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7月24日12時をもって、東日本大震災で被災した東北3県を除く44都道府県で地上アナログ放送が終了した。

厳密には「地上アナログ放送の番組」が終了したということで、送波は本日まで行われ、画面にはコールセンターへの問い合わせ先が表示されるようである。
25日からは、送波が停止して砂嵐になるため、今後もテレビを視聴するには、アンテナや受信機などの用意が必要となる。

民放のフジテレビでは、ちょうど「27時間テレビ」でこの歴史的瞬間を迎えたようであるが、この27時間テレビに関しても今年は今までとは異なり大々的なアピールや番宣はとくに感じられなかったように思う。大震災の影響?あるいは技術社員が足りなかった?予算不足で力を入れなくなった?
などいろいろ考えは浮かぶが、とにかく27時間も番組を続ける以上は、視聴者も盛り上がるような企画を用意する必要があると思う。マラソンといったって、ただ自分たちだけが楽しんで、ただ自分たちだけで盛り上げるようでは、何の意味もなさない。
今は何でもかんでもオンラインでつながって、その場から生中継ができるようなとんでもない社会になってしまった。それ故に、テレビ局の唯一の強みである「生中継」も、Ustreamなどのサービスに代替されつつあるのではないだろうか。
テレビに昔のような活気を取り戻すためには、視聴者目線で視聴者の欲している番組や企画を用意する必要があるだろう。テレビ局ならではの大々的なセットを生かした番組や、だれかの努力をひたすら追いかける番組などなど。めちゃイケやはねとびなどで罰ゲームとして人を熱湯に落下させる企画を放送しようものなら、すぐにどこかの団体が放送倫理違反だと言い張る。このような放送倫理団体の存在が、テレビの発展を妨げているように思う。
テレビを面白い番組にさせるなら、だれかの犠牲は必ず必要である。その犠牲を禁じる団体があって、しかもその団体の言うことを聞かないと番組収入に当たるスポンサーが減るというのだから、番組も渋々その団体の言うことを聞いているというのが現状であろうか。

地上アナログ放送の最盛期、これが一番テレビが盛り上がっていた頃だろう。
デジタルという概念が世の中に一般的に浸透しておらず、国民がアナログで満足していた時代。
スマートフォンはおろか、携帯電話の液晶が白黒、これでも十分満足していた時代。
今のように自由になった社会では、人々の生活や価値観も多様化したために、「これがうける」「これで視聴率がとれる」という答えが存在しなくなっている。それ故にテレビ業界も迷走し、結果的に視聴者からは「見たい番組がないからテレビは見ない」であるとか、「ニュースぐらいしか見ない」ということになるのである。
要するに、昔のようにコミュニケーションが今ほど自由にとれなかった時代では、新聞などのマスメディアが生活や価値観をある程度平準化させる役割を持っていたとも言える。故に、テレビ番組などでも「視聴率が取れる」番組を作りやすかったというのもあるのかもしれない。

地上デジタルに完全移行(東北3県の延期で今現在は完全とは言えないが)した世の中で言えることは、これから情報は新しい局面を迎える、ということである。
アナログ最盛期の時代があって、アナログとデジタルとが共存する時代があって、そしてこれからはデジタル最盛期の時代。
情報機器の世界でも情報を高速にやり取りできるシステムの構築が進んでいる。携帯電話一つとっても、スマートフォンという用語が一般化してデュアルコアだLTEなどという言葉が出つつある。大容量高速通信が可能になると、社会ががらりと変わるのはいうまでもない。
デジタル最盛期の時代を迎えて、人々はどう生きていくべきなのか。どのように情報機器を操って、デジタル情報と共存すべきなのか。
新しい局面を迎えた今、これらについて考え直す時期に来ているのではないだろうか。



追記:コメントから「中央揃えは見にくい」との指摘を受け、また私自身も長い文章では読みにくいことを実感しましたので、本文の文字を7/24から左揃えに変更しました。(表などは中央揃えの場合もあります)アナログ時代はこれでも良かったのかもしれませんが、デジタル時代はデータ量も増えて読みやすさが求められますから。
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