのは話にならない。
無料だからこそ、努力できる物があり、実のなる物があると思う。
IMEユーザーでもあるが、ATOKユーザーでもある。
もしIMEの変換精度が我々を驚かせるほどに向上した日には、
他の人がIMEに乗り換えるという「IME旋風」が起こることもあり得るだろう。
追記:Office 2007に付属しているIMEではない
つまり「Vista付属のIME」の一回目の変換結果を追記します。
・適正をつかむには、適正な判断が必要だ。(OfficeIMEの一回目よりひどい)
・感じが感じを漢字で表す。(OfficeIMEの二回目以降に相当)
・収集したデータの収拾がつかない。(一発変換)
・新企画を確立させる確率は低い。(OfficeIMEの一回目に相当)
・目標の第一弾は一段をとることだ。(Office IMEの一回目に相当)
この結果を見るとどうも、二つのIMEでは
変換精度や方法が微妙に異なることが分かります。
いっそのこと、統一してしまえばいいのに。
そもそも、OfficeにIME入れる必要あるか?(本音)
トレンドマイクロは9月10日、
セキュリティソフト「ウイルスバスター2009」を発表した。
コンセプトは「安心×軽快」
キーロガー対策など新機能を搭載し、メモリ使用量を削減して軽快に動くようにした。
同日午後5時にダウンロード版を、9月19日にパッケージ版を発売する。
諸都合なども重なりようやっとウイルスバスター2008を手にすることが出来たが、
この時期に2009が発表となると少し悲しくなってくるのも事実である。
ただ、iPodと同じように新機能と言っても特にびっくりするような物はないので、
バージョンの数字に惹かれた人だけご購入をお勧めしたい。
・キー入力暗号化
Webブラウザ上で、キーボードからの入力を暗号化した上、
通常のキー入力の伝達ルートをバイパスする機能。
・Webレピュテーション機能
一般のWebサイトに加え、
Webメールやインスタントメッセンジャー、メールソフトに対応させた。
・メモリ使用量
ウイルスバスター2008より45%削減。
・システムチューナ―機能
軽快に利用できるようにした。
・全画面サイレントモード
全画面の表示中に自動スキャンやポップアップなどを行わない機能。
キー入力暗号化は自分が怪しいサイトにアクセスしなければ防げる機能で、
システムチューナー機能もフリーの掃除ソフトの方が優秀だったりする。
というわけで、これらの機能は「初心者の不安を低減させるための機能」と
ざっぱり切り捨てる事にしよう。
上級者であればセキュリティソフトを使わないという荒技まであるほか、
旧バージョンで十分という余裕の人もいるだろう。
ただ、旧バージョンというのはサポートが切れると新ウイルスの情報が
アップデートできなくなるので、その点においてセキュリティホールが
広がっているということについて考えなければならないだろう。
また、2009のくせにベータ版のIE8をサポートしていないというのが少し憎い。
ベータ版はサポートしないという基本方針があるのが影響していると思われるが。
結論からすると、2007<2008≒2009といったような感じだろうか。
今後に期待したい。
セキュリティソフト「ウイルスバスター2009」を発表した。
コンセプトは「安心×軽快」
キーロガー対策など新機能を搭載し、メモリ使用量を削減して軽快に動くようにした。
同日午後5時にダウンロード版を、9月19日にパッケージ版を発売する。
諸都合なども重なりようやっとウイルスバスター2008を手にすることが出来たが、
この時期に2009が発表となると少し悲しくなってくるのも事実である。
ただ、iPodと同じように新機能と言っても特にびっくりするような物はないので、
バージョンの数字に惹かれた人だけご購入をお勧めしたい。
・キー入力暗号化
Webブラウザ上で、キーボードからの入力を暗号化した上、
通常のキー入力の伝達ルートをバイパスする機能。
・Webレピュテーション機能
一般のWebサイトに加え、
Webメールやインスタントメッセンジャー、メールソフトに対応させた。
・メモリ使用量
ウイルスバスター2008より45%削減。
・システムチューナ―機能
軽快に利用できるようにした。
・全画面サイレントモード
全画面の表示中に自動スキャンやポップアップなどを行わない機能。
キー入力暗号化は自分が怪しいサイトにアクセスしなければ防げる機能で、
システムチューナー機能もフリーの掃除ソフトの方が優秀だったりする。
というわけで、これらの機能は「初心者の不安を低減させるための機能」と
ざっぱり切り捨てる事にしよう。
上級者であればセキュリティソフトを使わないという荒技まであるほか、
旧バージョンで十分という余裕の人もいるだろう。
ただ、旧バージョンというのはサポートが切れると新ウイルスの情報が
アップデートできなくなるので、その点においてセキュリティホールが
広がっているということについて考えなければならないだろう。
また、2009のくせにベータ版のIE8をサポートしていないというのが少し憎い。
ベータ版はサポートしないという基本方針があるのが影響していると思われるが。
結論からすると、2007<2008≒2009といったような感じだろうか。
今後に期待したい。
米アップルは9月9日(現地)、iPodシリーズの製品ラインアップを改定、
第4世代となるiPod nanoを含む新製品を同日より順次販売開始すると発表した。
スタイルを一新した新型iPod nanoは9色展開となり、加速度センサーも搭載。
iPod shuffleはカラーバリエーションの一部が入れ替わった。
iPod classicは120Gバイトモデルのみとなり、
iPod touchは販売価格の価格改定が行われた。
それぞれの製品のラインアップを表にしてみたのでご覧頂きたい。
詳しいスペックや画像などは、メーカーページの方をご覧ください。
各種スペックを一覧できたところで、
ここからは私自身の率直な感想を述べさせて頂きたい。
はっきり言うと「機能の飽和状態」が目立ってきている。
今回、何故Appleがnanoやclassicにtouchのアプリケーション機能などを
追加しなかったのかというと、それも訳があると思うが、
やはり「差別」を目的としているのではないだろうか。
「これ以上機能を追加することは難しい」
このような状態の中で、どこをどれだけ変えることができるか。
世界の最新技術とにらみ合わせ、
一番感心しているのは名付けてnanoの「容量倍増政策」。
最近のフラッシュメモリの大容量化、低価格化が止まらない中で、
それを反映した製品の一つと言うことは非常に消費者としてもありがたい。
nanoは以前のモデルは4Gと8Gであったのだが、お値段据え置きで、容量が倍増。
動画や音楽をもっと入れることができ、
つまりはマルチメディアに増える時間も増えると言うことになるだろう。
あとは、nanoの加速度センサー。
回転や振りを認識して、写真を自動回転したり本体を振るとシャッフル機能になるなど。
個人的には左に振られたら~の機能、右に振られたら~の機能などと、
ジェスチャーのように出来れば良かったな、と思ったが、
それは次期モデルで改善されることを願おう。
最後に、「Genius」機能について解説しておこう。
「Genius」機能とは、ライブラリ内にある関連性のある楽曲を
自動的にプレイリスト化してくれる機能。
PCでつなぎ、iTunesを開いたときにインターネットのサーバーに接続し、
サーバー側でリストを構築後、そのリストがiTunesに返され、適用される。
このリストは一週間ごとに変更されるようで、毎月パソコンと接続してみよう、
等意欲が湧き、いわば「本体の過疎化」を防ぐことが出来る、という機能であろう。
接続する度に毎回プレイリストの中身が変わるので、「今週はこの順番で」と納得し、
受け入れることが出来ればその機能をフルに活用することが出来るだろう。
「音楽を本気で愛する」人へのアップルからの最大の恩返し
と言っても過言ではない。
去年の記事はこちら。
(そういえば製品ごとの表を投稿するのはこのモデルが初めてなのかな・・・)
