忍者ブログ
HOME > > [PR] > 雑記 > Windows 7 Beta 完全レビュー  

 当ブログは移転しました。まもなく移動します。

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

まず、私事が続いてしまい、2週間程度更新できなかった点についてお詫び致します。
スケジュールの都合上、このようなことが
今後も何回か続いてしまうかもしれませんがご理解願います。


さて、今の世の中は定額給付金だのセンター試験だのと叫ばれていますが、
どうやらWindows界では7が叫ばれているようです。
というのも、1月9日で米国でWindows 7のベータ版がダウンロードできるようになり、
同じく日本でも13日よりダウンロードができるようになりました。
実は、インストール自体は13日に行っていたのですが、
透明機能等々が使えないのはなんともったいないことだと
言うことで、今までのPC人生で
史上初の「(ベータOSの)実機へのインストール」を敢行しました。
アップグレードという選択肢もありますが、危険性がかなり高く、トラブルの
可能性もあるため、新規にパーティションを作りそこに普通に入れてあげました。
つまり、現在Vistaと7が仲良く同居している状態です(デュアルブート)

というわけで、普通に撮影することが難しいセットアップの部分と、透明機能を
含むほぼ全ての機能を写真やフラッシュで徹底的にレビューしていきたいと思います。
なお、この記事だけで画像123枚、
フラッシュ18個を使用した超大型レビューとなります。
2009年初めての大型記事ですので、是非とも最後まで見ていただければ幸いです。
そして、最終的にはインストールや購入の参考にしていただければと思います。

※画像の部分をクリックするとフェードインしながら拡大して開きます。
(なお、JavaScript非対応のブラウザの場合は画像がそのまま開きます。)
※Flashがある部分は、動画部分下のコントロールの
音量調節パネルの左にあるボタンをクリックすると全画面表示モードになります。

(フルスクリーンで類似的に実際に7が動作しているような感じになりますので、
Windows 7の世界に浸かりたい方は是非ご利用ください。
画面だけWindows 7の雰囲気になれます。)
※Betaですのでセットアップの部分などにも英語の部分が多々ありますが、
できる範囲で日本語に翻訳した文章を掲載していきます。

※インストール画面中の再起動の回数は2回です。
※この記事には続きがあります。
この記事の一番最後は「電卓」ではありませんのでご注意ください。


1.ファイルのダウンロード
1-1:ダウンロードの準備
 
マイクロソフトのサイトからWindows 7本体をダウンロードします。
その際、プロダクトキーが表示されますので実機に
インストールする人はどこか紙などにメモしておくことをお勧めします。
また、インストールガイドにも一度目を通しておくとよいでしょう。
ダウンロードするには、「今すぐダウンロード」をクリックします。
今すぐという表現は微妙ですが・・・
 

これがいわばインストールガイドと呼ばれるものです。
長々と続きますが、基本的なことばかりですので理解に苦しむことはないでしょう。
一つ妙なのが「既存の問題として、例えば・・・MP3ファイルが損傷する・・・」
(現在はこの問題は更新プログラムによって対処されていますのでご安心ください。)

1-2:ダウンロード
 
ベータ系、特に大容量のファイルをMS等からダウンロードしたことのない場合は、
専用のプラグインを入れなさいというポップアップが表示されます。
(特にWindowsのベータ版においては容量も
多い&多くの人がダウンロードする=負荷が高いので
特殊なアプリケーションを用いた分散ダウンロードが採用されています。)
 
その後、プラグインをインストールする場合は
赤い枠のインストールするをクリックしてください。

 
その後、どこに保存するか場所を指定する画面が表示されますので、
適当にデスクトップなどを選ぶといよいよダウンロードが始まります。
初めは初期化などの作業もあるので0%が長く続きますが、
接続を確立できれば時間帯にもよりますが
光回線の場合でだいたい500KB~1000KBの間でダウンロードを行います。
また、メガネアイコンの詳細をクリックすると下の画面が表示されます。

 
ちなみに、接続:4とあるのが同時にダウンロードしている証と言えます。
また、オプションとして用意されている
「完了したらウィンドウを閉じる」はご自由にどうぞ。
「完了したら開始する」はよく分かりませんのでチェックを入れない方がよいでしょう。
なお、回線の都合に応じて一時停止などを行うこともできます。

2.インストール
2-1:セットアップの起動準備
 
まず、手順としてはダウンロードしたファイルをDVDに書き込み、
それを再起動時にブートさせるという手順を取ります。
新しいOSに興味だけあってやり方、入れ方が分からないという人は
大勢いると思うのですが、MSの
「ファイルをDVDに書き込めない人はベータを触るでない」という
規定がありますので申し訳ないですがそれらの手順は省略させていただきます。
他のサイトなどに運がよければ載っているかもしれません。
Vistaの時と同じように、ディスクを入れるとまず始めに
「Windows is loading files...」(Windowsのファイルを読み込んでいます...)
という表示が出ます。

 
ファイルのロードが終わると、ちょっと変わった画面が出てきます。
実は、これが7の起動画面です。
Windows VistaのBetaで出ていた起動画面が製品版でも変化が
なかったことから、7でも上の画像の起動画面がそのまま
製品版でも採用される可能性は高いです。
しかし、数秒後・・・

 
よくわかりませんが、旧Vistaの起動画面が表示されます。
おそらく、Vistaのインストーラを改良はしているものの
改良し切れていないのが見て取れます。
なお、Vistaのインストールディスクから起動する時にも
同じくこの画面が表示されます。
また、中のプログレスバーは動いていきますが、
高速なコンピュータであれば30秒弱で終了します。

 
その後、数秒間ですが黒い画面になります。
ディスプレイの解像度の切り替えなどで発生する「黒い画面」なども
含まれているのではないかと思われますが・・・

 
お、バックがものすごい!!
というわけで黒い画面の後にバックが表示されます。
Windows 7のセットアップのバックは終始これと付き合うことになります。
おそらくテーマは「深海」でしょう。
上から照らしている光が何ともその雰囲気を演出しているようにも思えます。

2-2:セットアップの起動
 
Windows Vistaの時と同じように言語などを設定するページが表示されます。
特に変更する項目はありませんが、
他と違う環境であれば最も適当なものに選び直しておいてください。


ついでに「Windowsのインストール前の注意事項」を開くとなぜか
Windows Vistaのヘルプが表示されます。(意味が分かりません・・・)
まだ7で英語なのは許せますが、Vistaなのはちょっと・・・ということで、
セットアップは確実にVistaの流用版確定です。
ということで、最低限の動作環境は
おそらくVistaと等しいかそれ以上となる公算が高いです。
もしかすればメモリが512MB以下だとはねられるかもしれません。
くれぐれもご注意を。
 
