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九十九電機が110億円の負債を抱えて民事再生法の適用を申請した。
TSUKUMO eX.などの系列店はその後も通常営業を続けているが、
製品の仕入れはすでにストップしている。

仕入れの再開や今後の動向などは不透明なままだ。
これまでにも、PC-Successや高速電脳といった有名PCパーツショップが閉店しているが、
その際にはジョーク交じりの楽観的なコメントをする人もいた。

今まで時代の先端を貫いてきたパーツショップが
閉店していると言うことは、多少は金融危機などの影響もあるかもしれないが、
一番は「自作者の低迷」と言うことであろうか。
今まではメーカーが発売するパソコンの半分ぐらいはコスト削減で
安く販売するために部品も低性能の物を使っていた。
よって、メーカーが発売するパソコンよりも自作したパソコンの
方が同じ値段でありながらも高性能になると言うのが常識だった。
しかし、今では総合電気店や家電量販店、ましてやパーツショップまでは
いかなくてもパソコンの周辺機器などを販売している店までもが、
安くて高性能なパソコンを次々出してきている。
なぜ、こういうことができるのか。
それは、メモリなどの記憶媒体の価格が限界まで低下し、コストパフォーマンスの
よい製品が以前に比べて格段に増えたために、わざわざ自作店や
パーツショップに通う人が少なくなったのではないだろうかと考える。
確かに今でもパソコンを自作して頑張っている人はいる。だが、それらの人を
見捨てるかのようにパーツの値段は下がり続け、よってメーカー製パソコンの値段も下がる。
ハンドルソフトウェア代や人件費などがあっても、元々の開発コストの削減によって、
それらの値段も下がりつつあるように感じる。
要するに、自作パソコンとメーカー製パソコンの価格・性能の差が、
無くなってきていると言っても過言ではないはずだ。

そして、電車男などと以前もてはやされた
「秋葉原」も今年の秋葉原連続殺傷事件を境に人気が低迷。
東京という大都市の一角ではあるものの、
遠いところからわざわざ見に行こうという人は減ったはずだ。
なぜなら、見に行って、無事に帰ることが出来る保証がないから。
近くに行けば「自分の守備範囲」という無名の保証が付くが、遠く離れすぎた地に行くと
「守備範囲外」というかのごとく、一気にそれは無謀な旅と化してしまう。
それでも、旅を続けようというのであれば、たいした物だ。
秋葉原に人が来なくなったから、電気街ではなくなってしまったのか。
一概にこういう決断を下すことは出来ない。電気街として最も有名なのが秋葉原と
言うことであって、他にも電気街と言えるような場所はあるかもしれない。
だが、そろそろ「元祖電気街」となってしまってもいいのではないだろうか。
店が一カ所に一極集中しても、人が分身出来るわけではないので、結局ひとつの物を
買うのにもいろいろな店を回って、調べ回る必要がある。それが昔ながらで楽しい、
訓練であると主張する人も中にはいるだろうが、
そのような店は出来るだけ少ない方が精神的にも楽である。
自分の知っている店リストの中に、10個ほど店があったならば、それはそれで
時間も労力も、そして最後にはお金もかかる。良い物が見つかれば確かに良いが、
なにも見つからずにと言うのであれば明らかにあらゆる物が無駄になることになる。

閉店した店の多くは、決して秋葉原の閑散を予想して閉店したのではないはずだ。
「残っている店に頑張って欲しい」という遺言を残したのではないだろうか。
だからこそ、今すぐ努力する必要があるというのではないが、その店が残した功績以上に、
他の店も努力していく必要があるのではないかと感じる。
秋葉原が今まで残してきた多くの伝統を、他の店が、他の人が継ぐことが
出来なければ、このイメージも存続させることが出来ない。

地域の問題は、やはり地域の人々
同士で解決していく必要があるのではないかと思う。
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yama
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