touchを初めとする
新しいユーザーインターフェイスに心躍らされたのも確かである。
2007年は様々な製品が技術革新を遂げたつまり「技術革新元年」である。
電子マネーやワンセグ携帯電話、地デジ対応テレビなどが高速に世間に普及し、
同時に知名度も高まった。それらから、2007年を「技術革新元年」と呼ぶことにしよう。
確かマスコミもあのときは・・・大いに盛り上がって、まさに一種の祭り状態でした。
今回は、nanoを除けばほとんどマイナーアップデートで上の方に少し書いたが、
結論としてやはり「機能の飽和化」が目立つ。
せっかく開発力があるのに、アイデアがなければ機能を追加することは出来ない。
製品にアイデアを入れるということがとても大事である
ということを改めて感じられた瞬間であった。
第4世代となるiPod nanoを含む新製品を同日より順次販売開始すると発表した。
スタイルを一新した新型iPod nanoは9色展開となり、加速度センサーも搭載。
iPod shuffleはカラーバリエーションの一部が入れ替わった。
iPod classicは120Gバイトモデルのみとなり、
iPod touchは販売価格の価格改定が行われた。
それぞれの製品のラインアップを表にしてみたのでご覧頂きたい。
製品 | 主な変更点 | ディスク 種類・容量 |
カラー | バッテリー 持続時間 |
価格 (アップル ストア) |
iPod shuffle |
変更: ・ブルーとグリーン →メタリックな 以前の色調に |
容量: ・1G ・2G 種類: フラッシュ メモリ |
シルバー ブルー グリーン ピンク RED |
音楽再生: 最長12時間 |
1Gバイト版: 5800円 2Gバイト版: 7800円 |
iPod nano |
フルモデル チェンジ 追加: 加速度センサー →・振ると自動で シャッフルオン ・写真などの 自動回転 「Genius」機能 変更: 縦長のスタイル 上下のUI |
容量: ・8G ・16G 種類: フラッシュ メモリ |
レインボー カラー (八色) RED |
音楽再生: 最長24時間 ビデオ再生: 最大4時間 |
8Gバイト版: 1万7800円 16Gバイト版: 2万3800円 |
iPod classic |
廃止: ・容量 バリエーション 追加: ・「Genius」機能 |
容量: 120GB 種類: ハードディスク |
シルバー ブラック |
音楽再生: 最長36時間 ビデオ再生: 最大6時間 |
2万9800円 |
iPod touch |
追加: ・音量調節ボタン ・スピーカー ・Nike+iPod ・「Genius」機能 |
容量: ・8G ・16G ・32G 種類: フラッシュ メモリ |
ブラック | 音楽再生: 最長36時間 ビデオ再生: 最大6時間 |
8Gバイト版: 2万7800円 16Gバイト版: 3万5800円 32Gバイト版: 4万7800円 |
詳しいスペックや画像などは、メーカーページの方をご覧ください。
各種スペックを一覧できたところで、
ここからは私自身の率直な感想を述べさせて頂きたい。
はっきり言うと「機能の飽和状態」が目立ってきている。
今回、何故Appleがnanoやclassicにtouchのアプリケーション機能などを
追加しなかったのかというと、それも訳があると思うが、
やはり「差別」を目的としているのではないだろうか。
「これ以上機能を追加することは難しい」
このような状態の中で、どこをどれだけ変えることができるか。
世界の最新技術とにらみ合わせ、
一番感心しているのは名付けてnanoの「容量倍増政策」。
最近のフラッシュメモリの大容量化、低価格化が止まらない中で、
それを反映した製品の一つと言うことは非常に消費者としてもありがたい。
nanoは以前のモデルは4Gと8Gであったのだが、お値段据え置きで、容量が倍増。
動画や音楽をもっと入れることができ、
つまりはマルチメディアに増える時間も増えると言うことになるだろう。
あとは、nanoの加速度センサー。
回転や振りを認識して、写真を自動回転したり本体を振るとシャッフル機能になるなど。
個人的には左に振られたら~の機能、右に振られたら~の機能などと、
ジェスチャーのように出来れば良かったな、と思ったが、
それは次期モデルで改善されることを願おう。
最後に、「Genius」機能について解説しておこう。
「Genius」機能とは、ライブラリ内にある関連性のある楽曲を
自動的にプレイリスト化してくれる機能。
PCでつなぎ、iTunesを開いたときにインターネットのサーバーに接続し、
サーバー側でリストを構築後、そのリストがiTunesに返され、適用される。
このリストは一週間ごとに変更されるようで、毎月パソコンと接続してみよう、
等意欲が湧き、いわば「本体の過疎化」を防ぐことが出来る、という機能であろう。
接続する度に毎回プレイリストの中身が変わるので、「今週はこの順番で」と納得し、
受け入れることが出来ればその機能をフルに活用することが出来るだろう。
「音楽を本気で愛する」人へのアップルからの最大の恩返し
と言っても過言ではない。
去年の記事はこちら。
(そういえば製品ごとの表を投稿するのはこのモデルが初めてなのかな・・・)
touchを初めとする
新しいユーザーインターフェイスに心躍らされたのも確かである。
2007年は様々な製品が技術革新を遂げたつまり「技術革新元年」である。
電子マネーやワンセグ携帯電話、地デジ対応テレビなどが高速に世間に普及し、
同時に知名度も高まった。それらから、2007年を「技術革新元年」と呼ぶことにしよう。
確かマスコミもあのときは・・・大いに盛り上がって、まさに一種の祭り状態でした。
今回は、nanoを除けばほとんどマイナーアップデートで上の方に少し書いたが、
結論としてやはり「機能の飽和化」が目立つ。
せっかく開発力があるのに、アイデアがなければ機能を追加することは出来ない。
製品にアイデアを入れるということがとても大事である
ということを改めて感じられた瞬間であった。
最近、福田首相の「あなたと違うんです」発言がネット上で盛り上がりを
見せているようなので、便乗して改めて詳しい分析を行ってみたいと思います。
確かに、あの言葉に関しては最初の会見内容の文章を書く時点、
それ以前の中継の映像の時点で
「最後に突いたな」という印象を率直に持つのです(笑)
まぁ、あぁ、人ごとのようにとあなたはおっしゃったけれどもね、
私は自分自身を客観的にみることは出来るんです。
あなたと違うんです。
まずは一行目の文章、
「自分自身を客観的にみることは出来るんです。」から。
「人ごとのように聞こえる」という質問に対して、
いわば「人ごとを否定」しているということになります。
まあ「人ごと」の意味の解釈によって考え方も変わってくるとは思いますが、
ほとんどは人ごとのように考えて、時々客観的な考えになる。
と少しだけ認めているような感じも見て取れます。
二行目の文章、ここが話題になっている部分です。
「あなたと違うんです。」
あなた=記者と考えると、
「あなたとは質問の仕方が違うのです。(レベル1)」
「あなたとは考えることが違うのです。(レベル2)」
「あなたとは格が違うのです。(レベル3)」
など、いくつか展開して考えることが出来ます。
あなたとどこが違うのかと考えた時に、そこをあえて
言わなかったのはまだ記者がぶつけた質問の結論(自民党政権~)が
良かったからでしょう。
これらは推測した物であり、具体的に首相がどのような点が異なるのかはまでは
言及しませんでしたが、おそらくレベル2の
「考え方の違い」を言いたかったに違いありません。
そして、言った後にサッカーでいえば最後の最後にゴールを決めたのと
同じような感覚の達成感を首相は持っていたような気もします。
記者との質問に10分前後もアドリブで応答し、さすがに
多すぎる記者、レベルの低い質問に
いらついていたのもわからないことではありません。
態度で示さず、都合上言葉でしか応答が出来ない首相が
最後に取った反抗手段、と考えることも出来ます。