 
やることはインストールしかありませんので、どでかく真ん中に
表示されている「今すぐインストール」をクリックします。
今すぐ、インストールです。

2-3:インストール前の設定
 
すると、例のバックに、「Setup is starting...」と表示されます。
大体雰囲気から読めば分かりますが
一応書いておくと「セットアップを起動しています...」という感じです。
これも高速なマシンであれば数十秒で終了します。

 
まず最初はライセンス条項です。
これに同意しない限りは先には進めませんので、
何が何でもチェックを入れて次へをクリックします。
最後まで読む時間はないので、とにかくチェック入れてGo。

 
次に、インストールの種類が表示されます。
Vistaであればこの周辺にライセンスキーを入力するページが
表示されますが、Windows 7ではセットアップ後の設定の方に移動しました。
つまり、ライセンスキーなしでもインストールだけは行えるということです。
(2000やXPは後からライセンスキーを入れる形式ですが、
Vistaでは唯一セットアップ時にライセンスキーを入れる形式でした。
つまり、7で2000やXPと同じ形式に戻ったと言うことです。)
アップグレードをクリックするとXPやVistaなどから
アップグレードできるのでしょうが、詳細は分かりません。
なお、新規にインストールする人は
カスタム(詳細)を選択してください。(それしか選択肢はありませんが。)

 
Windowsのインストール場所を選択します。
パーティションを分けている人は正しい方を選ばないと大変な
ことになりますので容量などをヒントに正しい方を選んでください。
パーティションが一個しかない場合は素直に
そのパーティションをクリックして、次へ進んでください。
なお、特殊なドライブの場合はドライバーの読み込み、
細かい設定をしたい場合はドライブオプション(詳細)も
ありますが相当な問題がこの場で発生していない場合は
クリックする必要はありません。素直に次へ。

2-4:インストールの開始
 
すると、早速インストールが始まります。
早いです。Vistaのインストールを経験したユーザーから
見れば「手順省略しすぎだろ」と思ってしまいますが、
それは7でさらにセットアップが洗練された証と言うことでしょう。
Vistaはせっかく人に磨かれたのにMSが
自分で泥を塗ってしまった・・・と考えると早いかもしれません。
なお、このファイルのコピーは速いコンピュータで10秒程度で終了します。
Vistaの場合は最低でもここで一分以上かかっていましたので、
この時点でかなり短縮されています。

 
すると、次はファイルの展開に入ります。
Vistaと同じ形式のセットアップですので、
相変わらず終了すると左に例の印が入っていきます。

 
ファイルの展開が始まります。
ここが7のセットアップの正念場と言っても過言ではないでしょう。
なぜか、ここでDVDドライブにガンガンアクセスしまくります。
しかし、早いコンピュータの場合は1秒に1%程度の
間隔で展開が進んでいきますので、
合計すると2分弱程度で展開が終了することになります。

 
3%。なお、文字の一番最後の「...」は実際インストールする時には
「.」「..」「...」と動いていきます。
フリーズしていないかどうかを確認する目安に活用できます。

 
19%。ちなみに、3%の上の画像とこの画像の
プログレスバーを比べてみると分かるかと思いますが、
画面の下の方にあるプログレスバーは1%ごとに進んでいます。
これはVistaの時も同じでしたが。

 
61%。プログレスバーがさらに進んでいます。

 
82%。セットアップももう終盤です。というのは嘘で、
全体から見ればまだ3分の1も終わっていないことになります。

 
機能のインストールもファイルのコピーと同じようにほぼ一瞬で終わります。
Vistaの時は機能のインストールも若干時間を食っていたような
気がしますが、ここは改善されています。
(他にも改善点はざらのようにありますが。)
外は同じでも、中はだいぶ変わっているようです。
更新プログラムのインストールも、現在はあまり多くの数は
配信されていないはずなので、あまり時間はかからないはずです。


更新プログラムのインストールが終了しました。
ここでプログレスバーを見てみるとどうやら3分の2は超えているようです。
山場は超えたようだ。
と調子に乗っていると・・・
 
 
ここで一度再起動の指示。
10秒のカウントダウンで、それまでにクリックしなければ・・・
いいえ、クリックしなくても10秒経過すると自動で再起動に入ります。
なお、「HDDからブートするだろこの野郎」ということでDVDを抜いてしまうと、
続きのセットアップでいろいろとトラブルが起きるかもしれませんので、
安全のためDVDは入れておいてあげてください。

 
再起動寸前の場面です。なんと、全て終了してバックだけになります。
ただ、この画面が見れるのはほんの数秒だけですが。


ブートローダがWindows 7を3秒のカウントダウンで自動的に選び、
7のセットアップ続行が決定します。
通常起動時と同じように、黒い画面が表示されます。
(三度の飯よりパソコンという方は
見慣れているはずであろう、黒い無地の画面です。)
 

初めのセットアップの時にも表示された、Starting Windowsの画面です。
大事なこと(?)ですのでもう一度言いますが、これが7の起動画面です。
これだけ?と油断していると大変な目に遭います。

 
数十秒間は上の画面のままですが、一定が経過すると向こうの方から
いくつかの球が飛んできます。
実は、これWindowsの4減色の球なのです。そして、これが・・・

 
中央の部分で一つになって、心臓の鼓動のように大きくなったり
小さくなったりを繰り返すアニメーションです。
XPやVistaのときのようなつまらない(?)流れるプログレスバーよりも、
こちらの方がどちらかというと見る価値はあるのかもしれません。

以下にそのアニメーションのフラッシュがありますので
好奇心旺盛な方は是非ご覧ください。
 

 


 
ここでアニメーションするロゴと共に妙な英語のメッセージが表示されます。
「Setup is updating registry settings」
(セットアップはレジストリの設定をアップデートしています...)
新規インストールの場合はここでさほど時間を食うことはないと思いますが、
アップグレードインストールの場合はレジストリを
アップデートさせる必要があるので、どうしてもここでしばらく時間がかかるでしょう。
Vistaの場合はここはグレースケールのロゴと共に「......」が永遠に続いていました。
結局何をしているのか分からないという
ユーザーの指摘を受けてこの部分も改良されているようです。

 
そして、しばらくするとまた例の黒い画面になります。
セットアップを何度も経験している方であれば
この後の展開は予測できるかと思いますが・・・

 
例のバックです。何とも運の良いことに他に何の表示もありません。
バックだけが欲しいというのであればこちらからどうぞ。

 
ここでまたもや英語のメッセージがバックの上に表示されます。
「Setup is starting services」
最後の「...」が無いので不思議に思われるかもしれませんが、
日本語訳すると「セットアップはサービスを開始しています」
要するに、ここで基本カーネルのインストールは終了したと言うことになります。
カーネルのインストールには当然サービスも含まれているのでここで
サービスを起動しておけば起動時間を短縮できるという
これもMSの一つの戦略なのではないでしょうか。