確かに映像として全国民に生放送されたのですが、ほとんどこの会見の
元を握ったのは音声分野ではないでしょうか。
映像として顔が写っても、それは存在だけ。
このような会見の時には、文章という、言葉という、
それを感じ取ることが出来る音の方が重要になってくるのです。
最後に結論
あなたとは違うんです。
記者とは違うんです。
当たり前ではないだろうか。
当たり前のことを発言するということは、
首相としてどうかしているのではないだろうか。
最後の最後に批判派に回った私なのでした。
昨日の28日に、マイクロソフトからIE8のBeta2が公開開始されました。
今までもBeta1として、日本語OSで使える物が存在していたのですが、
さすがに重要なバグが放置されていそうな気がしていたので
導入を見送らせていただきました。(詳細は未確認)
今回のBeta2は、「全てのIE8の機能を搭載」し、
「ネットで仕事をする方などにも使える」ということで、
Beta2にしてはかなりの安定したバージョンであることが分かります。
XPのIE7Betaのように落ちまくることはないでしょう。(Vistaでは安定動作を確認。)
また、クラッシュしても開いたページが元に戻る機能や、クラッシュしても
そのタブだけが閉じて、他のタブを保護する技術など役に立つ新機能が
多く入っていますので、入れてみて損はないでしょう。
むしろ、新機能が動くことに感動することの方が多いと思います。
ということで、yamaの方でも許せない何かがありましたので、
せっかくですので徹底レビューを敢行することに致しました。
レビューも「久しぶり」です。
去年いろいろなOSを捕まえてレビューしていたかと思うと
少し寂しい気もしますが、実はIE8と言う大物に興奮しています。
それでは、レビューを始めていきましょう。「インストールしてみたい」と言う意欲が
少しでもある方は、是非このレビューを参考にインストールいただき、
IE8ユーザーの一員になって頂ければと思います。
なお、対応OSは、XPとVistaで、ダウンロードリンクも別れておりますので
ダウンロードセンターの方から必死に探していただければと思います。
画像をクリックすると大きく表示されます。
JavaScriptに対応している場合はフェードインしながら
開きますが(閉じる時は大きくなった画像内をクリック)、
JavaScript非対応のブラウザを使用している場合は
何の効果もなく普通にリンクとして画像が開きますのでご了承ください。
1.ダウンロードと展開
1-1:インストーラのダウンロード
インストーラをダウンロードセンターよりダウンロードします。
なお、Beta版のためかこの際Windowsが正規品であるかどうかを
確認する認証はなく、そのままダウンロードすることが出来ます。
サイズはさほど大きくはなく、
大抵の回線で数分以内にダウンロードすることが出来るでしょう。
1-2:インストーラの展開
インストーラが起動し、ファイルの展開を始めます。
このキャプチャもまた良い瞬間を撮っていて、「iesetup.exe」
なんと、インストーラ本体じゃないですか(笑)。
この画面×が押せるのだか押せないのだか分かりませんが、ここで
キャンセルすると元も子もないでしょうから、
インストール画面が表示されるまでまあ待ちましょう。
環境によって異なりますが3分程度かかります。
2.インストールの開始
2-1:インストーラの起動
インストーラが起動します。
どちらかというとOffice2007のインストーラライクな感じの、
ちょっとおしゃれなインストーラです。
今までのInstallShield系というか、msi系というか、かなりウイザード臭がする
インストーラを卒業し、デザイン性に富んだ新しい形のインストーラです。
無料版でこのインストーラを採用したのはもしかすれば初めて・・・なこともありません。
IE7でも実はこのようなインストーラ画面となっており、画面全体の改良点で
言うと背景画像が少し変わったかな、ぐらいの感じです。
次へをクリックして、インストールを開始します。
なお、インストール時にIE7のウインドウを閉じる必要はありません。
(ただ、インストーラに指示された場合を除く。)
インストール作業はインストーラによって行われますが、
実際にファイル書き換え等が行われるのは再起動時なのですから。
インストール時に待たない代わりに、再起動時にかなり待たされます。
(環境にもよりますが合計20分程度)
2-2:ライセンス条項の同意
どのインストーラでも表示されるおなじみの「ライセンス条項」
中身を最初から最後まで読む人はそう多くはないと思いますが、
私みたいな面倒くさがりな人は最初の1行目だけ読んで同意するをクリックします。
印刷してみたいという好奇心旺盛な方は
「印刷可能な形式」をクリックして遊んでみてください。
2-3:更新の取得設定
IE8の更新プログラムを取得するかどうか選択します。
Vistaのインストーラではインストーラ自身の更新プログラムを取得する
などといった物がありましたが、IE8ではそれはないようです。
チェックを入れて、次へボタンを押してください。
なお、チェックを入れずにインストールすると、もしかすると
セキュリティの脅威というか、セキュリティホールに突き刺される恐れがあります。
2-4:更新のダウンロード
予告なく次へを押した瞬間自動でインストールが始まります。
インストーラをダウンロードして展開したくせに、なぜか更新をダウンロード
しに行くのが不思議ですが、これは本体のサイズを抑えるための物でしょうか。
まあ待ちましょう。
環境にもよりますが、3~5分かかります。
2-5:更新のインストール
更新のインストールまでやってくれるとは、親切な・・・と言うか普通でしょう。
少し気になるのが、「インストール前に更新プログラムを入れるのはなぜ?」
と言う問題です。
普通であればインストール後にパッチ(すなわち、更新プログラム)を当てるのが
プログラムとして主流ですが、IEではなぜかインストール前にパッチを当てます。
なんか不思議です。でもまあいいでしょう。
ここも環境により3~5分かかります。
2-6:コアコンポーネントのインストール
更新プログラムのインストールが終わると、
いよいよコアコンポーネント(本体)のインストールに入ります。
コアコンポーネントというのは、日本語に直すと核となる部品というような物で、
IE8本体がインストールされていると言うことになります。
環境にもよりますが、5~10分かかります。とにかく長いです。
新聞を手にとって、紅茶を飲んで、さあティータイムのはじまりです(笑)。
2-7:言語パックのインストール
日本語版であるにもかかわらず、なぜか言語パックなる物のインストールを開始します。
Ultimate等他言語版に対応する措置?と考えると早い物ですが、おそらくそうでしょう。
この言語パックをインストールせずに、Ultimateで中国版なんぞを選択して
Windowsの言語を変えた時にIEの言語が英語とかなら、不便じゃないですか。
むしろ日本語だと、笑えますね、はい。
てわけで、一つ謎が解けました。
この作業には環境にもよりますが3分前後かかります。
コアコンポーネントのインストールにかかった時間の半分ぐらいになるでしょう。
2-8:更新プログラムのインストール
2-5でも同じ表示を見ました。
ここの部分では2-5でも言っていた
「インストール後のパッチ当て作業」を行っているのではないでしょうか。
環境にもよりますが5分前後かかります。
しかし、コアコンポーネントのインストールにかかった時間に比べればまだ短いです。
というか、コアコンポーネントのインストールにかかった時間がこのインストーラの
合計時間の中で最も高い割合を占めます。
2-9:最終手続きの実行
いよいよインストールも終盤です。最終手続きの実行に入りました。
飛行機で言うと「搭乗手続き」ですかね。いよいよIE8に向けて旅立ちます。
というか旅立つではおかしいですね。もうすぐ着陸、ですね。はい。
ここも環境にもよりますが3分前後かかります。
2-10:インストールの完了
インストールが完了しました。やったぁ!
しかしこれではまだIE8は使えません。
こいつらを操るには、一度再起動しなければなりません。
勘のいい人は分かると思いますが、Windowsコンポーネントの
インストールで再起動要求と言うことは・・・
XPはどうなるか分かりませんが、特にVista。
さあ、今すぐ再起動する(推奨)を押して、下に進みましょう。
3.再起動
3-1:更新プログラムの構成(ステージ2 / 3)
Vista環境で再起動するをクリックすると定番のあの画面が表示されます。
正直言って、、、、もう別れたいほどです。だが、それは不可能です。
初めは「画期的」と思えたあの機能やこの機能も、時が経つにつれそう
思えなくなってくるのが少し寂しいです。
でも、便利だと思える瞬間があるからこそ、また使いたくなるのです。
そういう奴なのかもしれませんけどね。
なお、ステージ1 / 3は1分程度で終了しますが、
2 / 3が中間部分だけあって長いです。
3-2:更新プログラムの構成(ステージ2 / 3)
更新プログラムの構成でステージ2が100%になりました。
次はステージ3!といっても、これで終わりなはずがなく・・・
まあまあ、お待ちください。次はテレビでも見ながら。
3-3:シャットダウンの開始
シャットダウン処理に突入します。
シャットダウンが表示されると言うことは、
これで全体の7割を終えたと言うことになります。
残りの3割は・・・これから先の内容です。
3-4:再起動後、更新プログラムの構成(ステージ3 / 3)
再起動が終わり、ロゴ画面が表示されると、ステージ3/3のインストールが開始されます。
実は前から思っていたのですが、
「IEは自動でインストールした物でもないのになぜ更新プログラム?」
と言う疑問が湧いてきます。
確かに、更新プログラムの類に入るかもしれませんが、
そうでもないと言えるのも事実です。
なぜなら、緊急性を要しないいわば「オプションプログラム」のようなものなのですから。
3-5:更新プログラムの構成(ステージ3 / 3)
その後、数分かたつと75%になります。
(元の画像ファイルを全て破棄したので、実は撮影時刻が分かりません・・・)
まぁ画像が取れたのが何よりの証拠(?)と言うことで、
この部分の画像は全て携帯で撮影しています。
さすがにコンピュータのキャプチャには劣りますが、
それに匹敵するような画質を持っています。
デジカメでもよかったのですが、近くにあった携帯で。
こう言う時に大きな力を発揮する例のカシオ携帯は、もしかすればすばらしい
携帯なのかもしれません。(ディスプレイの解像度が低いのがデメリットですが。)
3-6:更新プログラムの構成(ステージ3 / 3)
この3 / 3の所は以上に時間が長く、確か10分前後待たされた記憶があります。
この画面で10分以上待たされると言うことは、かなり大きな更新プログラム・・・
つまり、IEの偉大さを改めて実感できるということになります。
それだけ、IEは偉大なのです。(どれだけ?)
3-7:ようこそ画面
ついに「ようこそ」の文字が。
まもなく、デスクトップ画面が表示されます。
そして、そして・・・IEのショートカットをデスクトップ上あるいは他のフォルダにでも
置いている方は是非ご確認ください。アイコンに変化があるかと言うことを。
4.IE8起動と初期セットアップ
4-1:アイコンの確認と起動
アイコンを確認してください。小さな変化があるかどうかは知りませんが、
IE7と変わっていないのが分かります。
青いEマークはバージョン8になっても、健在だったのです。
赤いEマークは登場しないのでしょうか、ある意味楽しみです(笑)。
4-2:初期セットアップの開始
IE内でこのセットアップがなんと呼ばれているのかは知りませんが、
一番最初に起動した時に表示されるセットアップと言うことで、yamaGUIでも
使われている「初期セットアップ」と言う名称を持ってきました。
デザインも何かとインストール時と似たような感じで、青い新鮮さを感じさせます。
やはり、IEのイメージカラーは、青のようですね。
それでは、少し脱線しかけましたが内容に移りましょう。
「~Webサイトを取得しますか?」
この機能は、今まで見てきたWebページの履歴などに基づいて、
あなたの見そうなページの一覧を自動で作成する機能です。
機能が多いのはそれで良いことですが、それの反面重くなるのは私として
あまり好きではないので、「いいえ、有効にして欲しくないです」を選択しました。
後で確認するをクリックして逃げるという技もありますが、いずれまた
聞いてくるのもウザイので、今の内に決めてしまった方がよいでしょう。
4-3:既定設定の選択
後もう少しです。と言うメッセージは
「高速設定」を選んだ時にしか当てはまらないのではないでしょうか。
と突っ込んでやりたいですね、はい。
思いやりのあるウイザードも良いですが、全ての場合に
当てはまらなければ意味がないのでは・・・と。
4-4:どちらか選んで次へボタン
「高速設定」を選択すると、設定を全て自動で行ってくれます。
しかし、相変わらず新機能や必要のない機能も設定されてしまう可能性が高いので、
私は「カスタム設定を選択する」を選びました。
どちらでも構いませんが、選び終えましたら次へボタンをクリックして次へ進みます。
4-5:既定検索プロバイダーの選択
ここは各自好みがあると思いますので、ヤフーとかグーグルなど
アップグレード前の物を選択されているかと思います。
それでよければ「現在の既定の検索プロバイダーを保持する」を選択します。
もし他のプロバイダーに変更したいのであれば
「セットアップ完了後~」の方にチェックを入れ、次へボタンをクリックします。
4-6:アクセラレータプロバイダーの選択
最初は何の事やら分かりませんでしたが、調べることでその問題は解決しました。
アクセラレータプロバイダーというのは、「Webページのテキスト範囲を選択して
右クリックするだけでその内容を検索できる」というもの。
今まではコピー&ペーストを行う必要がありましたが、それらを行うことなく
ワンタッチで検索できるようになり、必要な情報に到達するまでの
時間を短縮することが出来ます。
この機能は検索だけではなく、翻訳などにも使うことが出来、
今後これらの対応プロバイダーはどんどん増えていくと予測されます。
このリストの中に、ヤフーとかグーグルがないのが残念ですが。
今後入ってくれることを期待しましょう。
下にある設定でよければ
「現在のアクセラレータプロバイダーを保持する」を選択してください。
しかし、たいていの人はこの下にある設定は気に入らないと思いますので、
「セットアップ完了後~」を選択してください。
このような機能はいらない、死んでしまえ(言い過ぎですね。)という方は
「この機能を無効にする」を選択して向こう側(わざと誤変換)にもっていってください。
いずれにせよ、
何らかの項目を選ばれましたら、次へボタンをクリックして次へ進んでください。
キャンセルなんて押したらこの私が許しませんので。(嘘です。)
4-7:Smart Screenフィルター機能の選択
フィルター機能を有効にするか無効にするかという選択です。
以前のIE7にもこのような設定項目はあったのですが、さらに保護範囲が
「悪意のあるソフトウェア」等と利用者を保護できるように広がっています。
「照合」ということは、Webページを表示する時に一つタイムロスが発生すると言うことで、
こういうのはあまり好きではないので、私は無効を選択しました。
(IE7の時も同様の理由で無効にしておりました。)
もし対策ソフトウェアなどを入れておらず、変なソフトにシステムを壊されたくない
というのであれば、有効にすることをお勧めします。
選び終えたら、最後に完了ボタンをクリックします。
すると、初期セットアップのウインドウが閉じて、普通にブラウズできるようになります。
また、次回起動時からは初期セットアップの画面は表示されません。
各種設定を変更したくなった時はツール→インターネットオプションの
詳細設定タブから設定を変更してください。
(実際私もこの詳細設定の部分で数カ所細かい設定を変更しています。)
5.おまけ
5-1:画面構成と宣伝ページ
まず一番上から行きましょう。
アドレスバーの中のアドレスに、太い部分があると思います。
これは、ドメインを表しています。
これにより、偽物のページなどの識別がしやすくなると言うことです。
確かに、その通りだと思います。
以前あった「yahoo」と「yafoo」の事件の時も、このようにドメインの部分が
太字になっていればすぐに分かっていたことでしょう。
と言っても人々はあまりアドレスバーを見ないので底が逆にネックになってきて
いるのかも知れませんが。
アドレスバーを少しでも目立たせたい開発チームの姿勢が伺えます。
更新ボタンの隣に変なボタンが表示されています。
これは、IE8がWeb標準に準拠しました。(完全ではないかもしれません。)
しかし、それによって今までIEに準拠していたページが完全な状態で表示できない
という報告が多数寄せられたと言うことで、Microsoftは「互換モード」を用意しました。
これは、IE7相当でページをレンダリングすることによって、IEの過去のバージョンに
準拠したページでも完全な状態で表示することが出来る、と言うことです。
テキストの位置がずれたり、画像の位置が違ったり、した場合には
このボタンを押すことでIE7相当のページに変換(?)できます。
もう一度押すと、元のIE8で表示し直します。
このようにワンタッチでいろいろと変更できるのが楽で、一番良いですね。
そして、右側の検索バー。よく見てください。
IE7より幅の割合が変わった気がしませんか?