 
そして、真っ黒い画面の右下にWindows 7が表示されます。
この画面は、性能の低いコンピュータのみ表示され、
性能の高いコンピュータの場合は壁紙がそのまま直に
描画されるのでこの画面を見ることができたとしても1秒弱でしょう。

2-5:インストールの最終処理の実行
 
ここから・・・セットアップのフォントが全てメイリオになります。
Vistaではここまではなかった気がしますが・・・
やはり見やすさを重視しているのか?
そうだとすれば初めのセットアップも全てメイリオにすればいいのに・・・と
思いますがさてはMS、そこまでする
時間の余裕がなかったのかもしれません。。

 
Vistaでもありました、ここから解像度が
ワンランクアップして800*600になります。
少し字が細かくなりますが、その方が見やすいので良いでしょう。
インストールの最終処理が実行されます。
なお、Vistaの時のように最終処理での%は表示されない点が改良されています。
頼りにできるのはプログレスバーのみです。
時間の経過と共に灰色が緑に襲われていく様をご覧ください。

 
マウスポインタもVistaとほぼ同じです。
7とVistaはマイナーチェンジと言われているだけに、
マウスポインタの変更はどうやらないようです。

 
数十分経った頃、プログレスバーに変化が訪れます。
なんと全セットアップの4分の3が終了しているではありませんか。
といえばあと数十分かかるのでは・・・という心配も残りますが、
なんとこのセットアップはプログレスバーが
100%にならない内に終了します。
何とも不思議なセットアップです。

 
ここで2回目ですが、またもや英語のメッセージが表示されます。
applyは適用という意味のようなので、
「セットアップはシステムの設定を適用しています」ということになります。
何故上の画面で全て処理しないのかというところが気になりますが・・・
まぁ感覚的にセットアップを早く終わらせるように見せるという
ここも戦略なのかもしれません。

 
ここで2回目のrestarting=再起動 が入ります。
英語の部分を訳してみると
「セットアップはコンピュータを再起動した後に継続するでしょう」
なぜwill=未来形がここで入るのか分かりませんが、
とにかく再起動するという指示です。
この画面の表示から数十秒後に、本当に再起動します。

 
おさらいというか復習になりますが、
この画面が表示されてもany keyは押さないでください。
これをクリックするとDVDからブートしてしまい、
再び初めの画面が表示されてしまう可能性があります。
セットアップは最初の再起動の時点で既にHDDに
書き込まれていますので、HDDからWindows 7という
一つのOSとして起動することができます。
(セットアップが完了するまではOSといっても
表面はセットアップの画面になりますが。)

 
何回目でしょうか、新しい起動画面「Starting Windows」が表示されます。
ここで一つ気になりますが、製品版が
リリースされる時にはこの部分は日本語になるのでしょうか。
そのためには最低限でも日本語のフォントが読めなければ話になりませんが・・・
ただあえて英語というのも良いかもしれません。

 
そしてしばらくすると前述しましたが、ロゴが生えてきます。
ロゴが生えてくるアニメーションは上の方に
フラッシュで置いてありますのでご堪能ください。

 
そして、何とも奇妙なことに黒画面+旧カーソルが表示されます。
2000やXP時代の縦に長いカーソルです。
これが表示されるのも7のセットアップにしては少し不思議ですが、
どうもセットアップの読み込み中途考えると早いでしょう。
マウスポインタが旧式と言うことは、
セットアップを読み込み切れていないと言うことなのです。

 
いよいよセットアップも終盤?
と思いきやまたもや謎の画面が表示されます。
しかも何気にかっこいいです。
preparingが「準備」という意味のようなので、日本語訳すると
「セットアップはコンピュータを初めて使うための準備をしています」という感じです。
また、その下のアニメーションがまた面白いのでフラッシュ化しました。
楽しんでいただければと思います。
 


そのアニメーションに続き、
次は「Setup is checking video performance」と表示されます。
日本語訳すると「セットアップはビデオパフォーマンスをチェックしています」
ここでビデオカードなどの能力がチェックされ、ウィンドウを
透明にするかどうかの判断などがなされるのでしょう。
なお、以前のVistaのようにセットアップの時に
Windows エクスペリエンスインデックスの点数を測定することはなくなりました。
(=セットアップ終了後、手動で点数を測定する必要があります。)

 
すると、またまた例の背景が表示されますが、
一瞬マウス操作が効かなくなる時があります。
どうやら読み込み中のようですので、
コーヒー一杯でも飲みながら待ってやってください。

2-6:インストールの終了と初期セットアップ
 
yamaGUIでいう「初期セットアップ」のはじまりです。
Beta版ですがUltimateという最上級のエディションを楽しむことができます。
まず、ユーザー名を入力してください。
これはドキュメントやデスクトップなどの、つまり、C:¥users¥○○
の部分になりますので間違えることの内容きちんと入力してください。
コンピューター名はLANにつないで
楽しむ人以外は特に書き換える必要はありません。
(自動で「[ユーザー名]-PC」という風に設定されます。
全て入力できれば、次へ進みましょう。
※なお、Vistaの時と同じセットアップですのでわかる方も多いかと思いますが、
ここでグラフィックカードなどウィンドウを透明にする能力を持つハードウェアを
備えていたとしても、実際この初期セットアップの部分は
透明になりませんのでご了承ください。

 
ユーザーアカウントのパスワードを設定する画面です。
パスワードを設定する時同時にパスワードを聞かれてくるので
うっとうしいという人は入力しなくても構いません。
泥棒に盗まれるのが嫌だ、リモートデスクトップがしたいなどと
言う人はパスワードが必要になってくると
思いますのでそのような場合は入力してください。

 
ここで、プロダクトキーを要求してきます。
Vistaの時はディスクから起動していたセットアップで要求されていた
(しかも、プロダクトキーを入力しないとドキュメントなどが
損傷・・・等というちょっと怖い警告も付いていた)が、
7はここでプロダクトキーを要求するようです。
つまり、上にロゴと共にエディションの表示があったことから、
完全にエディションごとにセットアップの
中身が完全に分けられるという可能性が高いのではないでしょうか。
VistaではBasicやPremiumなどなど、どれも量産性を
確保するためにDVDの中身は同じでした。
それで、エディションを見分ける唯一の方法として、DVDからの
セットアップ起動時にエディションの選択とプロダクトキーの
入力を行って、インストールするエディションを確定させていました。
以前のVistaの方法では脆弱性を突かれると最上級の
Ultimateまで上がっていけてしまうため、非常にMSにとっても
不利益だったことに違いないでしょう。ここも、一つの改革です。

 
ここでVistaとはひと味違ったページが表示されます。
「推奨設定の使用」「更新プログラムのインストール」「後で確認」と
ありますが、選ぶのが面倒くさい人は推奨設定、MSに妙な情報を
送りたくないという人は更新プログラムのインストール、
どうせオフラインのコンピュータだしどうでも良いという人は後で確認をクリックします。

 
日付と時刻の設定です。
日本国内でセットアップをしている方は
特に変更する項目はありませんので、次へ進みます。

 
現在の場所の選択です。
ここは私も少し迷いましたが、セットアップは
「分からない時はパブリックネットワークを選択せよ」と書いています。
しかし、パブリックを選んでしまうといざ他のコンピュータと接続となった時に
少なからず設定を変更しなければならなくなるだろうと言うことで
私はホームネットワークを選択しました。
もし会社の中であれば社内ネットワーク、本当に公園などベンチの上で
セットアップをしているのであればパブリックネットワークを選択してください。

 
すると、実際にネットワークに接続してリアルに設定が適用されていきます。
全自動の、ある意味要領の良いセットアップです。

 
ホームグループを作成しますか?という理解できないページが表示されます。
前の画面でホームネットワークを選択すると表示されるページのようで、
ホームネットワーク同士で接続されたコンピュータに対し、
共有するものを選ぶことができます。
また、接続時に必要となるパスワードもセットアップ時には
リアルに表示されますので、利用しようと思っている人は
どこかにメモしておくことをお勧めします。
(なお、ホームネットワーク同士とありますから、
両方がWindows 7をインストールしている必要があります。)

2-7:初期セットアップ終了
 
設定を最終処理していますと表示されます。
妙に気に入らない流れるプログレスバーですが、そんなに時間はかかりません。
長くても1分程度でしょう。

3.最終セットアップ
3-1:Windows 7の起動
 
そして例の黒い画面とカーソルが表示されます。
何とも書くことがないので右下の文字を日本語に翻訳しておきます。
「目的だけのテストのために(=検証だけのテストのために)」
目的というと確かに目的ではありますが、日本語に当てはめると
検証の方が適切な気がしますので検証と書いておきます。

 
すると、背景にロゴの付いた画面が表示されます。
Vistaユーザーの方であればこの画面を今まで何百回と
見てきたと思いますが、7の場合でも
この画面構成はあまり変化がないようです。
やはり、マイナーチェンジだけに。

 
しかし・・・気付いた方は一瞬で分かると思いますが、
ようこその文字がVistaよりも大きくなっています。
画面の解像度が上がってきたために、
字が小さくなっていく事への対策でしょう。
OSとして対処できることは
できるだけ対処していくというMSの熱い姿勢なのかもしれません。

3-2:デスクトップの準備
 
そして、初回起動時のみ表示される例の文「デスクトップの準備をしています...」
本当にこの画面の後ろでデスクトップが準備されているのかと
言われると微妙なところですが、とにかく準備しているのでしょう。
しばらくお待ちください。

(3-3:個人用設定)
 
性能の低いコンピュータ(=仮想PCだったり)の場合のみ、
個人用設定の画面が表示されます。
一定の性能以上の実機にインストールする場合、このプロセスは
セットアップのどこかで行われているようなので、この画面は表示されません。

 
まず一個目はIE。ちなみに、7のIEはバージョン8が搭載となります。
現在もベータがどこかに転がっていると思いますので、
興味のある方は導入してみても良いかもしれません。

 
テーマのセットアップです。なお、Vistaと同じように一定以上の
グラフィック性能があればウィンドウの枠の部分は透明になりますが、
一定以下の場合は下の画面のように少し寂しくなります。

 
これが7のベーシックテーマです。Vistaの時もこのような感じでしたので、
ベーシックテーマ自体にはあまり変化はないようです。

 
ここで、背景が描画されます。
7の背景は海で泳ぐ深海魚(?)のような感じです。
具体的に魚の名前は専門家ではないので分かりませんが、
詳しくは下の画面の壁紙をご覧ください。

 
WMPの設定です。
WMPですが、バージョンが11になり、びっくりするほど変革を遂げた
アプリケーションの内の一つです。
Live Messenger等もびっくりするほど変革を遂げていますが、
さすがに11の変わりぶりには驚きました。
下の方に画像がありますので、下の方でまた驚いていただければと思います。

 
デスクトップのアップデートコンポーネント。いったい何があるのかと
思ってしまいますが、
デスクトップもアップデートできる項目のようです。

 
再びIE。さすがに2回目になると何気に理解できませんが。
 
ブラウザカスタマイズ。
私の勝手な推測ですがプラグイン関係のものかもしれません。

 
これが7のデフォルトの壁紙です。
あくまでBetaですので製品版の壁紙はどのようなものになるか
分かりませんが、形式的にはこのような感じの壁紙といってよいでしょう。
Vistaの場合は製品版で新たに壁紙がいくつか作られましたので、
もしかすれば7も同じように製品版のリリースの際には
新たに壁紙が作られるかもしれません。

 
そして、タスクバーが表示されます。
95からVistaまで続いたアイコン+タイトルのタスクバーを払拭し、
yamaGUIと同じようにアイコンだけの表示になりました。
しかも、クイック起動と連動しているようで、左下のアプリケーションの
アイコンをクリックするとクリックしたアイコンの右に重なるように表示されます。
同じアイコンがいくつもずらずらと並んでいくよりかは幾分マシでしょう。

3-4:デスクトップの表示
 
デスクトップアイコンがお見えになりました。
Vista同様、デフォルトのアイコンはゴミ箱しかありません。
コンピュータやIE等のアイコンは手動で追加する必要があると言うことでしょう。

3-5:Windows Update
 
おまけということで基本的なレビューであればここまでで終わりますが、
Windows 7の微妙な世界に期待を抱く人が多いということが分かったので
実機へのインストールを行い、透明化機能を有効にさせました。
この先、7の暴走する姿をご覧頂ければと思います。

上の画像ですが、Windows Updateが来ていたのでインストールすると、
不意にもインストールが失敗した模様です。
毎度のことですがこのアプリケーションは
再起動再起動と厄介なので閉じてあげました。
最終的には更新プログラムのインストールは成功したようですが・・・

 
ちなみに、スタートボタンにマウスカーソルを持って行くと、輝きます。
輝くというのも、7のロゴ(またこれVistaと大差ないのだが)から
光があふれ出すような感じで。