そうなのです。実は変わっています。検索側の幅が少し大きくなり、
いろいろな語句を入れても全てが表示されるような感じになっています。
全ての検索する場合においてスペースを入れて絞り込み検索をするなど、
検索語句が数文字のみではないという考えを汲み取った結果なのでしょう。
そして、左下に移ります。
今まではお気に入りのボタンはアイコンだけだった物が、
「お気に入り」と文字が追加されました。
これによってここがお気に入りを表示するボタンであると言うことをユーザーに
明記させようという狙いがあるのでしょう。
多機能、かつ、初心者にも使いやすいブラウザを目指した結果、
このようになったと言うことは言うまでもありません。
常に表示されるのは少しうっとうしい感じもしますが、
わからない人もいるという事を考えると、まだ耐えうる範囲です。
そして、その右。
クイックタブの部分は変わっておりませんが、少し
視覚効果が削られ、タブの部分が平らになった印象を受けます。
視覚効果が減って、すっきりしたと言えばよいのでしょうか。
タブはグラデーションになり、タブ間のページの切り替えも早い印象を受けました。
最新技術の結晶と言うことでしょうか。
しかし、正式版となるともっと改良が施され、
この速度にはならない可能性も・・・あるかもしれません。
今の内の特権(?)に終わる可能性も高いです。
ちなみに、タブを複数開くと、このように色が変わります。
これは、どのタブからページを開いたのかという物を表すようで、
なん色か色があります。
この色はパターンの乱数で決まっているようで、緑が出たり黄緑が出たりします。
なお、緑が出たタブから他のページを開くと、そのタブの色も緑色になります。
あの超有名番組「アタック」のブラウザ版と考えるとよいでしょう。
この機能はもしかすれば他のブラウザにはないオリジナル機能ではないでしょうか。
そもそも、他のブラウザは視覚効果に凝っており、1タブをオブジェクトとして
扱っているために特定のタブだけにこのようにグラデーションを
掛けた物にするのは難しい傾向にあるのではないでしょうか。
なお、1つだけ開いた状態だとタブは青のグラデーションになります。
また、他のタブを開いていても一色となりますが色分けされて表示されます。
そして、いろいろありますが、最後は一番右。
IE7ではページの横はツールでしたが、
ここに「セーフティ」が追加されています。
ここからCokkieや履歴を一切保存することなく
ブラウズできるInPrivateブラウズを行うことが出来ます。
これにより、夫に履歴を見られたくない母も、親に履歴を
見られたくない子供も、生徒に履歴を見せたくない先生も、気にすることなく
ネットサーフィンを楽しむことが出来ます。
というのは本来の目的ではないようで、
マイクロソフトではネットカフェなどでの利用を想定しているようです。
確かに、ネットカフェでブラウズし、
情報が残っていてそれを悪用されてはどうしようもありません。
このような情報保護技術もIE7より格段に向上しています。
(IE7ではワンタッチで履歴などを削除する機能がついていたが、
この機能は履歴などそのものを書き込まない機能)
下側に表示されているIE8の宣伝ページはBeta版だけあって規模も
さほど大きくはありませんが、最低限の新機能などの情報は
載っているので一度見てみる価値はあるでしょう。
ヘルプはXPではどうなるのか知りませんが、Vistaではヘルプを
「ヘルプとサポート」から参照し、さらにそのヘルプとサポートは
インターネット上からヘルプを参照するため
実質IE7相当の情報が入ったままです。
(そりゃベータ版なのにヘルプファイルが書き換わるはずがない。)
というわけでオフラインヘルプはどうなっているのか見てないので分かりませんが・・・
何か見つけられた方居られましたらまたお知らせ下さい(笑)。
5-2:お気に入りを展開した画面
お気に入りボタンを押して、お気に入りを展開すると、このようになります。
お気に入りに追加ボタンでワンタッチでお気に入りを追加できるほか、
お気に入りとフィードと履歴がタブ項目になり、
わかりやすく画面の切り替えが行えるようになっています。
また履歴の項目では履歴の表示方法をダウンバー
(複数の項目から一つを選ぶ物)で選択できるようになっており、全体的に
IE7より機能がかなりまとめられ、見やすくなっています。
5-3:yamaのページを表示
試しに、yamaのページをWeb標準の状態で表示してみましたが、
特に崩れなどはありませんでした。
しかし、Web標準の度合いをチェックするサイトで調べてみたところ、
点数が-になっていた物ですから改善の余地はあるかと。
ただ、面倒くさいのでまあ「見れたらいい」と言うことで省略します。
5-4:ページメニューを開いてみた
見てください、このアイコンの量。
これらを見ても、かなり初心者用に洗練されたバージョンであると言うことが分かります。
とても、グラフィカルというか、カラフルになっています。
6.まとめ
元の撮った写真を既に削除しているため、
申し訳ありませんが、インストール所要時間は言えません。
推測として20分程度だと思いますが、あくまで推測ですのでご参考程度にお願いします。
また、CPUやメモリなどなどパソコンのスペック諸要素によって時間は
変化してきますので、一概にこの時間と断言することは出来ません。
総合的に見て、IE8は
「多機能と初心者の操作性」をうまく兼ね備えたブラウザであると言えます。
まだBeta版ですので、そのまま製品版でもその通りになるのかという保証はありませんが、
マイクロソフトがインストールだけではなく製品の使い方についての
問い合わせも可能になったというIE8のBeta版サポートデスクを見ても、
マイクロソフトがいかにこのIE8に気合いを入れているかが分かります。
多くのブラウザが派生してきた中で、生まれてきた競争。
競争の中で機能が生まれ、奪われ。
このような世の中で、いかにしてシェアを獲得することが出来るか。ここが焦点となります。
良い機能があっても使い心地が悪ければ、使いたくない。
バグが多すぎて、話にならない。
と言う状況であれば、使う人は右下がりに減少していくでしょう。
今回使ってみて(使い続ける予定ではあるが)気づいたのが、画像描画や
ページ内の画像のダウンロードの問題。
画像描画、と言うか画像の取得(ダウンロード)に以前より時間がかかっているようで、
ドラッグして範囲を選択する際もレスポンスがIE7より遅くなっています。
確かにページの表示やJavaScriptは並行処理によって、
ページの上から下への順延表示が少なくなり、
タブやページの切り替えなどは描画処理の省略によって結果的に
速くなり、ブラウズエクスペリエンスは明らかに向上しましたが、
一方でそれに相当する問題があるのも事実です。
実は、ここで紹介している以外にも、IE8には多くの機能が搭載されています。
それらを探してみるのも面白いかもしれませんね。
今後のフィードバックや報告によってこれらの問題が解決されることを期待して、
IE8 Beta2のレビューとしたいと思います。
後々、Beta3やRC1等が出てくると思われますが、全てをレビューしていては
時間がありませんので、一通りの新機能の説明程度に終わらせようと考えております。
インストーラや機能などに大きな変化があるバージョンについては
この限りではなく、またこのようにレビューを敢行する時もありますが、
その際はまた見てあげてください、よろしくお願いします。