ここでスタートボタンとその隣のクイック起動を
マウスオーバーするとどうなるのかというフラッシュをご覧頂きましょう。
フラッシュのみ先取りして透明版ですが、少し不思議なことが一つ。
どうもアプリケーションのアイコンによって
マウスオーバーした時の色が違うようです。
後半検証するためにSystem Scannerを起動していますが、
System Scanner(yamaのページからダウンロード可能です。)の
場合はマウスオーバーすると領域の中は黄色になります。
WMPの場合は真ん中がオレンジなのかオレンジ色になります。
なお、マウスオーバーすると本来はそのアプリケーションのプレビューが
タスクボタンの上に表示されますが、
下のフラッシュではその部分はあえて省いています。

 

 
デスクトップを右クリックするとあいかわらず
Vistaと同じように「個人設定」という項目があります。
ここをクリックすると、上のような画面が表示されますが、
分かりやすく刷新されているようです。
上の場合はまだ実機ではないので透明のテーマを選んでも跳ねられて
ベーシックテーマのままですが、後半から透明の
画像を心行くまでお楽しみいただきます。

このテーマの部分、クリックするとほぼリアルタイムで変更されます。
(Vistaの時も同じでしたが)
また、壁紙にスライドショー機能が導入され、どうやら重いなどと
議論を呼んでいた動画壁紙の機能はなくなったようです。
なお、テーマの変更の様子が、下のフラッシュでありますのでご覧ください。
なお、これはフラッシュを見た人しかわかりませんが、
テーマのセットの中に、「○○向け」という妙なテーマがあります。
 


 
Windows Updateに勧められて最終的には再起動する羽目になりましたが、
やはりシャットダウンの文字も少し大きめです。
どうせなら文字だけ大きくせずに横の処理中のアイコンも
大きくすればいいのにと思いましたが、開発する時間がなかったとか?!

 
Starting Windowsの画面です。
この画面、確か三回ぐらい載っていた気がしますがまあいいか・・・
というわけで、このアニメーションが見たい場合は
上にフラッシュがありますのでそちらをご覧ください。

ここから実機による画像となります。ウィンドウが透明になり、
面白い機能が多くありますので、その機能の数々を思う存分お楽しみください。
また、上にも書きましたがフラッシュの操作パネルの
全画面表示っぽいアイコンをクリックすると全画面(フルスクリーン)表示になり、
今まさに自分が7を操作しているような気分になれますので是非ご利用ください。

4.Windows 7の新機能
4-1:エクスプローラアイコン
 
これがエクスプローラのアイコンです。
どう見てもエクスプローラとは思えません。
Vistaでこのアイコンとよく似た構成のものが「Windows メール」として
使われていただけに、メールアプリケーションの名残が残ってしまいます。
このアイコンを受け入れるのは、Vistaユーザーには少し抵抗があるかもしれません。

 
Windows Vistaで領域が狭まるなどと
いろいろ議論を生んだサイドバーは廃止されるようです。
代わりに、デスクトップガジェットとして、
デスクトップの至る所に配置できるようになりました。
また、デスクトップガジェットは他のアプリケーションと
独立していて、ある操作を行うとウィンドウの下に
置いているガジェットを一瞬で全て表示させることができます。
(=ウィンドウが全て枠だけになり、背景のガジェットが見える)
この操作について詳しくは、
下の方でフラッシュを交えて解説していますのでご覧ください。

4-2:リボン搭載のペイント
 
Office2007のリボンが採用されると噂されていたペイントですが、
本当にその通りのようです。
また、リボンインターフェイスに合わせてブラシの種類もいくつか増え、
少し面白い画像を作ることができそうです。
さらに、図形を簡単に描画できる機能もあり、初心者から
少しマニアックな人まで、誰でも同じように活用できそうな感じです。
他にリボンが採用されたアプリケーションとして、
ワードパットがありますが、どう見てもワードの方が
使用率が高いと思いますのでここでは省略させていただきます。

4-3:PowerShell V2
 
アクセサリの中をたどっていくとパワーシェルという変なアプリケーションがあります。
「コマンドプロンプト」があるのになぜ?と思ってしまいますが、
試しにdefragと打つとデフラグツールが起動しました。
コマンドプロンプトは背景は黒ですが、パワーシェルは濃い青、
また右下に日本語制御のような文字類が並んでいるのも注目です。
(もしかすればコマンドプロンプトの日本語入力対応版?)

 
試しにマインスイーパを起動してみました。
この画面はVistaと変わりありませんが、
少し中級と上級の部分の文字が太くなっているような感じがします。
マインスイーパのプレイの様子が下にフラッシュでありますので、ご覧ください。
 

4-4:勝率表示付きのゲームエクスプローラ
 
ゲームエクスプローラです。Vistaでもこの機能はありましたが、
少し強化されたのが勝率の保存機能などが付いたことでしょうか。
ゲームのビッグなアイコン下のタブをクリックすると
勝率などのゲームデータを見ることができます。
ゲームをプレイする前から勝率などのゲームデータを見ることが
できるこの機能(ほとんどの場合、ゲームを起動した後に見られるのが大抵だが)、
卓上ゲーム機にも欲しいですね。

4-5:新インターフェイス搭載の電卓
 
電卓です。インターフェイスがボタンではなく他のオブジェクトに変わったようで、
少しばかり見やすくなっています。
基本的な数字の所や=等よく使うであろう所は明るめに、
M+などあまり使わないだろうと思われる部分についてはフラットになっています。
パソコンの電卓でM+など・・・・使う人も限られてくると思いますが。

4-6:Action Center
 
次は、アクションセンターです。
起動時にいろいろとチェックして、足りなければ足りないものをずばっと言う、
みのもんたのような感じのアプリケーションですが、これはセットアップ明けの
初回起動時でウィルス対策ソフトを入れていない時で
あっても警告を発してきます。
一応設定で警告を無くすことも可能かもしれませんが、
どうもそれはWindowsから見れば望ましくないようで・・・

4-7:Windows Media Player 11

 
Media Player 11です。はっきり言いますが、変わりすぎです。
確か、Me時代のバージョン8か9からプレイビューなどの
タスクを横に並べるデザインになりましたが、
11では一切そのようなものはありません。
一つあるというならば、右上にタブが3つあるだけです。
領域をフルに活用してすっきりさせ、
ライバルと決別しようとする(?)開発側の姿勢が見て取れます。

 
ちなみに、10と同じように、Altキーをクリックするとメニューが出てきます。
このデザインが理解できないという方は、メニューを使って
この11を振り回してあげるのも良いかもしれません。

 
試しにサンプルピクチャのファイルを開いてみました。
パネルの部分が完全に透明になり、8か9から受け継がれてきた
横に並べるものもなくなり、おまけにメニューもないので
あたかも壊れたプログラムのような感じです。
これも領域をフルに活用するという観点から見れば、
間違ってはいないように思います。