今までもBeta1として、日本語OSで使える物が存在していたのですが、
さすがに重要なバグが放置されていそうな気がしていたので
導入を見送らせていただきました。(詳細は未確認)
今回のBeta2は、「全てのIE8の機能を搭載」し、
「ネットで仕事をする方などにも使える」ということで、
Beta2にしてはかなりの安定したバージョンであることが分かります。
XPのIE7Betaのように落ちまくることはないでしょう。(Vistaでは安定動作を確認。)
また、クラッシュしても開いたページが元に戻る機能や、クラッシュしても
そのタブだけが閉じて、他のタブを保護する技術など役に立つ新機能が
多く入っていますので、入れてみて損はないでしょう。
むしろ、新機能が動くことに感動することの方が多いと思います。
ということで、yamaの方でも許せない何かがありましたので、
せっかくですので徹底レビューを敢行することに致しました。
レビューも「久しぶり」です。
去年いろいろなOSを捕まえてレビューしていたかと思うと
少し寂しい気もしますが、実はIE8と言う大物に興奮しています。
それでは、レビューを始めていきましょう。「インストールしてみたい」と言う意欲が
少しでもある方は、是非このレビューを参考にインストールいただき、
IE8ユーザーの一員になって頂ければと思います。
なお、対応OSは、XPとVistaで、ダウンロードリンクも別れておりますので
ダウンロードセンターの方から必死に探していただければと思います。
画像をクリックすると大きく表示されます。
JavaScriptに対応している場合はフェードインしながら
開きますが(閉じる時は大きくなった画像内をクリック)、
JavaScript非対応のブラウザを使用している場合は
何の効果もなく普通にリンクとして画像が開きますのでご了承ください。
1.ダウンロードと展開
1-1:インストーラのダウンロード
インストーラをダウンロードセンターよりダウンロードします。
なお、Beta版のためかこの際Windowsが正規品であるかどうかを
確認する認証はなく、そのままダウンロードすることが出来ます。
サイズはさほど大きくはなく、
大抵の回線で数分以内にダウンロードすることが出来るでしょう。
1-2:インストーラの展開
インストーラが起動し、ファイルの展開を始めます。
このキャプチャもまた良い瞬間を撮っていて、「iesetup.exe」
なんと、インストーラ本体じゃないですか(笑)。
この画面×が押せるのだか押せないのだか分かりませんが、ここで
キャンセルすると元も子もないでしょうから、
インストール画面が表示されるまでまあ待ちましょう。
環境によって異なりますが3分程度かかります。
2.インストールの開始
2-1:インストーラの起動
インストーラが起動します。
どちらかというとOffice2007のインストーラライクな感じの、
ちょっとおしゃれなインストーラです。
今までのInstallShield系というか、msi系というか、かなりウイザード臭がする
インストーラを卒業し、デザイン性に富んだ新しい形のインストーラです。
無料版でこのインストーラを採用したのはもしかすれば初めて・・・なこともありません。
IE7でも実はこのようなインストーラ画面となっており、画面全体の改良点で
言うと背景画像が少し変わったかな、ぐらいの感じです。
次へをクリックして、インストールを開始します。
なお、インストール時にIE7のウインドウを閉じる必要はありません。
(ただ、インストーラに指示された場合を除く。)
インストール作業はインストーラによって行われますが、
実際にファイル書き換え等が行われるのは再起動時なのですから。
インストール時に待たない代わりに、再起動時にかなり待たされます。
(環境にもよりますが合計20分程度)
2-2:ライセンス条項の同意
どのインストーラでも表示されるおなじみの「ライセンス条項」
中身を最初から最後まで読む人はそう多くはないと思いますが、
私みたいな面倒くさがりな人は最初の1行目だけ読んで同意するをクリックします。
印刷してみたいという好奇心旺盛な方は
「印刷可能な形式」をクリックして遊んでみてください。
2-3:更新の取得設定
IE8の更新プログラムを取得するかどうか選択します。
Vistaのインストーラではインストーラ自身の更新プログラムを取得する
などといった物がありましたが、IE8ではそれはないようです。
チェックを入れて、次へボタンを押してください。
なお、チェックを入れずにインストールすると、もしかすると
セキュリティの脅威というか、セキュリティホールに突き刺される恐れがあります。
2-4:更新のダウンロード
予告なく次へを押した瞬間自動でインストールが始まります。
インストーラをダウンロードして展開したくせに、なぜか更新をダウンロード
しに行くのが不思議ですが、これは本体のサイズを抑えるための物でしょうか。
まあ待ちましょう。
環境にもよりますが、3~5分かかります。
2-5:更新のインストール
更新のインストールまでやってくれるとは、親切な・・・と言うか普通でしょう。
少し気になるのが、「インストール前に更新プログラムを入れるのはなぜ?」
と言う問題です。
普通であればインストール後にパッチ(すなわち、更新プログラム)を当てるのが
プログラムとして主流ですが、IEではなぜかインストール前にパッチを当てます。
なんか不思議です。でもまあいいでしょう。
ここも環境により3~5分かかります。
2-6:コアコンポーネントのインストール
更新プログラムのインストールが終わると、
いよいよコアコンポーネント(本体)のインストールに入ります。
コアコンポーネントというのは、日本語に直すと核となる部品というような物で、
IE8本体がインストールされていると言うことになります。
環境にもよりますが、5~10分かかります。とにかく長いです。
新聞を手にとって、紅茶を飲んで、さあティータイムのはじまりです(笑)。
2-7:言語パックのインストール
日本語版であるにもかかわらず、なぜか言語パックなる物のインストールを開始します。
Ultimate等他言語版に対応する措置?と考えると早い物ですが、おそらくそうでしょう。
この言語パックをインストールせずに、Ultimateで中国版なんぞを選択して
Windowsの言語を変えた時にIEの言語が英語とかなら、不便じゃないですか。
むしろ日本語だと、笑えますね、はい。
てわけで、一つ謎が解けました。
この作業には環境にもよりますが3分前後かかります。
コアコンポーネントのインストールにかかった時間の半分ぐらいになるでしょう。
2-8:更新プログラムのインストール
2-5でも同じ表示を見ました。
ここの部分では2-5でも言っていた
「インストール後のパッチ当て作業」を行っているのではないでしょうか。
環境にもよりますが5分前後かかります。
しかし、コアコンポーネントのインストールにかかった時間に比べればまだ短いです。
というか、コアコンポーネントのインストールにかかった時間がこのインストーラの
合計時間の中で最も高い割合を占めます。
2-9:最終手続きの実行
いよいよインストールも終盤です。最終手続きの実行に入りました。
飛行機で言うと「搭乗手続き」ですかね。いよいよIE8に向けて旅立ちます。
というか旅立つではおかしいですね。もうすぐ着陸、ですね。はい。
ここも環境にもよりますが3分前後かかります。
2-10:インストールの完了
インストールが完了しました。やったぁ!
しかしこれではまだIE8は使えません。
こいつらを操るには、一度再起動しなければなりません。
勘のいい人は分かると思いますが、Windowsコンポーネントの
インストールで再起動要求と言うことは・・・
XPはどうなるか分かりませんが、特にVista。
さあ、今すぐ再起動する(推奨)を押して、下に進みましょう。
3.再起動
3-1:更新プログラムの構成(ステージ2 / 3)
Vista環境で再起動するをクリックすると定番のあの画面が表示されます。
正直言って、、、、もう別れたいほどです。だが、それは不可能です。
初めは「画期的」と思えたあの機能やこの機能も、時が経つにつれそう
思えなくなってくるのが少し寂しいです。
でも、便利だと思える瞬間があるからこそ、また使いたくなるのです。
そういう奴なのかもしれませんけどね。
なお、ステージ1 / 3は1分程度で終了しますが、
2 / 3が中間部分だけあって長いです。
3-2:更新プログラムの構成(ステージ2 / 3)
更新プログラムの構成でステージ2が100%になりました。
次はステージ3!といっても、これで終わりなはずがなく・・・
まあまあ、お待ちください。次はテレビでも見ながら。
3-3:シャットダウンの開始
シャットダウン処理に突入します。
シャットダウンが表示されると言うことは、
これで全体の7割を終えたと言うことになります。
残りの3割は・・・これから先の内容です。
3-4:再起動後、更新プログラムの構成(ステージ3 / 3)
再起動が終わり、ロゴ画面が表示されると、ステージ3/3のインストールが開始されます。
実は前から思っていたのですが、
「IEは自動でインストールした物でもないのになぜ更新プログラム?」
と言う疑問が湧いてきます。
確かに、更新プログラムの類に入るかもしれませんが、
そうでもないと言えるのも事実です。
なぜなら、緊急性を要しないいわば「オプションプログラム」のようなものなのですから。
3-5:更新プログラムの構成(ステージ3 / 3)
その後、数分かたつと75%になります。
(元の画像ファイルを全て破棄したので、実は撮影時刻が分かりません・・・)
まぁ画像が取れたのが何よりの証拠(?)と言うことで、
この部分の画像は全て携帯で撮影しています。
さすがにコンピュータのキャプチャには劣りますが、
それに匹敵するような画質を持っています。
デジカメでもよかったのですが、近くにあった携帯で。
こう言う時に大きな力を発揮する例のカシオ携帯は、もしかすればすばらしい
携帯なのかもしれません。(ディスプレイの解像度が低いのがデメリットですが。)
3-6:更新プログラムの構成(ステージ3 / 3)
この3 / 3の所は以上に時間が長く、確か10分前後待たされた記憶があります。
この画面で10分以上待たされると言うことは、かなり大きな更新プログラム・・・
つまり、IEの偉大さを改めて実感できるということになります。
それだけ、IEは偉大なのです。(どれだけ?)
3-7:ようこそ画面
ついに「ようこそ」の文字が。
まもなく、デスクトップ画面が表示されます。
そして、そして・・・IEのショートカットをデスクトップ上あるいは他のフォルダにでも
置いている方は是非ご確認ください。アイコンに変化があるかと言うことを。
4.IE8起動と初期セットアップ
4-1:アイコンの確認と起動
アイコンを確認してください。小さな変化があるかどうかは知りませんが、
IE7と変わっていないのが分かります。
青いEマークはバージョン8になっても、健在だったのです。
赤いEマークは登場しないのでしょうか、ある意味楽しみです(笑)。
4-2:初期セットアップの開始
IE内でこのセットアップがなんと呼ばれているのかは知りませんが、
一番最初に起動した時に表示されるセットアップと言うことで、yamaGUIでも
使われている「初期セットアップ」と言う名称を持ってきました。
デザインも何かとインストール時と似たような感じで、青い新鮮さを感じさせます。
やはり、IEのイメージカラーは、青のようですね。
それでは、少し脱線しかけましたが内容に移りましょう。
「~Webサイトを取得しますか?」
この機能は、今まで見てきたWebページの履歴などに基づいて、
あなたの見そうなページの一覧を自動で作成する機能です。
機能が多いのはそれで良いことですが、それの反面重くなるのは私として
あまり好きではないので、「いいえ、有効にして欲しくないです」を選択しました。
後で確認するをクリックして逃げるという技もありますが、いずれまた
聞いてくるのもウザイので、今の内に決めてしまった方がよいでしょう。
4-3:既定設定の選択
後もう少しです。と言うメッセージは
「高速設定」を選んだ時にしか当てはまらないのではないでしょうか。
と突っ込んでやりたいですね、はい。
思いやりのあるウイザードも良いですが、全ての場合に
当てはまらなければ意味がないのでは・・・と。
4-4:どちらか選んで次へボタン
「高速設定」を選択すると、設定を全て自動で行ってくれます。
しかし、相変わらず新機能や必要のない機能も設定されてしまう可能性が高いので、
私は「カスタム設定を選択する」を選びました。
どちらでも構いませんが、選び終えましたら次へボタンをクリックして次へ進みます。
4-5:既定検索プロバイダーの選択
ここは各自好みがあると思いますので、ヤフーとかグーグルなど
アップグレード前の物を選択されているかと思います。
それでよければ「現在の既定の検索プロバイダーを保持する」を選択します。
もし他のプロバイダーに変更したいのであれば
「セットアップ完了後~」の方にチェックを入れ、次へボタンをクリックします。
4-6:アクセラレータプロバイダーの選択
最初は何の事やら分かりませんでしたが、調べることでその問題は解決しました。
アクセラレータプロバイダーというのは、「Webページのテキスト範囲を選択して
右クリックするだけでその内容を検索できる」というもの。
今まではコピー&ペーストを行う必要がありましたが、それらを行うことなく
ワンタッチで検索できるようになり、必要な情報に到達するまでの
時間を短縮することが出来ます。
この機能は検索だけではなく、翻訳などにも使うことが出来、
今後これらの対応プロバイダーはどんどん増えていくと予測されます。
このリストの中に、ヤフーとかグーグルがないのが残念ですが。
今後入ってくれることを期待しましょう。
下にある設定でよければ
「現在のアクセラレータプロバイダーを保持する」を選択してください。
しかし、たいていの人はこの下にある設定は気に入らないと思いますので、
「セットアップ完了後~」を選択してください。
このような機能はいらない、死んでしまえ(言い過ぎですね。)という方は
「この機能を無効にする」を選択して向こう側(わざと誤変換)にもっていってください。
いずれにせよ、
何らかの項目を選ばれましたら、次へボタンをクリックして次へ進んでください。
キャンセルなんて押したらこの私が許しませんので。(嘘です。)
4-7:Smart Screenフィルター機能の選択
フィルター機能を有効にするか無効にするかという選択です。
以前のIE7にもこのような設定項目はあったのですが、さらに保護範囲が
「悪意のあるソフトウェア」等と利用者を保護できるように広がっています。
「照合」ということは、Webページを表示する時に一つタイムロスが発生すると言うことで、
こういうのはあまり好きではないので、私は無効を選択しました。
(IE7の時も同様の理由で無効にしておりました。)
もし対策ソフトウェアなどを入れておらず、変なソフトにシステムを壊されたくない
というのであれば、有効にすることをお勧めします。
選び終えたら、最後に完了ボタンをクリックします。
すると、初期セットアップのウインドウが閉じて、普通にブラウズできるようになります。
また、次回起動時からは初期セットアップの画面は表示されません。
各種設定を変更したくなった時はツール→インターネットオプションの
詳細設定タブから設定を変更してください。
(実際私もこの詳細設定の部分で数カ所細かい設定を変更しています。)
5.おまけ
5-1:画面構成と宣伝ページ
まず一番上から行きましょう。
アドレスバーの中のアドレスに、太い部分があると思います。
これは、ドメインを表しています。
これにより、偽物のページなどの識別がしやすくなると言うことです。
確かに、その通りだと思います。
以前あった「yahoo」と「yafoo」の事件の時も、このようにドメインの部分が
太字になっていればすぐに分かっていたことでしょう。
と言っても人々はあまりアドレスバーを見ないので底が逆にネックになってきて
いるのかも知れませんが。
アドレスバーを少しでも目立たせたい開発チームの姿勢が伺えます。
更新ボタンの隣に変なボタンが表示されています。
これは、IE8がWeb標準に準拠しました。(完全ではないかもしれません。)
しかし、それによって今までIEに準拠していたページが完全な状態で表示できない
という報告が多数寄せられたと言うことで、Microsoftは「互換モード」を用意しました。
これは、IE7相当でページをレンダリングすることによって、IEの過去のバージョンに
準拠したページでも完全な状態で表示することが出来る、と言うことです。
テキストの位置がずれたり、画像の位置が違ったり、した場合には
このボタンを押すことでIE7相当のページに変換(?)できます。
もう一度押すと、元のIE8で表示し直します。
このようにワンタッチでいろいろと変更できるのが楽で、一番良いですね。
そして、右側の検索バー。よく見てください。
IE7より幅の割合が変わった気がしませんか?