 
他の画像を開いてみました。これもいいですねぇ。
画像自体が良いからなのかどうかは知りませんが、
まさに自分がカメラを持っているかのような雰囲気に誘ってくれます。

 
次に、動画を再生してみましょう。
パネルの部分は中央を除き完全に透明になっています。
ちなみに、10では動画の下にパネルがあったのに対し、
11では透明になったパネルを動画の中に組み込むことによって、
ここも領域の節約を実現しています。

4-8:Windows Live(メッセンジャーなどの統合Web環境)

 
Windows 7ではムービーメーカーなどのアプリケーションが標準搭載されなくなり、
入れるのであればWindows Liveからインターネットを通じて
入手するという方法に変わると噂されていますので、おまけではありますが
Windows Liveのセットアップもレビューしたいと思います。
まず、Liveのセットアップを実行すると、「インストーラの準備をしています...」と
表示されますのでしばらく待ちます。

 
その後、インストールしたいアプリケーションを選択します。
ツールバーやファミリーセーフティなどは普通は入れる必要はないでしょう。
不要なもののチェックを外し、インストールをクリックします。

 
セットアップの起動時にIE等が起動していると怒り出します。
これらのプログラムを自分で閉じるか、インストーラに閉じさせるか、
あるいは閉じたくないから再起動した時に適用するか、
という3つの切り札があります。
このような画面が出た場合は、瞬時にどれかを選んで続行をクリックしてください。

 
プログラムのインストールが始まります。
以外に時間がかかるような感じがしますが長くても15分程度です。
7でファイル転送能力などが上がったという利点を感じられる場面の一つです。

 
Microsoftの追加ランタイムなども容赦なくぶち込まれます。
とりあえず耐えましょう。

最後、インストールが終了すると「後もう少しで終了です」という画面と共に、
IEのホームページをLiveにするかなどのオプションを選べます。
それを選び終えると、セットアップが終了し、
(あのとき素直にプログラムを終了しても)再起動が要求されますので、
再起動したい人は再起動します。
(一応、再起動しなくてもプログラムは使用可能ですが、
おかしな事が起きるかもしれませんので一度再起動した方がよいでしょう。)

 
ちなみに、メッセンジャーを起動して右クリックするとこのようなメニューが開き、
状態を簡単に設定することができます。
また、このタスクはスタートメニューの
右領域でも表示されますので、意外と便利だったりします。

4-9:ウィンドウの自動リサイズ
 
次に、ゴミ箱が最大化されています。
どのようにして最大化されたのでしょうか。以下のフラッシュをご覧ください。
 

そうです、最大化したいウィンドウを持って上の端までマウスポインタをドラッグし
端っこにマウスポインタを衝突させると透明の枠が出てきてウィンドウが最大化します。
また、同じようにして左の端あるいは右の端にドラッグしながら
衝突させると半分のサイズのウィンドウになります。

 

なお、上のフラッシュのようにマウスポインタを連続的に
衝突させると見やすくなりますが、微妙に衝突した時に白い光のようなものが
出ているのが分かります。これがまさにその操作を受けつけたという証でしょう。

さらに、中途半端なウィンドウをタスクバーに向けてドラッグして伸ばしていくと
上の方も伸びて最終的に高さ100%のウィンドウになります。
言葉だけでは難しいので以下のフラッシュをご覧ください。
 

これらの機能は複数のアプリケーションの
様子を比べたい時などに便利かもしれません。
なお、元に戻す時はおかしくなったウィンドウを
つまんで真ん中の方に向けてマウスを移動させるだけです。

4-10:壁紙のスライドショー
 
Vistaにも壁紙を設定する画面はありましたが、
上の画面のようにチェック項目はなかったように思います。
上の方で少しネタバラシをしてしまいましたが、
「スライドショー機能」がついています。
フェードインしながらなめらかに変わっていく様を2つのフラッシュでご覧ください。
(1つ目のフラッシュは少しコマ飛びがありますので、
気に入らなければ画質が悪いのですが2つ目のフラッシュをご覧ください。)
 

 

4-11:付箋のアプリケーション化
(ガジェットギャラリーから切り離された)

 
 
なんと、上の方にあるガジェットを見ると分かるように、Vistaでは一列6個*2行=12個
陳列可能だったガジェットが7では5個*2行=10個に減っています。
そして、どうやらMedia Centerが追加され、付箋と連絡先が削減されたようです。
ですが、付箋はスタートメニュー内に転がっていますので、それを起動すると
上のような感じには・・・なりません。
初めは一つ起動し、左上に出てくる+をクリックすると
どんどん増やしていくことができます。
これで、好きな場所に配置してください。なお、付箋の数と位置、内容は
保存されていて、もう一度起動した時にも以前と同じ状態で復元されます。
つまり、上の画面のように追加しすぎると起動に
時間がかかる羽目になりますので「絶対にマネしないでください。」

4-12:ハードウェアの一括管理
 
次に、マイクロソフトのサイトで
新機能として説明されていた「ハードウェアの一括管理」
モニターやプリンタはもちろん、ハードウェアと呼べるかどうか
分からないフラッシュディスクまでリストアップされています。
ここから、デバイスマネージャーではありませんがデバイスを追加したり、
プリンターを追加したりできるようです。

 
なお、新しいハードウェアのインストールとなると
7ではこのような画面で表示されるようです。
製品版では多少前後するかもしれませんが、
よく見るとMSが自分のサービスを批判しています。
「Windows Updateから取得すると、時間がかかる・・・」
確かにそうですが、最新のドライバを取得するには欠かせない処理ですから、
どうもスキップするというのは選択しがたいのではないでしょうか。
この部分の表記が次期バージョンでどうなるのか、期待したいところです。

4-13:UACの反応レベル設定
 
Vistaでは、初めてUACが導入されましたが、そのときの一声「やかましい!!」
「うっとおしい!!」「まとわりつくんじゃねぇ!!(言い過ぎですが)」
という意見を反映して、UACの反応レベルを選べるようになったようです。
一番上に持って行くと、常に通知=もっともやかましくなります。
一番下に持って行くと通知しない=おとなしいということになります。
常に通知以外の所を選択すると、縦のアイコンがあるにもかかわらずUACが
出ずにそのまま先に進めたりしますが、それはこの設定によるものなので、
あえてUACにうざったい対応をして欲しい人は「常に通知」を選べばよいでしょう。
(そのような人がいるかどうかも微妙ですが。)