そうなのです。実は変わっています。検索側の幅が少し大きくなり、
いろいろな語句を入れても全てが表示されるような感じになっています。
全ての検索する場合においてスペースを入れて絞り込み検索をするなど、
検索語句が数文字のみではないという考えを汲み取った結果なのでしょう。
そして、左下に移ります。
今まではお気に入りのボタンはアイコンだけだった物が、
「お気に入り」と文字が追加されました。
これによってここがお気に入りを表示するボタンであると言うことをユーザーに
明記させようという狙いがあるのでしょう。
多機能、かつ、初心者にも使いやすいブラウザを目指した結果、
このようになったと言うことは言うまでもありません。
常に表示されるのは少しうっとうしい感じもしますが、
わからない人もいるという事を考えると、まだ耐えうる範囲です。
そして、その右。
クイックタブの部分は変わっておりませんが、少し
視覚効果が削られ、タブの部分が平らになった印象を受けます。
視覚効果が減って、すっきりしたと言えばよいのでしょうか。
タブはグラデーションになり、タブ間のページの切り替えも早い印象を受けました。
最新技術の結晶と言うことでしょうか。
しかし、正式版となるともっと改良が施され、
この速度にはならない可能性も・・・あるかもしれません。
今の内の特権(?)に終わる可能性も高いです。
ちなみに、タブを複数開くと、このように色が変わります。
これは、どのタブからページを開いたのかという物を表すようで、
なん色か色があります。
この色はパターンの乱数で決まっているようで、緑が出たり黄緑が出たりします。
なお、緑が出たタブから他のページを開くと、そのタブの色も緑色になります。
あの超有名番組「アタック」のブラウザ版と考えるとよいでしょう。
この機能はもしかすれば他のブラウザにはないオリジナル機能ではないでしょうか。
そもそも、他のブラウザは視覚効果に凝っており、1タブをオブジェクトとして
扱っているために特定のタブだけにこのようにグラデーションを
掛けた物にするのは難しい傾向にあるのではないでしょうか。
なお、1つだけ開いた状態だとタブは青のグラデーションになります。
また、他のタブを開いていても一色となりますが色分けされて表示されます。
そして、いろいろありますが、最後は一番右。
IE7ではページの横はツールでしたが、
ここに「セーフティ」が追加されています。
ここからCokkieや履歴を一切保存することなく
ブラウズできるInPrivateブラウズを行うことが出来ます。
これにより、夫に履歴を見られたくない母も、親に履歴を
見られたくない子供も、生徒に履歴を見せたくない先生も、気にすることなく
ネットサーフィンを楽しむことが出来ます。
というのは本来の目的ではないようで、
マイクロソフトではネットカフェなどでの利用を想定しているようです。
確かに、ネットカフェでブラウズし、
情報が残っていてそれを悪用されてはどうしようもありません。
このような情報保護技術もIE7より格段に向上しています。
(IE7ではワンタッチで履歴などを削除する機能がついていたが、
この機能は履歴などそのものを書き込まない機能)
下側に表示されているIE8の宣伝ページはBeta版だけあって規模も
さほど大きくはありませんが、最低限の新機能などの情報は
載っているので一度見てみる価値はあるでしょう。
ヘルプはXPではどうなるのか知りませんが、Vistaではヘルプを
「ヘルプとサポート」から参照し、さらにそのヘルプとサポートは
インターネット上からヘルプを参照するため
実質IE7相当の情報が入ったままです。
(そりゃベータ版なのにヘルプファイルが書き換わるはずがない。)
というわけでオフラインヘルプはどうなっているのか見てないので分かりませんが・・・
何か見つけられた方居られましたらまたお知らせ下さい(笑)。
5-2:お気に入りを展開した画面
お気に入りボタンを押して、お気に入りを展開すると、このようになります。
お気に入りに追加ボタンでワンタッチでお気に入りを追加できるほか、
お気に入りとフィードと履歴がタブ項目になり、
わかりやすく画面の切り替えが行えるようになっています。
また履歴の項目では履歴の表示方法をダウンバー
(複数の項目から一つを選ぶ物)で選択できるようになっており、全体的に
IE7より機能がかなりまとめられ、見やすくなっています。
5-3:yamaのページを表示
試しに、yamaのページをWeb標準の状態で表示してみましたが、
特に崩れなどはありませんでした。
しかし、Web標準の度合いをチェックするサイトで調べてみたところ、
点数が-になっていた物ですから改善の余地はあるかと。
ただ、面倒くさいのでまあ「見れたらいい」と言うことで省略します。
5-4:ページメニューを開いてみた
見てください、このアイコンの量。
これらを見ても、かなり初心者用に洗練されたバージョンであると言うことが分かります。
とても、グラフィカルというか、カラフルになっています。
6.まとめ
元の撮った写真を既に削除しているため、
申し訳ありませんが、インストール所要時間は言えません。
推測として20分程度だと思いますが、あくまで推測ですのでご参考程度にお願いします。
また、CPUやメモリなどなどパソコンのスペック諸要素によって時間は
変化してきますので、一概にこの時間と断言することは出来ません。
総合的に見て、IE8は
「多機能と初心者の操作性」をうまく兼ね備えたブラウザであると言えます。
まだBeta版ですので、そのまま製品版でもその通りになるのかという保証はありませんが、
マイクロソフトがインストールだけではなく製品の使い方についての
問い合わせも可能になったというIE8のBeta版サポートデスクを見ても、
マイクロソフトがいかにこのIE8に気合いを入れているかが分かります。
多くのブラウザが派生してきた中で、生まれてきた競争。
競争の中で機能が生まれ、奪われ。
このような世の中で、いかにしてシェアを獲得することが出来るか。ここが焦点となります。
良い機能があっても使い心地が悪ければ、使いたくない。
バグが多すぎて、話にならない。
と言う状況であれば、使う人は右下がりに減少していくでしょう。
今回使ってみて(使い続ける予定ではあるが)気づいたのが、画像描画や
ページ内の画像のダウンロードの問題。
画像描画、と言うか画像の取得(ダウンロード)に以前より時間がかかっているようで、
ドラッグして範囲を選択する際もレスポンスがIE7より遅くなっています。
確かにページの表示やJavaScriptは並行処理によって、
ページの上から下への順延表示が少なくなり、
タブやページの切り替えなどは描画処理の省略によって結果的に
速くなり、ブラウズエクスペリエンスは明らかに向上しましたが、
一方でそれに相当する問題があるのも事実です。
実は、ここで紹介している以外にも、IE8には多くの機能が搭載されています。
それらを探してみるのも面白いかもしれませんね。
今後のフィードバックや報告によってこれらの問題が解決されることを期待して、
IE8 Beta2のレビューとしたいと思います。
後々、Beta3やRC1等が出てくると思われますが、全てをレビューしていては
時間がありませんので、一通りの新機能の説明程度に終わらせようと考えております。
インストーラや機能などに大きな変化があるバージョンについては
この限りではなく、またこのようにレビューを敢行する時もありますが、
その際はまた見てあげてください、よろしくお願いします。
さいきん
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