4-14:刷新されたタスクバー
 
7のタスクバーはこのような感じです。
Windows Vistaにもありましたが、ウィンドウプレビューの部分が面白いぐらい
進化していますのでその部分をフラッシュでご覧ください。
(1つ目のフラッシュはコマ落ちがありますので、気に入らなければ
画質が悪いのですが2つ目のフラッシュをどうぞ。)
1個目のフラッシュを見ると分かりますが、WMPなど一部のアプリケーションは
実際に起動しなくてもウィンドウプレビュー上で再生や停止などを制御できるようです。
 

 

4-15:手書きパッドの性能向上
 
(Media Playerが周りを囲っていますが、あしからず。)
Vistaにも手書きのパッドはありますが、
変換に時間がかかり、いろいろと不便なものでした。
7ではそれらを徹底的に見直し、Vistaに比べて2分の1ほどで手書きを
普通の文字に変換できるようになっています。
タッチなどを通じた手書き入力の普及も視野に入れて開発している
のかもしれませんが・・・その様子が下にフラッシュでありますのでご覧ください。
 

 
System Scannerを実行してみました。
というのも、点ももちろんありますが、
非アクティブウィンドウの動作を検証するためでもあります。
Vistaに比べ、非アクティブウィンドウの影が少し薄くなっているので、
デスクトップや後ろのウィンドウに張り付いたという感じが見て取れます。

 
ちなみに点数は60.58点でした。
ディスク割り当て容量が少なかった(約10GB)ので仕方ないか・・・
他の部門の点数などは
System Scanner 専用掲示板にアップしておりますのでご覧ください。
なお、OSの欄は「Windows Vista以降」と表記されます。
この部分は7の次期バージョンリリースの頃にでも直しておこうと思います。

 
なお、ベータ版のウィンドウの右に付いている「不具合レポートの送信」を
クリックするとウィザードが出てきて、文句や感想を自由に記入できます。
その後、上のようにマイクロソフトにレポートが送信されますので7を
インストールされた方は是非マイクロソフトにいろいろ送信してあげてください。

4-16:スタートメニューのエフェクト
 
デスクトップ晒しです。たいしたものはありませんが。
でここで何も書かないのもあれなので、スタートメニューを開きすべての
プログラムをクリックした時、また語句を検索した時の
スタートメニューのエフェクトのフラッシュをご覧ください。

 

4-17:進行中の事象の連携
 
ファイルを転送しています。見れば分かりますが。
それ以外に、実はもう一つ連動しているところがあります。わかりますか?

 
もう一枚。ファイルの転送もそろそろ終盤にさしかかっているところですが・・・

 
それでは、変化がわかりやすいのでこの画像で解説します。
そうです、実はファイルのコピーやダウンロードなど進行中の事象をエクスプローラが
扱う際には、その部分のタスクボタンの背景がプログレスバーになり、
リアルタイムで進行状況を把握することができるのです。
例えば、ファイルのコピーをしながら何か他の用事をしていた時に、ファイルの
コピーに気を取られずに(リアルタイムで進行状況を見ることができるため)
他の用事をすることができるようになります。

4-18:エクスペリエンスインデックスの上限上昇
 
Windows 7にも相変わらずエクスペリエンスインデックスなるようなものがあります。
どこかで予告していたとおり、スコアの上限が上げられました。
上限は7.9であると書いてあります。
ちなみに、Windows Vistaのエクスペリエンスインデックスの上限は
5.9でしたので、2上昇したことになります。
つまり、既存のコンピュータの点数を下げずに、
上限だけ上げていくことで拡張に対応したと言うことになります。
7の次期バージョンにもこのような評価機能が導入されるならば、
今度もさらに2上がって上限が9.9になるかもしれません。

 
コントロールパネルを起動したところです。Vistaにもこのように
整理されてものはありましたが、一つ大きな変化があるのが、
左のパネルが折りたたまれて(?)小さくなっているところです。
コントロールパネル周辺をうろついている
フラッシュが下にありますので、ご覧ください。
 

4-19:Internet Explorer 8
 
IE8のレビューの時にも書きましたが、
初めて起動するとこのようにウィザードが起動します。
今回は面倒くさいので「後で通知する」をクリックしましたが、もし「次へ」の先などが
知りたいのであれば、こちらに記事がありますのでそちらの方をご覧ください。

4-20:サイドバーの廃止
 
Vistaの「Windows サイドバー」と同じアイコンなのに、なぜか名前が違います。
これはおそらくサイドバーが領域をフル活用するという点において
適当でなかったために、Windowsの外へ追いやられ、
代わりにデスクトップにガジェットを置くという概念が生まれたのでしょう。

4-21:透明機能の応用
 
ウィンドウプレビューですが、一つを選択すると、
他の重なっているウィンドウは全て透明になります。
ウィンドウプレビューで大量のウィンドウを切り替えつつ、楽しんでいる
フラッシュが以下にありますのでご覧ください。
 

また、全てのウィンドウを透明にして、ガジェットのみを表示する
「Show Desktop」という機能があります。
この機能は、マウスを右下の変な部分に
持って行くだけで全てのウィンドウが透明になります。(=デスクトップを見せる)
さらに、その変な部分の所をクリックすると全てのウィンドウが最小化し、
もう一度クリックすると元に戻ります。
一瞬で全てのウィンドウを隠したい場面は良くも
悪くも多くありますが、そのような場合に活躍してくれる機能です。
マウスを右下に持って行き、
Show Desktopをしているフラッシュが下にありますのでご覧ください。

 

4-22:内部の統廃合などによりOS高速化
 
最後に言うならば、「taskeng.exe」(タスクスケジューラエンジン)が
スタートアップから除外されたことでしょう。
他にも多くの部分で統廃合がなされ、
それが結果的にOS全体の高速化に貢献しているようです。

4-23:ウィンドウ右端のボタンが巨大化

上の画像は同じ縮尺(上が7、下がVista)ですが、
どう考えてもWindows 7の方が巨大化しています。
参考のために同じ位置で赤い線を引っ張ってみましたが、やはり7の方が巨大です。
つまり、ミスクリックをしないよう、少しボタンが大きめになったのかもしれません。

最後に、おまけのおまけと言うことでWindows Media Centerを
操作しているフラッシュをご覧ください。
(これフルスクリーンにすると面白いかもしれませんよ。)
 
 
 

というわけでここでレビュー終了です。初めての
「フラッシュレビュー」になりましたが、いかがでしたでしょうか。
ここでレビューの総評を書かせていただくとするならば、
いくつか感じられることは、
・領域のフル活用(WMP、サイドバーの廃止など)
・直感的な操作(ShowDesktop、自動最大化など)


結局は、Vistaでは2000やXPをベースに単にその部分だけを
透明にしてしまったために批難を買ってしまったわけです。
Vistaは「美しい」「展望」を求めすぎて、実質的な
生産性の向上に結びついていなかったのでしょう。
今でも、Windows フリップ3Dをフルに活用している人はいますか?
・・・・なわけです。
実質、ウィンドウが透明であっても透けるぐらいで、
特に利点と言える利点がなかったのです。
利点と言える利点がないのに、高度なハードウェアを要求する。
こう考えると、「なぜ入れる必要があるのか」「XPで十分だ」
いう人が現れるのも当然です。
そして、それらの批難から学んだことを元に、MSは
透明機能の使い方を考えたのでしょう。
そして、マックにGUIが似ないように
しながら、透明機能をタスクバーに積極的に導入しました。
また、ウィンドウにも積極的に導入しています。
その一つの例がShow Desktopといえるでしょう。
実を言うと、Vistaが、マイクロソフトのOSの中で初めて
透明機能を導入したOSなのです。
つまり、それだけ非難を浴びることになりました。
よくあることですが、「初めて新しい物が来ると、初めは拒否しようとする」
「新しいテクノロジーを受け入れない」
このような行動を人はすると言われています。
つまり、Vistaで拒否はされたものの、それは機能の組み合わせ方が
悪かっただけで、それをうまく応用すればすばらしいOSになっていた、
というのが庶民の意見なのです。
すばらしいOSであればいくら要求する性能が高くても、
大金をはたいて高価なハードウェアを購入するかもしれません。
それだけの価値があるのですから。
いわば、Vistaは透明機能を開発して組み込んだだけの
「透明機能の基本」であり、7はそれを応用したものと言えます。
製品改善のあらゆる情報から、最もよく使う動作などをピックアップすると、
最終的にそれは使いやすい製品になります。
使いやすい製品というのは、生産性が向上する、・・・というのであって、
Vistaのようにサイドバーを入れてフリップ3Dを入れたからと言って
(それは確かに新しい技術であり、人々に感動を与えたかもしれませんが)、
生産性が向上したという項目に結びつけることは難しいでしょう。
パソコンが0と1の機械である以上、
人間のように奥深い条件分岐や冗談などはできなかったりします。
しかし、ある一定のところでうまく機械を使うことが
できれば、人間とうまく調和できるはずです。
ハードウェアを動作させるのがOS。
ということはOSがどこまで変えられるかによって、ハードウェアの
働きも変わり、結果的に人間に与える働きも変わる。
OSの機能が変わると言うことは、とても大きな事だったりするのです。
起動のアニメーションも、気に入らないという人は
いるかもしれませんが、それはそれで良いのです。
重要なことは、以下にそれらを早く受け入れられるか。
気に入らないと嫌いは微妙に違いますが、早く受け入れて
早く使いこなした方が世の中では勝ち組と呼ばれることもあるのです。
要するに、新しいテクノロジーや機能に拒否反応を示すと言うことは、
他の好奇心を持って挑戦している人々に比べ遅れをとっていると言うことなのです。

Windows 7のレビューは次期バージョンが出たとしてもこれが
最後になるかもしれませんが、
一応この記事で主要な機能をレビューしたつもりです。
後はこれらの機能をどれだけ受け入れて、将来使いこなすことができるか。
これは貴方次第なのではないでしょうか。
現在、Vistaが普及しつつありますが、近い将来は必ず7が普及するでしょう。
便利で安いものを求めている現在の日本経済に7という新しいOSが
入ってきたならば以前のVistaのような人々の拒否反応は
少なくなっていることでしょう。なぜなら、2回目だから。
基本と応用は違うのですから、
よりよくなったソフトウェアには少なくとも使いこなす価値があるはずです。

最後となりますが、もし可能であれば7をインストールして、
数々の機能を楽しみ、最終的にはマイクロソフトに
感想などを報告すればよいのではないかと思います。
私は決して社員ではないので詳しいことは分かりませんが、
報告したものは必ずどこかで役に立つはずです。

今後のWindows 7に期待を込めて--
postこの記事にコメントする(コメント欄のみ必須)
お名前
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Win7、いいかんじですね
私もこの前、ベータ版を使ってみましたよ。
レビュー載せようかとも思ったんですけど、
面倒なんで、かなり控えめに・・・(笑)
結構いいですよね。
WindowsVistaも素晴らしいですが、
Windows7はさらに素晴らしいですね。
あのタスクバーも気に入りました。

Windows7のすばらしさは、
やはり、WindowsVista、XP、2kといったベースがあるからだと思います。

正式版が出たら、真っ先にメインPCに導入したいものです。
Masanori 2009/01/19(Mon)19:58:27 編集
Re:Win7、いいかんじですね
そうですね。とりあえずVistaユーザーにとって7は買いなのかと
言われると何とも言えませんが、少なからず
買った分の価値はあると思います。
【2009/02/01 00:35】
無題
お疲れ様でした。まだメモリ128MBのPCが現役すぎるので、Vistaやら7は当面さわることはないだろうと思います、はい。
niwase URL 2009/01/19(Mon)22:19:52 編集
Re:無題
それでも「最新」はどんどん進んでいきますが、
あえて逆行するというのもありかもしれません。
【2009/02/01 00:36】
Vistaと比べたら・・・
私もVirtualBox(仮想OSソフト)にWindows7を入れて使ってみました。

よくなったと思う所は、
・エクスプローラの使い心地は少しあがった。
・Vistaはシャットダウンのところがなんだかよくわかんなかったけど、7だったら1発でシャットダウンできるようになった。
・起動速度はちょっと速くなった。
という所です。

タスクバーは少し気に入ったけど
クイック起動と起動したアプリが出る所ごちゃごちゃになってしまい、わけがわかんなかったです。


Windows7のリリースが楽しみです。
当分は入れないと思いますが・・・
MeXP 2009/02/19(Thu)21:04:43 編集
Re:Vistaと比べたら・・・
確かに、クイック起動バーと起動したアプリが重なって表示されるから、
クリックしたらウィンドウが表示されるのか、新しく起動するのか
区別しにくい部分はあるかも。

Win7の購入資金がどうとかではなくて、まぁ現状に満足していれば
特別に購入する必要はないとは思いますが・・・
(無料で楽しめるのがベータ・候補版のメリット。)
【2009/03/11 16:22】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
[514]  [506]  [505]  [504]  [492]  [490]  [489]  [488]  [485]  [484]  [482
ぷろふ
名前:
yama
一言:
関東在住。PC歴10年超。自作も得意。最新技術はぬかりなく追いかけます。ブログ王 人気ブログ
問合せはこちら
こめんと
[08/28 名前未設定]
[08/22 通りすがり]
[07/24 名前未設定]
振り返る日常 Produced by yama
日めくりカレンダーBLUE Designed by がりんぺいろ
忍者ブログ [PR]
PR